今回の中越沖地震は原子力発電所の目の前の海が震源地でした。発電所の周りにも活断層が点在し、以前から指摘されていたにもかかわらず、東電は過小に判断していました。
揺れは想定の2倍以上、25年も前の旧指針で造られた施設はトラブルが続出、その後の対応の悪さはすぐさま世界中に報じられ、日本の原発の安全神話は脆くも崩れ去りました。
今回の風評被害ははたして地震によるものでしょうか?そして震源地から遠く離れた津南や佐渡にもその害は及んでいます。
観光客が新潟県全体を避けたのは地震ではなく原子力発電所の事故のほうが大きかったと思います。これを風評被害と諦めて良いのでしょうか?東京電力は毎年のようにトラブルや事故隠しを続け、このまま再開しても、いつ同じような事故が無いと誰も言えません。事故があればご覧のような有様・・・放射能が検出されなくても新潟県中が迷惑するのです。
泉田知事は東電の小手先だけの耐震補強で世界最大の原子力発電所の再開を許可するのでしょうか?そうさせないためにも津南町は他の風評被害で困っている市町村とともに、危険な原子力発電所の再開を反対し、農業と観光を守るため、その先頭に立って発言して欲しいと思います。