お問い合わせへジャンプ!
広告掲載のご案内へジャンプ!
購読のご案内へジャンプ!
トップページへジャンプ! 今週の津南新聞へジャンプ! テーマ別掲示板へジャンプ! なんでも掲示板へジャンプ! 妻有に生きるへジャンプ! ねっとわーくへジャンプ! リンク集へジャンプ!
home > 今週の津南新聞トピックス

2019年03月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
十日町情報館、公民館活動、財政緊縮で相次いで縮小、市民から疑問の声  3月23日号
 十日町市議会3月定例会は18日閉会したが、市提案の条例一部改正と条例廃止の議案2つが継続審査となり、今後の市の取り組み、受ける市議会の対応に関心が集まる。
十日町情報館条例の一部改正は現行の午後9時30分閉館をすべて午後7時閉館に改定する議案で、担当の総務文教常任委員会(藤巻誠委員長)は「情報館設置の趣旨をどう理解しているのか。利用が少ないというが、経費節減の前に利用増への取り組みを行うべき」と委員会では全員賛成で継続審査を決め、18日の本会議でも全会一致で継続審査が決まった。一方、出生祝金支給条例の廃止議案は、厚生常任委員会(太田祐子委員長)で審議し全会一致で継続審査を決め、18日の本会議では1人反対の賛成多数で継続審査を決めた。
 十日町情報館の閉館時間改正は、市の説明では「十日町情報館は図書館機能が基本で、諸室利用がない日は図書館閉館時間の午後7時に情報館も閉館している。午後7時以降のホールや研修室など諸室の利用状況は、開館日数の34%、うち64%が1室のみの使用になっている」と現状説明。さらに「情報館の空調は集中制御で1室使用でも大型ボイラーが稼働し燃料消費量も多くなっている。段十ろう、分じろう、十じろう、総合体育館などは午後10時まで利用でき、各地区コミュニテイセンターも利用可能」などとして情報館7時閉館の影響は少ないとしている。
 だが、総文委員会では「利用状況より利用増加策にどう取り組んだのか」や「設置時の趣旨をどう理解しているのか」、「社会教育委員や公民館運営審議会の意見をしっかり聞くべきだ」など意見が続出し、全員賛成で継続審査を決めた。18日の本会議では審査報告を受け、全会一致で継続審査を決めた。藤巻委員長は「十日町市の社会教育活動、公民館活動70年の歴史を振り返ってほしい。十日町情報館の設置の趣旨はなんだったのか。午後9時半まで利用できたことは地域の社会教育活動の大きな後押しになっている」と地域の文化活動との関連性の重要性を話す。さらに「夜間の一室利用やホール使用の利用率を午後7時閉館の理由づけにしているが、ならばホール使用料の見直しも検討すべきこと。社会教育委員、公民館運営審議会の意見などをもっと聞くべきである」などと閉館時間の条例改正の問題点を話している。市は新年度予算に1億1194万円の情報館施設整備費を予算化し、空調設備の更新により管理費コストダウンがどうできるかも問われる。
 一方、出生祝金条例(3人目から5万円祝金支給)廃止案は、前年度予算250万円を新年度条例廃止を打ち出した。厚生常任委員会の太田祐子委員長は「18歳までの医療費無料化や保育料軽減など子育て支援策を先駆けて取り組むが、若い世帯がもう1人、もう1人と思う子育て環境が必要。1人目から祝う取り組みも検討する必要がある」と人口減少政策としての重要性を強調する。
市当局提案の条例改正案が議会により継続審査になるのは異例で、十日町情報館の指定管理に伴う設置条例でも継続審査になった経過がある。今後、市が市議会の継続審査決議を受け、どう再検討し、6月定例議会に再度条例改正を提案するかどうか関心が集まる。

15の春、県立高校合格発表  3月23日号
県内公立高校の合格発表が14日、一斉に行われた。定時制と分校を含む十日町管内5校では、受験志願者481人のうち462人が合格した。
 このうち十日町高校では、生徒玄関前で待ち受けた受験生たちが、校内から掲示板が出されると駆け寄り、自分の受験番号を見つけると「あった、あったー」と歓声を上げて喜んでいた。樋剛紘君(中里)は「とても嬉しいです。苦手教科を中心に勉強しました。陸上の部活と学習を両立させたい」、中村旭さん(津南)は「試験は難しく不安だったので嬉しい。勉強と部活のほか、学校行事も頑張りたい」と笑顔を見せていた。
 倍率は十日町全日制が1・04倍、同定時制0・25倍、同松之山分校が0・55倍、1学級40人減となった総合が1・05倍、松代が0・50倍だった。合格状況は次のとおり。
 ▼十日町全日制=定員240人、志願241人、合格231人、特色化選抜9人▼同定時制=定員40人、志願10人、合格10人▼同松之山分校=定員40人、志願22人、合格22人▼総合=定員160人、志願168人、合格159人、特色化選抜1人▼松代=定員80人、志願40人、合格40人

雪消え早まるか、除雪進む   3月23日号
 〇…季節は刻一刻と春の訪れを告げているが、雪国・妻有の里はいまだ残雪に覆われている。野球など野外のスポーツ大会も間もなく始まるだけに、小中学校では早くグラウンドの雪を消そうと懸命だ。部分的にはまだ30a余りも雪が残っている場所もあり、十日町中グラウンドでは投雪機を使って除雪する姿も見られている。
 〇…春の訪れを告げるフキノトウも次々に姿を現し、味覚を楽しむ住民の顔もほころぶ。「早くグラウンドで思いっきり走り回りたい」。子どもたちの歓声がグラウンドに響くのも、もう間近だ。

新電力切換え、12%減800万円の節減、津南町森林組合  3月23日号
販売業績アップと共に経費削減が求められる組織経営で津南町森林組合(涌井九八郎組合長)は6月から「新電力」に切り替えることが17日の第52回総代会で明らかになった。団体や事業所が既存電力会社から新電力に切り替えるのは津南地域では初めて。涌井組合長によると昨年の消費電力約7300万円比で約11・7%、約854万円の電気料削減になり、電力会社の切り替えが大きな節減効果を生むことになる。
 同組合では3年前から新電力への切り替えを模索し、昨年からの調査で具体化。十日町地域の導入実績などを参考し、新電力3社に見積提出を求めた結果、東京電力の子会社「テプコカスターサービス株式会社」が最も低く同社に決定。新電力の切り替えは6月から。涌井組合長は「施設規模から相当の年間の電気料になり、コスト削減はあらゆる分野で求められる。事務所の蛍光灯もレンタル契約のLEDに変えるなど今後も経費削減に取り組む」とする。
 昨年度(2018年2月〜2019年1月)第52期の総販売額(取扱額)は前年比1・9%増の25億9478万円。主軸の食品加工部門は食品大手の日本食研との取引が好調で全体の69・3%を占め、販売額は約17億9702万円。新年度第53期の目標は18億5500万円。組合生産の「なめこの水煮」が伸びているが、昨年からなめこ生産者が高齢のため事業を止めたため、その施設を使い組合直営で生産を継続するほか、原材料の町外などからも調達している。決算数字では第52期利益は635万円余。今期は日本食研との取引で新たに「チルド食品」にも取り組み、施設整備では自動倉庫システム(約2・5億円)導入を予定している。
 なお役員改選で涌井組合長、若井岩雄専務、涌井吉成常務の常勤役員で再選。新理事に3人、新監事1人を承認。功労表彰では業務協力10年以上で中澤研二氏、冨澤信氏、総代5期以上で13人、職員20年勤続などを表彰した

カナダに語学研修、十日町市の中学3年生  3月23日号
 海外で英会話を―。カナダ・ビクトリア春休み語学研修&ホームスティ体験に、中学生3人が今月23日から31日まで参加。カナダの学校に通うなどしながら本場の英語に触れてくる。
 東京・日野社会教育センターと下条地区との交流を縁に、平成19年から続く研修事業。今回は石澤希奈さん(南)と興野伸吾くん(水沢)大見和奏さん(まつのやま学園)の3人。出発前の19日に市役所に関口市長を訪ね、それぞれ英語で「外国人と友だちになって、お互いの文化や生活を伝えあいたい」などと研修参加の思いを話した。
 関口市長は「本物の英会話に接することは大事。世界が広がるに違いありません。夢の実現への機会になることでしょう」とエールを送った。

新ライフスタイル  鈴木奈緒美さん 火焔太鼓  3月23日号
 すっかり津南芸能の一翼を担っている『つなん火焔太鼓』。10年目を迎えるなか、メンバーのひとりとして活躍。「楽しくやらせて貰っています。曲のアレンジはみんなで音を合わせたりしながらするのですが、だんだんできてくると嬉しくなります」。すっかり自分にとって欠かせない活動になっている。
 加入は5年前。本当は発足当初から興味があったが「その時は子どもも小さくて。一度は諦めたんですよ」。だが勤務する会社の周年イベントに火焔太鼓が出演したのをきっかけに「やっぱり私もやりたいと思い、直接代表の所に行きました。そうしたら大歓迎でした」。ただ3〜4回の練習後、いきなり本番の舞台に駆り出された。「ものすごく緊張して胃が痛くなりましたが、何とかこなしました」。今も出演時は緊張はするが「仕事と家の往復だけでは味わえない緊張感が刺激になっています。それも楽しんでいる感じです」。イベント出演は夜が多いが、送り出してくれる家族に感謝している。「理解してくれて本当にありがたいです」。太鼓を通し交友関係も広がり、今までにない世界が開けたのも実感している。
 年々出演機会が増えている。「みんなで『売れっ子になって来たね』と笑っています」。実は和裁士の資格を持っており、出演時に自身が付けている髪飾りは自作。「最近はなかなか時間が取れず作れてないのですが」。1年にひとつ新たな曲を作るのを火焔太鼓は目標にしており、今は初の歌入りの曲を作る準備を進めている。「一緒にやってみませんか。楽しいですよ」。

卒業記念に行灯、和紙で制作、上郷小学校   3月23日号
 〇…オンリーワンな和紙の行灯を卒業生に贈った。津南町のすみれ工房(福原吉重施設長)は19日、上郷小(宇賀田和雄校長)の6年生6人に、大井平和紙とコウゾの枝で作った「和紙の行灯」を19日にプレゼント。同工房の福原施設長、製作に関わった山岸義一さんと涌井高利さんが趣き贈呈式。行灯は一人ひとりの名札付き。受け取った山田由羽さんは「卒業記念に大切にします」と感謝。22日行った卒業式会場にも行灯を飾った。
 〇…大井平和紙で卒業証書作りを31年間続けている同小。同工房は紙作りで出る廃棄物であるコウゾの枝を使い、3年前に同商品を開発。同小の卒業証書作りに合わせ、紙漉き作業を行っている。同小卒業生への行灯贈呈は2年目。福原施設長は「人気商品となり、利用者の収入増にも繋がっている。上郷小に和紙作りの伝統が残っていたおかげ。工房でも技術を少しでも受け継ぎたいし、皆さんにも紙漉きの伝統を残して貰いたい」と話した。

全日本リコーダーコンテスト、馬場小学校が挑む  3月23日号
 6年生5人のうち、女子4人でメンバーを組み、県大会で金賞をつかんだ馬場小リコーダー部の四重奏。いつもはやんちゃな4人組だが、全国大会に向け「曲の雰囲気を演奏に出そう」と最後の練習に汗を流している。
 演奏曲は、4節で構成された「ミュンヘンの想い出」(E・シャブリエ/J・B・ロビンソン作曲)。テンポ良いものや流れるような雰囲気など曲調の違いをいかに表現するか、メンバー同士で話し合ったりしながら取り組んできた。
 同校のリコーダー部は、15年連続の全国出場。5〜6年生が主体になり、県大会では合奏と重奏で挑んだが、合奏は惜しくも銀賞で、今回は四重奏での全国出場だ。構成はバス、テナー、アルト、ソプラノとひとりずつパートが違うため、音程やリズム合わせなど難しいが、「それ以上にひとつの曲に取り組む楽しさがある」という。
 同部の金澤釈那部長は「全国では一番いい演奏をして、『新潟代表はすごい』と言われたいです」と話し、指導に当たっている宗村小百合教諭は「4人とも緊張しやすいタイプなので、緊張せずに挑んでほしいです。曲に合った表現をしてくれると期待しています」と話している。
 全国大会は30日、東京・江戸川区総合文化センターで。東小の合奏と合わせ、妻有勢の活躍が期待される。

全国に挑戦、十日町高空手部  3月23日号
雪国魂を全国舞台で見せつける―。6年ぶりに団体種目で全国大会に出場する十日町高空手道部。男女とも団体形で今月25〜27日に和歌山県で開かれる第38回全国高校空手道選抜大会に挑む。雪国で培った技術とパワー、選手たちは「先ずは初戦突破を」と意欲を燃やしている。
 シュッシュッと正拳が風を切る、空手の基礎ともいわれる実践的な動作の形。試合ではスピードやバランス、緩急がチェックされ、特に3人1組の団体戦は一糸乱れぬ動作が求められる。十日町高空手道部は昭和56年の創部以来、数多く全国大会に出場、20年ほど前には男子形でベスト8の実績もあるなど伝統校だ。今チームは、団体形で県大会を突破し、昨年11月の北信越大会で男子5位、女子3位と健闘、全国出場権を獲得した。
 同部保護者会は16日、同校で壮行会を開き、選手にエールを送った。保護者会の小野島友美会長や同校の加藤徹男校長は「日々の練習の成果を十分発揮し、悔いの残らない試合をしてきてほしい」などと激励。同部OB会の福島徳治会長も「目標に向かって自信を持って戦って来てほしい」とエールを送った。これを受け、石澤凜部長は「全国大会は格段にレベルが上がりますが、他校の迫力に負けることなくベストを尽くします」と決意を語った。
 顧問の丸山豊教諭は「ここ2年、北信越大会であと一歩全国に届かず、先輩の悔しさがあったから今がある。先ずは初戦突破したい」と話している。
 メンバーは次の通り。
 ▼男子団体形=池田遼馬(2年)笠原久遠(2年)橋匠(1年)
▼女子団体形=石澤凜、大塚愛世、星名千咲=全員2年


COPYRIGHT (C)2004 TSUNANSHINBUN-ONLINE. ALL RIGHTS RESERVED
!-->