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2018年08月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
常勤医師を養成、「思いは伝わった」、津南町・桑原悠町長、東京慈恵会医大訪問  8月11日号
 初当選後、「町立津南病院に医師派遣している東京慈恵会医大に先ず出向く」と就任早々の施政方針を今月2日、言葉通り実現した。8日の初の定例会見で桑原町長は「理事長、大学の学長、院長のトップ3人が同席で懇談し、町立津南病院の現状を率直に話した。自治体の長が出向いた事を重く受けとめてくれた」と話し、医師派遣する専門医局の教授4人とも懇談し、今月21日にも同医大を訪れ、専門医局教授と懇談する予定だ。町長選で掲げた『公設民営』には直接言及しなかったというが、「いくつかの選択肢がある」と町立病院の現状と今後について意見を交したという。町立津南病院では今月1日、日本糖尿病学会に関連医療機関への認定申請を文書提出した。同学会認定審査員のひとりが東京慈恵会医大の宇都宮一典教授が務めている。関連病院に認定されると、医師派遣が容易になるとされる。

 会見では、具体的な部分には言及しなかったが、東京慈恵医大は「町立津南病院の現状については理解しており、『なんとかしたい』という医大側の思いは伝わってきたし、津南町の思いは伝わったと思う」。さらに「津南病院の現状は常勤内科医4人で、あと1人常勤内科医が増やせれば2次医療緊急医療機関となり、経営改善への取り組みにもなり、在宅医療の道も開ける」と話し、東京慈恵会医大のほかの医大なども視野に常勤医師配置に積極的に取り組む意向だ。
 一方で今後の町立病院の方向性にも触れ、「1次医療機関として総合診療科へと集約していくことが求まられるが、当面は内科・整形外科・小児科の常勤体制を求めていく」と方針を示す。
 今回の東京慈恵会医大の訪問では、医師の世界の今後にも言及した。「大学でのキャリア教育で医学生の2割が専門医に、残る8割は地域医療に携わることになると見られ、その専門医が総合診療医。だが総合診療医の確立したモデルの医師がいない現状で、その方向に進む学生が少ないのが現状という。一方で今後5年、10年を見ると都市部では一般医師が過剰になるという。津南のような現場ではもうすでに総合診療科的な役割をしてくれる医師が必要で、時代の流れを見る時、はがゆさを感じる。大学とどう関わるかを含め、さらに連携し協力していく。先のやるべき事は見えたという感じだ」と話し、同医大訪問で課題が見え、町立病院改革への取り組み姿勢を鮮明にしている。
 今回の町長の同医大訪問は、町によると前上村町政ではなく、10数年ぶりの訪問という。医大側は学校法人の栗原敏理事長、医大の松藤千弥学長、医大病院本院の丸毛啓史院長の同医大トップ3人が同席する異例の対応をした。さらに医師派遣する専門医局の内科(糖尿病代謝内分泌内科、循環器内科、総合診療内科)の教授とも懇談。さらに今月21日には医師派遣する内科(呼吸器内科、消化器内科)の教授と懇談する予定だ。

写真・津南町提供

私の大地の芸術祭 「ドクターズ・ハウス」  8月11日号
 「えっ」、「えっ」…。こんなことがあるのか。作品受付女性のネームプレートを見てびっくり。私の名刺を見て女性もびっくり。名前が同じ。大地の芸術祭ボランティアで台湾から参加の曹雅倫さん(31)。昨年東京の日本語学校に通い、先生が日本語読み名を「まさみ」としたため、以降そのまま使っている。
 松代・蒲生の旧室岡医院。雪深松代の地で長年、住民の命を守った拠点。前回2015年展に次ぎ韓国の「イ・ ブル」氏が作品展開(作品ナンバーD330)。住民が診療室に向う廊下や診療室など壁すべてに特殊な反射材で覆い、来訪者は複雑に反射し写される自らの姿に、時空を超えたかつての診療所を想うだろう。
 受付担当の「まさみ」さん。家具をデザイン・製作するアーティスト。2年前の台湾デザインコンテストで木と皮で作った椅子が優勝賞に。「古い建物、古いものを日本の人たちは大切にします。この家も長い年月を経ています。日本の家具職人と話しをして勉強したい」。日本の和の文化に関心がある。
偶然なのか、必然なのか。作品受付は毎日交代する。大地の芸術祭ならではの不思議な出会い。

妻有今昔物語 「妻有の盆踊り」  8月11日号
 先月下旬の「新潟日報」地域版に「ヨイヤラサ盆踊り楽しい」という見出しで、十日町市立千手小学校の児童が、8月のお盆に向けて、住民グループから「ヨイヤラサ」の指導を受けたという記事が載っていた。この唄と踊りは「ヨイヤサ」「「ヨイヨイサ」などとも呼ばれており、中条・下条・千手・吉田方面で古くから親しまれてきた盆踊りである。
 妻有地方には、古来から数多くの盆踊りが継承されてきた。「三階節」「甚句」をはじめ、「ホーカイ(法界)節」「大の坂」「新保広大寺」「松坂」「からす踊り」「おけさ」などが、それぞれの土地土地で歌い踊られてきたが、近年、こうした伝承の盆踊りが音頭取りと歌い手の世代交代で、踊りの種類は少なくなり、忘れられた唄も少なくない。ただ、新民謡「十日町小唄」の登場で、どこの盆踊り会場も活気が出てきたように思える。
 ところで特色のある妻有の盆踊りとして、「新保広大寺」と「からす踊り」をあげてみたい。
 「新保広大寺」は、旧下条村の禅寺・広大寺を舞台に繰り広げられた事件を歌ったものといわれる。その歌がゴセや旅芸人によって県内のみならず、全国各地へと伝播されたことにより、それが八木節(群馬県)、津軽じょんがら節(青森県)などの民謡が派生する元唄となっているというのだから面白い。
 「からす踊り」の起こりは長野県北部。それが津南町から十日町市の水沢、川治あたりまで伝播、分布している。素朴で活発で情緒のあるこの踊りに、なぜカラスの名が付いたのだろうか。諸説あるが、一説によればカラスを神の使いとする修験道の行者が、布教の際にもたらした踊りなので、この名が付いたのではと言うのである。

文・駒形覐  写真・木村喜郎氏  昭和40年頃

新園舎、現ひまわり保育園を増築、子育て新センターも   8月11日号
 津南町教育委員会は9日、新しい保育園建設の概要を発表した。町内大割野、町立津南病院近くの「ひまわり保育園」周辺の用地を取得し、増築の形で「将来の町立1保育園体制を見込む」用地と施設整備を行う。新たに1886平方bの保育園舎を増築し、屋外広場も設け、総事業費約10億2660万円で4年後の開園をめざす。
 町教委によると現ひまわり保育園の東側、現ひまらり広場周辺用地を確保し、ここに2階建て新園舎を建設。その南西側、町有地(分譲宅地予定地)に屋外広場を整備する。全体開園時には、現園舎は4歳児、5歳児の保育室として新園舎はゼロ歳児から3歳児の保育室にする計画。さらに現園舎には「子育て支援センター」を開設し、子育ての拠点施設にする方針だ。
 施設整備ではゼロ歳児と1歳児の保育室は床暖房、冷房施設、2歳児室も冷房施設を予定。さらに送迎用の通園バス4台体制(将来計画)をめざす。定員はゼロ歳児22人、1歳児と2歳児が各42人、3歳児54人、4歳児と5歳児が各55人の総数定員270人としている。桑原正教育長は「平成26年3月の答申から4年経過。望ましい新体制で取り組み、子育て支援センターを含めることで一体的な保育行政と子育て支援ができる」と新園舎増築は話す。
 建設計画は2019年、2020年で建物建設し、2021年に全体開園の予定。同新園舎増築計画は、今月中に統合対象の中津・北部・こばとの3保育園関係者、地元大割野地区への説明会を開く。さらに来月には「上郷」「わかば」の両保育園関係者の説明会を開催。一方、中津・北部・こばとの3保育園谷で「子育て懇談会」を予定し、町教委の保育行政への理解を求め、住民意見を聞く場を開く計画だ。

方針を示す桑原悠町長

「もはや。地球の芸術祭」、大地の芸術祭開幕  8月4日号
44の国と地域が参加の第7回越後妻有アートトリエンナーレ2018大地の米術蔡は29日開幕。9月17日まで51日間、十日町市・津南町の市街地や里山を舞台に開かれている。初回から参加の世界的作家、クリスチャン・ボルタンスキー氏(フランス)、蔡國強氏(中国)など総合ディレクター・北川フラム氏により世界のトップアーティストが揃い、その厚みを増している。一方でアートが過疎化、高齢化する地域社会を再生するモデルとして同芸術祭が世界に広まり、2009年にオーストラリアが松之山浦田に、2016年に中国が松代室野に「ハウス」を開設し、今回新に香港政府主導で津南町上郷に「香港ハイス」が誕生。北川フラム氏は「日本の里山でアートを取り入れた新たな地域再生で人を集めている、それが世界に広まっている。なにか、とんでもないことが越後妻有で起こっていると世界が見ている。その証が外国のハイス開設」と見ている。今後もレジデンス・ハウスを越後妻有の里山に開設する動きは、さらに出るだろう」と話す。2000年第1回展で「ドラゴン現代美術館」を津南町上野に作品展開した世界的アーティスト・蔡國強氏は、28日のオープニングレセプションで「大地の芸術祭ではない。もはや『地球の芸術祭』になっている」と芸術祭の世界での評価を話している。

地元の反応・上郷と室野
 芸術祭開幕の29日夕。津南町上郷、旧上郷中学校前広場は香港のアーティスト「フロッグ・キング」(蛙王)と香港演芸学院学生らのアートパフォーマンスで盛り上がった。
大地の芸術祭では3ヵ国目となるアーテイスト・レジデンス『香港ハウス』の完成祝いだ。その玄関口で居酒屋・楠乃木を家族で営む西沢喜美さん(77)。「香港の方々は明るく、気さくですね。採れたてもキュウリ、トマトなど大喜びです。全国から様々な方々も訪れていて、ここ逆巻が元気になっています。先日、横浜から来た家族連れはテント持参で『星がきれいでした』と感動していました。香港ハウスが交流の場になっています」。
 中国ハウスを受け入れた松代・室野の佐藤達夫区長は「国をあげて大地の芸術祭に関わり、中国の作家の皆さんが室野を盛り上げてくれている。中国でも大地の芸術祭のような芸術祭で農村を再生させようとしているという。大地の芸術祭が、世界の芸術祭になっている」と中国ハウスを歓迎している。

私の大地の芸術祭  「国境を越えて・絆」  
◎…「またかよ、と思うんだけど、林さんが来るとみんなでワイワイやるんだよな。芸術家というより、もうみんなの友だちっていう感覚かな」。津南町穴山の高波保男さん(67)の、率直な想いだ。アーティスト・林舜龍さん(台湾)が穴山で初めて作品を作ったのは09年の第5回展。この時の牛と壁が佇む作品『国境に超えて』には、焼き物部分に穴山の住民も描かれている。以降、ずっと林さんは穴山で作品展開を続ける。「林さんは『穴山は第二の故郷だ』とも言ってくれる。芸術祭が無ければ出会わなかった」と実感する。
◎…今回の作品。「なんだこれ」。訪れた人の第一声はほとんどがこれ。津南町穴山の、墓地近くに作られた『国境を越えて・絆』。杉林をしめ縄で結び、吊るされているのはワラを組み合わせたもの。ハチの巣を思わせるアートは、高さ8b余もある。中に入ると、鈴が上から吊るされている。「あ、神社だ」。下にはワラが敷き詰められ、寝転がることもできる。さらに杉林には上郷地区で行ったワークショップで作ったワラ作品を張り巡らせ、製作者の名札もある。その中の台湾スタッフのメッセージ。『ここで出会った村の人達、ありがとう』。国境を越え繋がる感謝の想い。

大地の芸術祭・オーストラリアハウス、駐日大使コメント  8月4日号
オーストラリア大使館、チャード・コート駐日大使=(2009年のハウス開設後の)越後妻有との交流に感謝している。前回のアボリジニ展につぐ今回のイダキ展。長い歴史と普遍的な価値を持つもの。世界最古の文化を受け継いでいる。数千年に渡り自らの文化を受け継いできている。雪にも雨にも多様な気候変動の中でも生活を受け継いでいる越後妻有の人たちとも通じている部分があるのではないか。
南オーストラリア博物館、ジョン・カーティ館長=6万年前に豪州にやってきたアボリジニの人たちの文化であり、人類にとっても貴重であり、それが越後妻有で開かれることはとても重要なこと。それは勇気のある決断だった。人類の歴史にとっても意義あること。人と自然、人と国の関係など改めて考える意味でも意義ある大地の芸術祭であり、越後妻有との友好交流はさらに発展的に続くだろう。(先月28日、オーストラリアハウス・レセプションで)

大地の芸術祭・香港ハウス、リー所長コメント  8月4日号
香港特別行政区・芸術文化事務所・ミッシェル・リー所長=大地の芸術祭はアートを介して自然と人間のあり方の再構築に重要な役割を果たしている。その世界的に有名な芸術祭に参加できてとても嬉しい。人間と自然とアートの関係、それ自体が現代アートの作品。私たちの使命は作品を通じて津南町の人たちとつなげ、世界とつなげ、大自然とつなげること。その拠点がこの香港ハウス。地域との交流を重視し、新しい拠点になることを期待する。住民の皆さんが温かく迎えてくれたことに感謝する。(先月29日、香港ハウス開館式で)

大地の芸術祭・中国ハウス、駐日総領事コメント  8月4日号
中国・新潟総領事館・劉宏副領事=2000年に始まった大地の芸術祭は規模が大きく、レベルが最も高く、世界的にもとても影響力ある野外芸術祭の一つ。芸術祭のパートナーとなり連携し中国の現代アートを世界に送り出している。クリエイティブ産業を生み出す大地の芸術祭をモデルに、中国の地域創生戦略に役立てられると考える。2016年に松代室野に中国ハウスを開設して以来、中日両国の芸術文化の交流を深め、両国の相互理解と友好がますます進むように努力したい。
中国駐日大使館文化庁(文化観光局)趙歆二等書記官=アートの根本がここ越後妻有で見える。そのままの考え、そのままの表現、そのままの展示、それが魅力だ。アートは尊敬すべきもの。アートの本当の価値をここで見つけることができる。今年、習近平主席は中国の美しい農村建設、美しい農村振興を打ち出した。アートと文化をいかに観光と結びつけるか、いかに地域振興と結びつけるか、越後妻有でその手法を見つけることができる。大地の芸術祭を中国でさらにPRすることで農村建設、農村振興の力になれると確信している。(先月28日、奴奈川キャンパス・チャイナナイトで、写真中央)

干ばつ被害広がる、山間地深刻  8月4日号
 妻有地域は先月12日の降雨以降、ほぼ雨ゼロの日が続き、農業用水が深刻な渇水状態になっている。十日町市は31日、津南町は1日、渇水対策事業に乗り出し、用水確保に関わる補助事業などを立ち上げ、特に水田の用水確保への取り組みを始めている。
 十日町市や津南町の気象庁アメダス記録によると、まとまった雨は7月12日以降なく、平年の7月雨量224_に比べ4分の1余の57_だけ。特に先月20日以降は30度を超える高温と雨なしが続き、「天水田」の松之山・松代地域、さらにため池不足の中条山間地などでは田が地割れ、白色化している地域も見られ、深刻度が増している。
 十日町市は31日、市主導で農協や県農業普及センターと連携し渇水対策の補助事業化を決めた。
ポンプ設置や重機使用など農業用水の確保費用の2分の1を補助(受益面積に応じて上限額設定、10万円〜40万円)。事業対象は先月12日までさかのぼり使用費用を補助する。中条・西枯木又で水稲4・5f余を作付する春川輝昭さんは「ため池の水も干し上がり危機的状況だ。収穫をあきらめざるを得ない状況も考えている」と深刻な表情だ。市農林課・庭野和浩課長は「今後1週間以上、雨が見込まれない天気予報のようだが、出穂期を迎え水が一番必要な時期。とにかく雨が降ってほしい」と話す。
 一方、津南町も1日、桑原悠町長による緊急会議を開き、農協や県農業普及センターと連携し渇水対策の事業化を決めた。内容は十日町市とほぼ同様で、用水確保にかかる経費の2分の1補助(受益面積により上限設定)。さらに県道消雪パイプの井戸水を活用する事業にも取り組み、電気料など補助対象にする考えだ。
 津南町は国営苗場山麓事業で大規模な農業用水ダムを赤沢台地、津南原台地に整備しているが、地域最大の120万d貯水の大谷内ダムは現在満水時の30%余。毎日約5%減水し、今後1週間程度で底が見える状況。桑原町長は「過去の渇水・干ばつ以上に深刻な状態。特に稲作は今期、特Aに戻す努力を魚沼全体で取り組むなか、水不足は品質にも影響する」と渇水対策に取り組む。津南町の場合、畑作の水不足も深刻度を増しており、特に特産の「雪下ニンジン」の播種(種まき)の時期でもあり、この渇水状態が様々な分野に影響を及ぼしている。

「全国の山を輝く森に」、村松二郎県議、全森連会長就任  8月4日号
全国森林組合連合会の会長就任で先月13日、県議辞職した村松二郎会長(64)の退任報告「ごくろうさん会」は30日、ラオート十日町で開き、村松氏は「任期途中で辞することを心からお詫びします」とし、「皆さんから育てて頂いたご恩に報いるためにも、新たな場所で全力を尽くしたい」と述べ、大きな拍手が送られた。
 同会は後援会連合会(桾澤英男会長)が開き、今月1日に同会を開いた津南町以外から2百人余が出席。桾澤会長は「ああれをやった、これをやったと言わない村松さん。だが地域の主幹となる事業を実現してくれた。惜しむべき大きな損失だが、新潟県森連会長15年、全森連理事12年の経験で、今度は全国のトップで活躍してくれる。拍手で送り出したい」と首席者に呼びかけ、さらに大きな拍手が送られた。
 これに応え村松会長は、来年度から導入の森林環境税にふれ、「国民のお金を使って森の手入れをする。配分される市町村と一緒に仕事をするのは森林組合。その全国のトップとして、決して無駄にしてはならないお金である。ここ十日町市、津南町の森が、全国の森が輝く森にするために働く」と全森連会長の決意を述べ大きな拍手を受けた。なお今月24日には十日町商工会議所の呼びかけで関係者による村松二郎氏の全森連会長就任を祝う会を計画している。

大地の芸術祭、小林武史組曲「行く川の流れは…」  8月4日号
 ◎…「ゆく河の流れは絶えずして…」、鴨長明「方丈記」。大地の芸術祭として初めてテーマ展を設定した今回の『方丈記私記』。その象徴ともいえる音楽プロヂューサー・小林武史氏の交響組曲「円奏の彼方―Byond The Circle」が開幕前日、29日開幕の2日間だけのライブ演奏会を越後妻有文化ホールで開いた。第8楽章編成の中で合唱で参加した徳井雅司さん(66)は「最高の時間を過ごすことができ、大きなプレゼントをいただきました。ピアノ一つでの練習とオーケストラによる本番では全く違い感動しました。緊張して前日は眠れなかったが、人生でこんなチャンスは二度とない。最高でした」と感激。事前練習から指導した小林氏から「本番が一番よかったですよ」と称賛されると、さらに感動していた。
 ◎…「方丈記」をベースにした同曲は昭和50年、音楽家・柴田南雄氏がゆく河の流れは絶えずして…」をベースに作曲した大作。今回、小林氏は原曲を基本にしつつも、現代音楽に取り組む音楽家のセンスを取り入れ、クラシックであり、前衛的な音楽であり、ロック調であり、さらにエレクトリックであるなど、次代の流れを組曲に取り入れた壮大な作品になっている。小林氏はそれを「原曲をベースにすることで、同工異曲によって『変わらないもの』がこの曲の核になっている」。合唱で参加の金子昭子さん(67)は「世界的な音楽家と同じステージに立っている、体験した人でないと味わえない感動でした。短い練習期間の中で最高のコーラスができたと思います。このメンバーで新たな活動ができれば、とも思います」。会場からは「2日間だけではもったいないですね」の声も聞かれた。

農村を「まるごと幼稚園に」、移住女子が地方創生相に要望  8月4日号
 国家戦略特区としての取り組みや、地方創生に対する先進的な取り組みの視察で先月30日、梶山弘志•地方創生大臣が十日町市を訪れ、『奇跡の集落』といわれる中条•池谷地区で移住女子•佐藤可奈子さんら「雪の日舎」スタッフと懇談する一方、キナーレで大地の芸術祭を視察。梶山大臣は「しっかりした考えの中で取り組む移住者や多くの人が訪れる大地の芸術祭。こうした取り組みが地方創生につながっていく」と高く評価した。
 梶山大臣は、新潟市の県醸造試験場や環境制御型トマト栽培施設など視察後、十日町入り。池谷地区では山間地のほ場を見て回り、民宿「かくら」で雪の日舎のメンバーらと懇談。佐藤さんは「農村まるごと幼稚園をコンセプトに、『農業×保育』の場づくりをしたい。子どもを真ん中にした、幸せなはぐくみのフィールドを農村につくりたい」などと思いを話し協力を要望。梶山大臣は「移住した方が、これから移住したい方々に説明をしていく、手助けをしていくということが大変大事な取り組み。できる限りの支援をしていきたい」と語った。
 一方、キナーレでは関口市長や大地の芸術祭総合ディレクター•北川フラム氏と急ぎ足で一巡。十日町の印象について「この地域も中山間地であることは間違いない。ひとつひとつ積み上がったものが地方創生につながるものと思う」と話した。

笑顔満開、津南町ひまわりウエディング  8月4日号
 〇…黄色い大輪の中で永遠の愛を誓う第14回ひまわりウェディングは29日、津南町沖ノ原で開催。公募6組から選ばれたのは新潟市在住の松本大夢さん(30)・沙織さん(28)カップルが挙式。結婚3年目で長男で2歳の大翔くん、10ヵ月の次男・翼くんと2人の息子がいるなか、結婚式はあげていなかった。恋人時代にかつて訪れたことがある津南ひまわり広場に、白のタキシードの新郎とウェディング姿の新婦が登場。祝福を受けた。ふたりは「前にひまわり広場に来たのは一度きりでしたが、変わらずキレイな所。またひとつ思い出が増えました」と笑顔。
 〇…新潟市のwish国際ホテルブライダル専門学校主催で、津南町の町づくり櫻宴隊(阿部哲也隊長)ら協力で行っている同イベント。結婚式関連職について学ぶ学生たちにとっては、裏方として結婚式を支えるデビュー戦でもある。式は2年生27人がプロデュース。強風により前日に用意したテントが吹き飛び、土埃が止まないなどアクシデントを乗り越えて式を成し遂げた。リーダーを務めた関矢凪沙さん(19、柏崎出身)は、中学2年時に母と共にひまわり広場に来たことがある。「今の学校に入りたいと思ったきっかけが津南ひまわりウェディングなんです。大変でしたが新郎新婦の方が喜んでくれて嬉しい。これからウェディング関係の社会人となりますが、この体験を将来に繋げたい」と仲間と共に式の成功を喜びあっていた。

妻有の中学生、広島平和式典へ   8月4日号
 十日町市派遣団の壮行会となる事前学習会「とおかまち市民楽校•平和学習編」は先月28日、十日町情報館で開き、昨年の広島派遣メンバーらが「被爆者から直接、話を聞いたのが印象に残りました。戦争は絶対、起こしてはいけません」などと語り、それを受け今年、広島市派遣団となる3校の中学生15人と長崎市派遣団2人がそれぞれ「戦争の悲惨さ、被爆者の声を次につなげていきたい」などと決意を語った。
 【広島市派遣団】▼団長=吉村重敏(十日町市議会)▼団員=林幸子(平和を考える女性の会)▼十日町中=滝澤七砂(3年)湯澤祐(同)大平美月(同)樋口智士(同)関口明輝(2年)勝又唯(同)古川佳(引率)▼中条中=小川嶺(3年)庭野敬(同)福嶋那奈(同)梅澤りん(2年)村山龍大(同)関川芽衣(引率)▼中里中=小林大記(3年)服部葉月(同)樋口聖悠(同)富井和咲(2年)金内香(引率)▼事務局=村山成明(市教委)
 【長崎市派遣団】▼団長=如澤修子(十日町平和センター)▼団員=春日ふじ子(平和を考える女性の会)▼事務局=鈴木規宰(市教委)


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