前回掲載された、「ひと言ふた言」教育委員会のパソコン購入について、現在の一般的な状況の誤認識があると思われるので一言。
現在では、事業所としてセキュリテ管理の出来ない個人で持っているパソコンを使うような所は、セキュリティ意識の欠如があるとお客様から判断されれば、信用を失う可能性があります。昔は自分持ちのOA機器などありましたし、すべてのパソコンを会社管理には出来ない状況も理解できますが、データ管理の甘さは個人に責任では追うことが出来ない状況を作るかもしれません。
ましてや個人情報を扱うような役所や大事な子どもを預けている学校などでセキュリティ管理が行われていないようでは、安心してはいられません。教材やお便りばかりを作っているわけではないからです。情報が漏れないという事を誰が保証してくれるのでしょう。一定のルールの中で、きちんと管理されてこそのデータであって、それを実行してしかるべきところが導入を図った。
これはあり得る判断ですし、やるべき管理の入り口に立ったと言えるでしょう。従って教員へのパソコン貸与には反対しません。パソコン購入貸与ですべての問題がクリアされるわけではありませんが、あり得ない状況の中で起る有事の責任の所在の明確化を行っていることも理解しなければなりません。
しかし、そのパソコンの維持管理にかかる経費や今後の入れ替え導入の見通など問題がないわけではありませんが、先の記事や投稿を見ると、まだまだセキュリティの認識の甘さを感じます。そのようなところもそれがまかり通りそうな所もやはり地域格差なのかなとも。