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2018年07月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
町立津南病院改革、「総合診療科へ、公設民営化へ」桑原町政  7月28日号
 先の町長選で争点になった町立津南病院の改善策の方向性が見えてきた。第6代町長に就任した桑原悠町長は初議会・7月定例議会で津南病院の運営方針、改革方針の方向性を示した。来月には医師派遣する東京慈恵会医大、さらに自治医科大を訪問し、さらなる医師派遣を要請する方針だが、町長選の争点になった『公設民営』は具体的な方針を示さなかったが、事務局サイドの説明で、県内自治体病院では公設民営が多い事が明らかになった。
 7月定例議会での桑原町長発言から見ると、町立津南病院の役割のポイントは「外科・小児科を含む救急対応、内科一般診療、高齢社会対応の整形外科・リハビリ対応、看たて・看取り、検診・疾病予防対策強化の5点に特化できればベスト」として、医師確保では「県立十日町病院が総合診療医研修病院になり、津南病院は関連病院認定を受ければ医師派遣が実現」。さらに24時間の訪問診療体制が実現すると「厚労省認可・療養支援病院指定で収益改善できる」などとして、今後の方向性では「専門診療科は徐々に総合診療科へと集約」と方針を示している。
 一方、自治体病院の「公設民営」では、町立津南病院の桑原治郎事務長によると、「町立湯沢病院、阿賀野市民病院、さらに上越市立地域医療センターなどの運営形態は公設民営で、どちらかというと自治体病院は直営より公設民営が多いのが実態。ただ不採算部門も担うことが宿命であり、この部分について運営する民間との折り合いをどうつけるかが課題。公設民営を実現している自治体病院は、これをクリアして公設民営をしている」と事務レベルでは見ている。
 さらに町立津南病院の人件費、薬剤費の経費に占める割合の大きさについて桑原事務長は「非常勤医師報酬が大きい。常勤医師の1ヵ月分を非常勤医師に換算すると半月分余りで、非常勤の医師報酬が割高な状態。医薬品は院内で100%まかなってきた。医師により使用薬品が違う場合があり、その結果、種類が増え医薬品費が高まっている」とこれまでの実態を明らかにしている。
 一方、公設民営の場合の地方交付税について、根津総務課長が現状を説明。30年度41床で普通交付税7400万円、特別交付税3600万円としている。公設民営の場合も地方交付税に影響はないとしている。
 さらに今後の医師の動向について桑原町長は「医師過剰の時代が来る。年間8千人の医師が誕生。年間約3500人がリタイア。15年後には毎年5千人医師が増える見通し」としている。

中条第2病院、老健きたはら存続署名、4万人の思い直訴  7月28日号
 厚生連・中条第2病院と系列の老健きはたらの存続を求める住民署名運動は今年1月末から始まり、すでに4万を超える署名が集まり、今月18日には県庁を訪れ、花角知事に署名簿を提出(部長受理)。さらに地元十日町市議会、津南町議会に存続を求める請願、さらに新潟県、新潟県厚生連などへの意見書提出を求め、いずれも議会採択さら、意見書提出も決議されている。署名運動を続ける「地域医療を守る住民の会」(代表世話人・大嶋育未、柳義夫、佐藤和人の各氏)はさらに署名運動を県内に広げ、南魚沼市議会、柏崎市議会などに請願提出すると共に、8月中旬には新潟県厚生連トップの今井会長に署名提出する方針だ。
 議会請願は十日町市議会は6月定例会に、津南町議会は7月定例会に提出され市議会は全会一致、津南町議会は賛成多数(1人反対)でいずれも採択。一方、意見書提出は津南町議会が5人の町議の連名で提案され、賛成多数(同)で花角知事、厚生連・今井経営管理委員会長、菊池理事長に提出することを決めた。ただ意見書は、「老健きたらはら今後の推移が不確定」のため切り離して中条第2病院存続要望に知って意見書提出を決めている。
 議会傍聴した大嶋育未代表世話人は「中条第2病院の必要性は皆さん理解しています。老健きはたらがなくなると、この地域に老健が全くなくなります。地域で安心して暮らせには、命を守る病院、福祉施設はなくしてはならない」と強く訴えている。同会では署名活動をさらに広め、南魚沼市、魚沼市、湯沢町、小千谷市、柏崎市、刈羽村などの議会に議会請願を提出する方針だ。

来春の県議選、津南町議・藤ノ木浩子氏表明、村松氏後任人選も進む  7月28日号
 来春の県議選に津南町議・藤ノ木浩子氏(58・共産・5期)が出馬することが決まった。23日、十日町市内で記者会見した藤ノ木氏は「十日町市と津南町に暮らす人たちの声を直接県政に届けたい。自民独占は許されない」と先の知事選と同様にオール野党・市民連合で選対を組めるように今後、関係政党の理解を求めていき、オール野党候補として十日町市・津南町選挙区での自民独占議席を打ち破る方針だ。一方、自民の現職で元県会議長の尾身孝昭氏(65、6期)は1次公認を受け、後援会を主体に活動に取り組む。今月13日に議員辞職した村松二郎元県議(64、7期)の後任人選はこれからで、明日30日に十日町市内で県議退任報告会を開くが、これが事実上の後任人選のスタートになると見られる。来春の県議選、十日町市・津南町選挙区(定数2)は、早くも選挙戦モードに入り、現職と新人複数の激戦の様相を見せている。

 出馬会見には共産魚沼委員会・川辺きのい委員長、庭野伸夫十日町市委員長、桑原加代子津南町委員長らが同席。藤ノ木氏擁立は先月の同党新潟県委員会で決定し、今月9日には先の知事選選対のオール野党役員会を開き、野党共闘での取り組みを各野党に打診する一方、「早ければ早い方がいい」(魚沼地区委員会)と同日の出馬表明になった。
藤ノ木氏は十日町市姿出身で結婚後、津南町へ。1999年10月の津南町議選で初当選、以降連続5期在職(任期11月9日)。町議との関係について藤ノ木氏は「年末までに具体化させたい」と議員辞職を含め進退を決める方針だ。
惜敗した先の知事選では、一昨年設立の「米山知事を支える会・オール十日町と津南 平和と共生の会』を温存し、同会が今後野党共闘を進める主体となり県議選に臨む方針だ。同会は本間侃代表の自由党、社民党、民進系グループ、共産党、さらに脱原発グループ、九条の会などで構成し、一昨年の参院選、知事選、昨年の衆院選、6月の知事選の選挙すべてで野党共闘・市民連合の選対が実現している。
来春の県議選は、同党によると全県レベルで野党共闘で臨む方針を掲げており、南魚沼市、魚沼市でも統一候補擁立の方針。今回いち早く十日町市・津南町区で共産主導の形だが新人擁立が実現したが、今後、シナリオ通り藤ノ木浩子氏の野党統一候補が実現するかが最大の焦点になる。
一方、県議辞職した村松二郎氏の後任人選が進む。30日に村松氏退任報告会を開くが、同後援会は存続の方向だ。桾沢英男会長は「後任人事には口を出さない」とする一方で、村松氏は「応援したい人材が出れば、一生懸命に応援する」と話すなど、後任人選には後援会は消極的と見られるが、関係者の動きは始まっている。「その前提は旧郡部から新人を」で一致している。だが今回の津南町議・藤ノ木浩子氏の擁立は、その郡部から。自民関係者は「全く影響はない。野党連合といっても共産主導。県議は国政と状況が違う。こちらは保守勢力から新人を出す。人材はいる」と、『若き人材』の擁立に自信を見せている。

藤ノ木浩子氏(ふじのき・ひろこ)=1960年6月14日生まれ、新潟県立保育専門学院卒、十日町市・越後保育園勤務後、津南町の特養ホーム・恵福園勤務。1999年11月、津南町議初当選、連続5回。津南町反里口、58歳。

国道353号十二峠新トンネル開削、「原発避難道路」で早期開削を、水落敏榮会長  7月28日号
 県を越え組織化し、広域連携での活動開始から21年の「一般国道353号十二峠新トンネル開削期成同盟会」(会長・水落敏栄参院副大臣)は、現道改良と平行して新トンネル開削を求める難しい環境下での運動だが、地域課題のトンネル要望の優先順から「具体化は近い」と期待感を抱く時期に入っている。25日の定期総会は通常の予算・決算審議と要望書提出の従来通りの総会だったが、取材に対し水落会長は「刈羽崎刈羽原発の再稼働論議が、大きなポイントになる。原発再稼働には避難路が重要な要素になる。この353号は、その重要ルートだ」と原発事故時の避難道路の位置づけで開削運動を関係機関、特に新潟県に対して要請を強める方針を明らかにした。
 新トンネル開削は「3・11福島第1原発事故」以降、緊急時の避難道路として関心を集め、水落会長は事故発生の翌年の総会、さらに翌年以降の総会などで「避難道路として重要ルート」の位置付けで早期開削を国や県に迫っている。25日の総会内では直接は触れなかったが、「西日本豪雨災害など予測できない災害が多発傾向にあり防災省が必要と進言している。想定外の事故に対応するためにも十二峠新トンネル開削は必要不可欠のもの」と必要性を強調。さらに取材に対し、「2年続けての崖崩れ発生、幸い人的な被害はなかったが、これは大きな要素でさらに緊急性が増している。さらに柏崎刈羽原発の再稼働論議が出てくるが、その場合、避難路の整備はしっかりやらなければならない。そのためには原発から30`圏内の353号は極めて重要。ここを強く強調して要望活動に取り組む」と強い姿勢を見せている。

440日ぶりの再開、松之山温泉・ナステビュウ湯の山  7月28日号
 昨春の突然の温泉ストップで休業していた松之山温泉の「ナステビュウ余の山」は、今日28日、営業を再開する。従来の自噴がストップしたため、特殊ポンプによる揚湯がようやく実現し、従来通りの温泉施設として再開する。高橋樹男社長は「皆様に大変ご迷惑をおかけしました」と28日再開を喜んでいる。休業中、県内外から問合せや再開を望む声が届いていた。
 昨春5月の連休後半、突然温泉の給湯がストップし、休業をやむなくされた湯の山。同社によると泉源と共に貯蔵されていたガスの圧力で自噴していたが、そのガスの圧力がなくなり自噴がストップ。このため動力揚湯(ポンプアップ)に切り替えるため新潟県温泉審議会に申請し、約7ヵ月後許可がおり特殊ポンプを発注。塩化物温泉で高成分温泉のため特殊なポンプ機器類が必要となり米国製ポンプを発注。ようやく機器納品を受け、温泉揚湯の再開が実現した。従来通りの泉質、毎分120gの豊富な温泉が確保され、人気の露天風呂、内湯と共に休業前と同じ温泉が再開する。
 休業中も従業員雇用を維持し、常勤女性スタッフ4人、臨時・パート職など20人で再開するナステビュウ湯の山の橋樹男社長は「この15ヵ月余、440日間を経て再開できるのは感無量です。長い休みとなったが、その間も再開を望む声や励ましをいだだき感謝します。皆さんに恩返しをしていきたい。限られた温泉資源、有効に大切に使い、皆様のご要望に応えていきたい」と話している。28日午前10時に再開。30日まで3日間、午後3時から再開記念ビンゴ大会をを開き、1年間無料券などが当たる。ナステビュウ湯の山025‐596‐2619。

10代のまさざし 「ラッキーエンジェル」、十日町を盛り上げたい」  7月28日号
『ラッキーエンジェル』。全員のあふれる笑顔とキラキラした瞳が今、十日町に活気を与えている。学校が地域からまつりなどイベントへの出演依頼を受けると、6年生の児童が全員で話し合い、出演するか、出し物をどうするか、自分たちで決める。
 「十日町を盛り上げたいんです」。
 今年は去る7月21日に行われた十二さまのおまつりで、4グループに分かれて寸劇を披露。そして自分たちが作詞、作曲した歌で観客を沸かせ、アンコールの歓声も起こった。照れや恥ずかしさもあったが、全員の気持ちが一つになった。
 「面白くしようと一生懸命に考えたことが、観客に伝わってうれしかった」。
 来月8月4日のコモ通りの『おかめ市』でも、ショートコントと歌で会場を盛り上げようと準備を進めている。
 今年は大地の芸術祭開催の年。3年生のとき(前回芸術祭開催時)、十日町市内で芸術祭についての意識調査を実施。5年生で学んだ「食文化」。それらをもとに今回の芸術祭の見どころと、おすすめの飲食店を紹介するパンフレットを制作。自作の缶バッジと一緒に8月1日からキナーレで配布する。総合学習の時間で学んだ小学校生活6年間の集大成だ。
 「十日町高校英語部の協力で、英訳も載せました。十日町を訪れる外国人に配布して、十日町を知ってほしいです」
 『ラッキーエンジェル』最後の夏が、いよいよ本番を迎える。

文月の表情 「わおー、セクシー」   7月28日号
 ○…本場カーニバルの熱気が今年も松代を席巻した―。真夏の陽射しのなか、ドンドンドドンと独特なサンバのリズムにのってカーニバルのダンサーが商店街を踊り通した。世田谷サンバカーニバルの一行が参加した松代観音祭の人気イベント。22日の松代商店街は華やかさ一色に染まった。
 ○…セクシー度満点のイベントとあって、ダンサーを囲むようにカメラマンが「張り付き」。通りは暑さを吹き飛ばす熱気でいっぱいだった。

全国に挑戦、津南の薗部兄弟、本山選手   ㋆28日号
 自分の限界に挑む―。津南町から全国大会に挑む4選手の壮行会は25日、町役場ロビーで開催。昨年の全中ウェイトリフティングで銅メダル獲得、今回は77`級でインターハイに初挑戦する塩沢商工高1・本山雄太(芦ヶ崎)、3度目の全国大会挑戦でインハイに陸上競技100b・200bに出場の津南中等6・桑原優斗(貝坂)、JFAバーモントカップ・フットサル選手権出場のチーム「エル・オーロ」メンバーの津南小6・薗部太一(大割野)の3選手が参列。「自分がどこまで行けるか挑戦してきます」と全国での活躍を誓った。
 津南出身の全国大会出場者の日程は通り。
 ▼本山雄太=全国高校総合体育大会(インターハイ)ウェイトリフティング競技8月3〜6日、三重・亀山市▼桑原優斗=同陸上競技8月2〜6日、三重・伊勢市▼新潟明訓高2・薗部太郎(大割野)=同サッカー競技、8月7〜12日、三重・鈴鹿市他▼薗部太一=第28回全日本U‐12フットサル選手権8月17〜19日、東京・世田谷区

トンボ舞う、甲子園にあと一歩  ㋆28日号
 トンボ軍団•十日町が6年ぶりのベスト4―。第100回全国高校野球選手権記念新潟県大会は23日、新潟市のハードオフエコスタジアムで準決勝が行われ、17年ぶり2度目の甲子園出場をめざす十日町は新発田と対戦。最後まで全力プレーで挑んだものの2–7で敗れた。応援団からは「感動をありがとう」と次々に声が飛んだ。開会式で選手宣誓した村山凜主将は「甲子園に出ることだけ考えていた。この借りは後輩が果たしてくれるはず」と2年生以下チームに夢を託した。
 十日町の「十」をトンボに見立て、「トンボ軍団」として平成13年に甲子園に初出場した十日町。今年2度目の出場をめざしたが、序盤のエラーが響き、ベスト4の壁を突破できなかった。
 準々決勝で加茂暁星を1–0で破り、準決勝で新発田と対戦した十日町。2回にエラーがらみで3失点したが4回には南雲洸祐(3年)と上村拓巳(同)が3塁打を放ち2得点。さらに1死満塁としたが後が続かなかった。最終9回にも1死満塁とし、最後まで新発田を苦しめたが好機に1本が出ず、涙をのんだ。「チャンスに一本出れば」(渡辺義彦監督)接戦、逆転もあり得ただけに、その差が結果に表れた。
 3回に登場したエース•長井悠太投手は「チームはもちろん、応援団も含め全員でアウトを取ろうと心に決めて投げました。負けたのは悔しいけど、とても楽しく試合ができました」と話し、渡辺監督は「どうしても打線がつながらなかった。序盤のエラーがらみの3失点は重かった。みんな慌てていた感じで、相手の大きな応援も心理面で影響した感じだった」と話した。

情報は「拡散」から「手渡し」へ、観光デザイナー・フジノケンさん   7月21日号
 新潟・長野・群馬の
3県7市町村の積雪エリアで立ち上げた雪国観光圏。そのブランドマネージャーであり雪国デザイン研究所主宰のフジノ・ケン氏(津南町在住)。雪国の魅力、情報発信のあり方を、妻有新聞社で職場体験した中学生がインタビューした。津南中学2年・津端一徹君(14)は10、11日、フジノ氏にインタビューし、取材体験記にまとめた。
 
 ――フジノさんは、出身はどちらで、デザイナーの仕事の内容についてお聞きします。
 「岐阜県で育ち、車のデザイナーになりたくてデザインの勉強をしました。形のない考え方やアイデアを、目に見えるモノにするのは大変です」。
 ――雪国の魅力はなんでしょうか。
 「四季にメリハリがあって、それが新鮮です。地元の人たちは雪が降ると大変さが先でしょうが、私は雪が降るとワクワクします。雪国の知恵はすごい。いろいろな事を知っている人や、自分でいろいろな事が出来る人が普通にたくさんいます。食べ物の種類も多くあり、この地形、河岸段丘や雪が美味しい食べ物につながっているのでは。でも、それが他の人たちに伝わっていないので、それをうまく伝えるためにデザインやブランディングで知ってもらおうと取り組んでいます」
 ――雪国のどんなところをデザインしているのですか。
 「都会と津南との交流や出会いなど、形のないものをデザインしています。訪れた人たちと地元の人たちとの出会い、雪国での時間の過ごし方などです」
 ――雪国観光圏について教えて下さい。
 「津南町、栄村、十日町市、南魚沼市、魚沼市、湯沢町、みなかみ町の7市町村で協力し、他の地域の人たちの力を借りて、地域を元気にしていくことを目的に作りました。人口減少や高齢化で、雪国圏だけでは難しい面があります。それを観光の力を使って元気にする、そのための広域観光圏です」
 ――なぜ雪国ブランドを作ろうとしたのですか。
 「雪国と聞いただけで欲しくなるモノ、行ってみたくなるようなモノ、それがブランドです。例えばルイ・ヴィトンのバッグ。あれは単なるビニールです。でも、ヴィトンと聞いただけで、なぜか欲しくなる、それがブランド。雪国をそういう状態にしていきたい」
 ――雪国を世界に広め、発信しようと思われるのはなぜですか。
 「ここ雪国にしかない素晴らしい魅力があるから。発信の仕方で、外国の人たちにも雪国は面白いと思ってもらえるかもしれない。雪国を気に入った人たちが、他の人にその魅力を伝えてくれるように、魅力を感じてくれた人が、手渡しで情報を伝えてくれるようにしたいです」
 ――情報はどうやって伝えるのですか。
 「2007年を境に、ものすごい量の情報があふれ出ています。いまも増え続けています。この中でどう情報を伝えていくかが大切です。2007年以前のような情報を拡散する手法では、伝えたい情報は伝わりません。手渡しで届ける、これをコツコツと地道に続けるしかないのが、いまの情報社会です。手渡しで届けるには、届ける相手のことを知る必要があり、その人が何を求め、どんなことに興味があるかなど、伝えたい人の情報を集めることで、初めてこちらの伝えたい情報を手渡しできます。その伝えたい情報も、いいモノ、内容のしっかりしたモノでないと伝わりません。これが今の情報社会で大切なことです」
 ――ありがとうございました。

花角知事、「期待していますよ」、新潟県人会の集いで桑原悠町長と懇談  7月21日号
 ◎…先月10日に就任した花角英世知事、今月9日就任の津南町・桑原悠町長の県内首長では「新顔」を両氏が新潟県人会・納涼まつりでステージに上がり、参加者8百人余から拍手と歓声で迎えられた。県人会の集いは年2回開き、2月の新年会と夏の納涼まつり。両氏との初めての出席。花角知事はあいさつで人口問題が深刻と話し、年間2万人余が減少していると数字を示し、「魅力ある職場を作り、新潟で暮らす人たちを増やしたい。住んでよし、訪れてよしの新潟県を作る」と述べ、大きな拍手を受けた。
 ◎…就任1週間の桑原悠町長は、この日は白のスカート姿で登場。当日出席の市町村長の紹介では、全国ニュースなどで流れため、名前を呼ばれるとひときわ大きな拍手が起こり、話題性の大きさを表していた。懇親会では花角知事と桑原町長が懇談し、「期待していますよ、頑張ってください」と知事から励ましの声が掛かっていた。両氏とも初参加のため面会を懇談を求める長い列ができるなど、今回の納涼まつりの話題を集めていた。

クロアチア準優勝、W杯、十日町市と友好交流  7月21日号
 「よく頑張った」。十日町がクロアチア一色に埋まった―。2020年東京五輪に向けクロアチアホストタウン事業を進めている十日町市で、16日午前0時からワールドカップ(W杯)ロシア大会の決勝に勝ち進んだクロアチア代表を応援しようと16日午前0時から越後妻有文化ホールでパブリックビューイング(PV)を開催。市民ファンら150人余りが集まり、小旗を振りながら熱い声援を送った。
 決勝の相手はフランス。だんだんテラスの特設会場には、午前0時からのキックオフにも関わらず赤白市松模様のクロアチア代表ユニフォームを着た市民ら百人が集結。壁に映した幅5b余りの試合に声援を送った。序盤にフランスが先制すると頭を抱えて沈黙、しかし果敢な攻撃で同点に持ち込むと、飛び上がって喜んだ。結果は2–4で破れたが、「準優勝はすばらしい結果」とクラッカーで祝福した。
 家族4人で駆けつけた千原●さんは「決勝で負けたのは残念だけど、準優勝はすごいこと。あきらめず最後まで攻める姿に感動しました」と興奮した様子で話し、同市サッカー協会の若山裕理事長は「世界で第2位、この成績はうれしい。感動をありがとうと言いたい。今後も交流にサポートしていきたい」と語った。
 十日町市は2002年日韓W杯でクロアチア代表がキャンプを張ったのを契機に交流を続け、2020東京五輪のクロアチアホストタウンをめざし、スポーツはじめ観光や経済、文化、青少年など様々な分野で交流を行っている。

特A落ち魚沼米、今期が正念場、SNSで発信も  7月21日号
 産地の情報発信を積極化―。日本穀物検査協会・食味ランキングで初めて『特A落ち』を受け、原因不明のなか「しっかりとしたコメ作り」の原点回帰に取り組んでいる県主導の魚沼米対策検討会議。第4回会議は南魚沼市のJA魚沼みなみ営農センターで18日開催。前回の提言を受け内部組織「情報発信部会」を立ち上げすでに3回の協議を重ねたと報告。来月中にもSNS「Facebook」ページ立ち上げ、さらに参加の5市2町のJAや民間集荷業者共通の「魚沼米リーフレット」の製作・配布を行う方針。産地からの直接情報発信により、消費者に魚沼米の良さを積極PRする。なお今夏は高温傾向が続く見通しのなか、適切な生育判断による穂肥の管理・指導を行うことを確認した。
 前回の会議から3ヵ月が過ぎ、土壌診断に基づくケイ酸資材の利用促進、深耕15aの確保などの推進を進めて来た同会議。一方で、この3ヵ月の間に取引先訪問などで約160社の聞き取り評価を実施。『平成29年産が食味は落ちたということはない』などの声が多かったことを受け、改めて産地からの積極情報発信の必要性を確認。今月16日は東京・表参道ネスパスで魚沼米対策協議会・魚沼米改良協会共催で米試食イベントも行った。
 新たに作るフェイスブックページは、魚沼地域の市町やJAで作る同改良協会事務局を務める全農にいがたが管理し、各市町やJAなどからの産地情報を随時更新する予定。産地からの直接発信で、魚沼米の信頼度を高める契機に繋げる意向。座長を務める南魚沼地域振興局・小幡武志局長は「とにかく今年米の品質向上は至上命題。みなさんの協力をお願いする」と呼びかけた。次回会議は11月に開催予定で、30年産米の取組状況や品質検証、情報発信のあり方など検討する。

ちびっこ天体博士、6年連続で如澤まどかさん  7月21日号
 星博士に6人―。地元でプラネタリウムが楽しめる十日町市中里Uモール内「ドーム中里き☆ら〇ら」。年間12回以上通った子どもたちを称える「ちびっこ天文博士」認定式は7日開催。今回は6人を認定。中でも如澤まどかさん(南中1)は、過去10年で唯一の計6回目の認定者。小学校入学以降、ずっと地域のプラネタリウムに通い続けた。「星を見ているといろんな発見があります。6回も天文博士に慣れて嬉しい。自分の星座である魚座が好きです」と笑顔を見せた。
 23年前の平成7年7月にオープン、その2年後から同天文博士認定をスタート。3年前には県内唯一の「全天周デジタルプラネタリウム」にリニューアル。子どもたちに星の科学の楽しさを伝え続けている。なお定期上映会は毎週日曜日の午前11時から行っている。
 認定者は次の通り。
◆認定6回目=如澤まどか(南中1)◆同2回目=佐藤紫音(水沢小5)樋口央雅(田沢小5)◆同1回目=井ノ川光希(同)庭野心希(西小3)中澤冬羽(水沢3)

タテ

自分の世界、描き続ける  7月21日号
 秋山郷在住の独学の画家・山田寿章さん(68、栄村屋敷)。10年余前に故郷に戻り、山間地に暮らしながら絵筆を取る。長野市など中心に個展を開くなか、今月6〜9日は十日町情報館で油彩画展を開催。苗場山と上野原集落といった秋山郷の山村風景を始め、祖父と祖母の肖像画、さらに龍ヶ窪のイメージを膨らませ幻想作品に仕上げた画など30点余を飾った。山田さんは「最近は満足が行くものが描けていないが、また中央画壇にも出品していきたい」と意欲。山田さんは秋にも個展開催を計画している。
 秋山小時代の担任から油絵を進められ、以後独学で学び続ける。第31回上野の森美術館大賞や第30回イタリア美術展入選など、公募展受賞歴がある。シュールレアリズムのサルバトール・ダリ、歴史画が有名なウジェーヌ・ドラクロワなどに傾倒。一方で、故郷の原風景に根ざした山村画も描き続けている。「本来好きなのはシュールレアリズム系。もういい歳になって来たし、自分が好きな画を描いていこうと思っているよ」。情報館での個展では10年余前に描き、インドを題材に生と死をイメージした『ガンジス川の祈り』も展示。山村画とはまた違った、自分の思いが筆に込められた幻想画。「こういう画をもっと描きたいね」。創作意欲は増すばかりだ。

中津川崖、大崩落、田の一部も崩落、津南町船山地区で   7月21日号
 西日本で大きな被害を出した今回の豪雨。6日からの局地的な雨により、中津川右岸の津南町船山地区で、川沿いの断崖が大きく崩落し、水田の一部も崩落する被害が発生している。
津南町船山の国道405号脇を流れる中津川右岸。河床から60b余の断崖の同地の段丘縁が長さ50b、幅10b余に渡り大規模に崩れ落ち、現場の田の一部も崩落し、田にはひび割れが入り、さらに崩落の危険がある。
田の所有者、藤ノ木義一さん(77)によると、今春5月25日発生の栄村が震源地の震度5の地震時、同地の一部が崩れ落ち、以降2回に渡り次々と田の一部と共に崩落。現場には田などにヒビ割れがあり、さらに崩れる可能性がある。町でも現場は確認しており、今後の対応策などを検討している。

NIKKAIなんでもランキングで2位に、「廃校の宿」でカタクリの宿  7月21日号
 行きたくなる「廃校の宿」2位に選出―。秘境・秋山郷の木造校舎を改修した宿として人気の結東「かたくりの宿」。今月14日付の日本経済新聞・NIKKEIプラス1「なんでもランキング」の「廃校の宿部門」で全国2位に選出。話題を呼んでいる。宿泊施設に生まれかわった廃校が観光資源として注目を集めるなか、今回のランキングは食や湯も楽しめるお勧めの宿を10人の専門家が選んだもの。なお同ランキング1位は秋津野菜ガルテン(和歌山・田辺市)だった。
 86年前の昭和7年、現在のかたくりの宿がある地に校舎が建てられ、秋成小結東分校、中津峡小など変遷を受け平成4年に閉校。その翌年に宿として生まれ変わる。教室は客室に、校長室は温泉にと、木造校舎の趣きが人気。現在は津南移住8年目の渡邊泰成さん(36、兵庫・宝塚市出身)と真紀さん(41、出雲崎出身)夫妻、大ア弥絵さん(27、群馬・藤岡市出身)を中心スタッフで営業。地元食材を使った郷土食ベースのアレンジ料理、山菜など地元農家から仕入れる山の幸も人気だ。講評では『泊まる、食べる、癒す、知る、楽しむの5つのテーマがそろう』などの高評価を得る。
 第7回大地の芸術祭がある今夏は、すでに8月の予約はほぼ埋まる。9月は若干の空きがある状況。渡邊管理人は「全国2位に選ばれ驚いています。来てくれた方に秋山郷の良さを知って貰い、やがては移住したい方が出るような、人と人の縁の繋がりをこれからも大事にしていきたい」と感謝。これまでは冬季休業していたが、今期は通年営業を始める。「やはり、この地域の本当の良さを知るには冬を知って貰いたいですから。挑戦しますよ」。

古民家をカフエ、地域の交流の場、息抜きの場に  7月21日号
〇…古民家の趣きの中で、ちょっとお洒落なカフェがオープンした。津南町大割野商店街に16日、「Kura Cafe」が開店。パンケーキとコーヒー、紅茶などを提供。同商店街は閉店が相次ぐなか、久しぶりの新店が誕生した。
 〇…経営するのは、マウンテンパーク津南の運営会社であるパノラマ合同会社(デイブ・パドック社長)。店長を務めるのはジャックマン秋山・望さん(36、上越市出身)。管理栄養士の資格取得後、イギリス・ロンドンなどで飲食業にこれまで関わってきた。「年齢にかかわらず愛されるのがパンケーキです。ちょっと美味しいコーヒーが飲みたい、友だちとお話したいなど、ほっとできる空間にしたいと思います」。コーヒーは注文を受けてから挽くフレッシュが基本。最初に注文と会計を済ませ、品は自分で受け取るセルフ方式のカフェスタイルを取る。当面は定休日なしで営業。その後は利用者ニーズを把握しながら店に合った営業形態を探るつもりだ。
 〇…英語キャンプ事業を津南で展開するイングリッシュ・アドベンチャーの社長でもあるデイブ氏(48)。津南に拠点を移し3年目。多くの来訪者が予想される第7回大地の芸術祭に間に合うよう、準備を進めて来た。「津南に移り住み、本当に良かったと思っている。そして今の津南のベースの上にもっと素晴らしいことができるとも信じている。カフェは津南に感謝を込めた、地域活性化プロジェクトの一つ」と想いを話す。さらに「楽しいから来たくなる店がこれからの商店街には大事だと思う。我々ができるなら他の人もできるはず。全てはチャレンジです」と意欲をみせる。同店は午前10時〜午後6時営業。рO25‐755‐5549。

神楽を奉納、集落に伝わる三つの神楽   7月21日号
3神楽が競演 第2回さかえ夏まつり 今年は森・箕作・月岡の3地区
 〇…栄村の中心地である森地区の活性化と住民が集い楽しむ場づくりをねらいに行う「第2回さかえ夏まつり」は14日に開催。地元の栄ふるさと太鼓、北信保育園児のダンス、郷土愛を確かめる栄村ウルトラ〇×クイズなど多彩な催し。村に伝わるからす踊りや秋山郷・のよさ節などでは住民の輪ができた。
 〇…同祭の特徴となっているのが「神楽」の競演。栄村では各地区で神楽が残っており、それぞれ特徴ある伝統芸能を現代に繋いでいる。今回は森、箕作、月岡の3地区の神楽が登場。森地区「みのり会」(廣瀬主税会長)は、『舞込』と『梵天』の2演目を披露。獅子舞の一挙一動に観客は注目。廣瀬会長(57)は「森地区は最初神楽が無く、80年くらい前に他集落のを見て作ったと言います。若手が少ない厳しさはありますが、こうやって一生懸命見て貰えるとモチベーションが上がりますね」と満足そうに笑った。同祭は来夏も開催予定だ。

「皆さんどうぞ」、町長室が談話室に、桑原悠町長スタート  7月14日号
 ◎…「津南町の雰囲気を変えてくれる」。先の町長選で支持者などが求めた思いを、就任初日から実行している桑原悠町長。「自らできることから、先ず取り組んでいく」と町長室を一新し、「フリートークの場」を誕生させた。土日に準備し、一新した町長室には、一画に「こどもスペース」を設けた。「子ども連れの方も気軽に訪れていただけるように」と、2畳ほどの広さにフロアーマットを敷き、桐材の遊具や小さなイズを用意。「ここで子どもたちが遊ぶ脇で、ママさんなど来られた方々とお話ししたい」と話す。町長室にあった接客ソファーを撤去し、秋山郷産の自然木の栃ノ木テーブルとイス6脚を設置。テーブル上で図面や資料を広げ、実務対応できるようにした。
 ◎…1歳と3歳の「ママさん町長」である桑原町長。選挙中も子育て支援を政策に掲げた。「子育て中の方々の声が届きにくかった面があり、子どもを連れて気軽に町長室に来られる雰囲気で、この町に暮らす方々が気軽に町長室を訪れることで、町政に参画する雰囲気を生み出したい」と町長室一新のねらいを話す。すでに若い世代と近く来訪の予定で、自然木のテーブル、この「フリートークの場」でどんなアイデアが生まれるか、桑原町政の情報発信の場の一つになるだろう。

全国最年少の女性町長誕生、桑原悠町長が初登庁  7月14日号
 全国最年少の女性町長となる桑原悠町長(31)は9日、初登庁し、約90人と職員を前に「不易流行(ふえきりゅうこう・松尾芭蕉)」の言葉を示した。「残し伝えるべきものは残し、変えるべきものは変える。変化を恐れず挑戦し続けることで津南町は存続すると信じる私の考えと一にするもの」と今後4年間の町政姿勢を、この言葉に込めた。3役体制は現在の小野塚均副町長(62)、桑原正教育長(67)の継続を決めている。今後の役場内組織は選挙公約の「農業と商工を専任化する」ため、現在の地域振興課を農業部門と商工部門に分離し、独立課として再編する方針で、「議会の理解を得て進めたい」としているが、18日からの初定例議会の議案には含まれていない。
 初登庁の9日朝8時半、庁舎前に30人余の町民らが出迎え、桑原町長は愛車ジムニーで到着し、風巻忠義後援会長と握手、玄関前で職員から花束をと拍手を受け庁舎に入り、2階町長室の町長椅子に座った。「責任の重さを感じます」と話し、職員訓示へ。約90人の職員に桑原町長は、同世代の大リーガー・ダルビッシュ優、サッカーの本田圭介選手の名をあげ「31歳の桑原悠です」と自己紹介し挨拶した。 
基本姿勢は選挙中に掲げた『希望・愛・参加』を強調。「希望は未来の原動力の産業。愛は老若男女問わず安心して暮らせる支える地域医療や教育。成熟した時代には町民参加が欠かせない。その実現をめざし皆で立ち上がろう」と訴えた。前町政からの小野塚副町長、桑原教育長の継続を示し、「特に若手職員の皆さん、いつでも町長室に来て、様々なホウレンソウ(報告・連絡・相談)を聞かせて下さい。結果責任はすべて私にあります。人生一度きり。明るく生き生きとやりましょう」と協力を呼びかけた。
就任会見では多分野の質問に答えた。まず課題は「町民が感じている閉塞感が一番の課題であり、なにか津南町が動き出している、時代が分かってくたなと思う取り組みを町民と一緒に取り組みたい」と話し、31歳という情報発信を活用し、トップセースルに取り組み方針。その産業面では、「観光が全産業を潤すという考え方で、観光を使って地域づくりをする観光地域づくりに取り組む。推進組織は津南ブランドを維持・管理する組織を立ち上げ、行政がそれをサポートしていく。多様な町民が集まる議論の場を、ちょっとオフイシャルな形で、芸術祭後の秋頃、立ち上げたい」。
 広域連携では「十日町市の取り組みで参考になる部分は取り入れ、トップ同士の共通理解で広域行政、広域産業の取り組みを前に進めたい」とする。さらに「栄村とは文化を一にしている。観光面の連携を深めたい。栄村と津南町エリア規模の新たな連携強化にも取り組む」として、「新潟、長野県境の大赤沢、小赤沢で両県知事が一堂に会し、県境サミットができればというのが私の夢だ」。
 さらに西日本での豪雨災害を受け「広範囲での長時間豪雨はいつどこで発生してもおかしくない。防災担当と話し合い、砂防などの課題を洗い直しをしていきたい」と防災面の対応も話している。

津南町・上村憲司町長が退任、8年間に感謝  7月14日号
 7月8日に任期満了を向えた津南町の上村憲司町長(69)は6日の退任式で90人余の職員に「若きリーダーにバトンタッチできる事は嬉しい。私は午後5時の太陽。桑原悠町長は午前11時、午後5時の対角線にある太陽。我々は今後とも後押しさせていただくが、もう表に出ることはない」と話し、「明日の津南を、今日よりもっと新鮮でもっと生き生きと輝く津南に創りあげてほしい。皆さんなら必ずできる」と時おり涙を見せながら、思いを込めた言葉で最後の挨拶を行った。
 8日が任期満了だが、土日を挟むため6日か最後の登庁となり同日退任式を行った。職員への挨拶後、花束を受け、庁舎玄関では多くの職員、9日就任の桑原悠・新町長、元副町長・瀧澤秀雄氏、さらに上村後援会関係者らに見送られ、庁舎を後にした。庁舎前には5月18日に死去した長女の妹、内藤苗子さん、その中学2年の長女、上村町長の妻・むつ子さんらも見送りに参列し、庁舎前で記念写真を撮るなど8年間の労を労っていた。

2020東京五輪、イエメンの街並み、振り袖に、市村久子さん   7月14日号
 イエメンに思いを込めて―。東京五輪に向けた「キモノプロジェクト」で、十日町市の伝統工芸士•市村久子さん(63、十日町市本町6)が現在、伝統技法•すくい織りで中東•イエメンを題材にした振り袖制作に取り組んでいる。難しい構図で1日取り組んで数センチ進むだけだが、「写真を見ると世界遺産にもなっているとってもステキな街並み。何とかきものに生かしたいです」と懸命に取り組んでいる。雪国•十日町の織物技術が、振り袖でイエメンを盛り上げる。
 キモノプロジェクトは、2020年東京五輪に向け、今春から参加国•世界196カ国をイメージした振り袖の制作を進める「イマジン•ワンワールド」(高倉慶応代表理事、福岡県久留米市)の依頼を受けたもので、十日町市では青柳がクロアチアの振り袖を制作、完成させている。
 イエメンは、現存する最古の都市とされるサナア旧市街があり、世界遺産に登録されている。内線で多くの犠牲者を出し、未だ政情不安は続いているといわれる。市村さんは「内線は悲しいことだけど、きれいな街並を図柄にしたい」と1週間ほどかけて下絵をつくり、4月から手織りに着手した。「砂漠の地域でもあるので、そんな雰囲気も出したい」と横糸を4回通すたびに砂色の「野蚕糸」を1回織り込んで雰囲気を高め、ステンドグラスがはめ込まれた細かな家並みなど、色に合わせた糸を決めながら1本1本織り込んでいる。「細かな作業で織っても織っても進むのは一日数センチほど。大好きな織物が嫌いになりそうです」と苦笑い。それでもようやく半分ほど進み、「見通しが出てきたので、またやる気も出てきました」と毎日、手織り機に向かっている。
 今春、東京でイエメン大使や大使夫人に会い、直に制作の要望を受けた市村さん。「イエメンの大使が十日町雪まつりに来てくれました。きものでs交流の橋渡しができれば」と話す。辛苦の振り袖は10月中に完成予定だ。
     ○
 市村久子•Yume織展=9月1〜9日、まつだいカールベンクスハウス•澁い。入場無料。県展賞作品など含め15点余りを展示する。

自然を遊ぶ尽くす、ベルナティオに宮中アスレチック登場  7月14日号
 自然を遊びつくせ―。当間高原リゾート内にある「あてま 森と水辺の教室・ポポラ」にきょう14日、東日本初上陸となる空中アスレチック「アルプスアドベンチャー」がオープン。今年の夏休み、話題を呼びそうだ。
 アルプスアドベンチャーは、専用のハーネスを用いて森の中の木々を渡り歩くアスレチックコースで、樹上のリスになった気分で楽しめる、フランス発祥のアクティビティ。最大の特徴は安全性の高さで、インストラクターのサポートのもと、安全にゴールすることができる。今年度は初級、中級、ジップラインコースが完成。さらに上級コース、ハンディキャップコースは来年オープン予定だ。参加は要予約。コース、料金など詳細はポプラホームページで、問合せはрO25−758−4811。

水泳で新潟県大会へ、津南町の女子中学生たち  7月14日号
掴んだぞ、2年連続で県大会の切符―。津南町のクアハウス津南のTapスイミングスクールに通う、津南中学の中島杏(1年)名地奏(2年)、滝沢来実(2年)、島田帆菜(3年)の4選手が今月4、5日に長岡市で行った中越大会で活躍。400bメドレーリレーと4百bリレーで共に7位入賞し県大会出場権を手にした。個人種目では名地選手が百b平泳ぎで優勝(タイム1分17秒43)、さらに4百b個人メドレーで準優勝。昨年に引き続き個人でも県大会の切符を手にした。今月21、22日に長岡市で行う県大会に向け「精一杯頑張りたい」と練習にも熱が入っている。
発足3年目の同スクールは、昨年初めて女子中学生選手4人が揃い中越大会に挑戦。リレー初出場で初県大会出場を達成。今季も選手は4人のみだだが「この夏もみんな県大会に」を合言葉に練習。中越大会では全員が自己ベストを更新する力泳。好調を維持し、昨年のリレーに加え、メドレーリレーでの県大会出場も決めた。唯一の3年生、島田さんは「目標が達成できて嬉しい。それも2種目で出られるなんて。中学最後の大会、自己ベストをまた更新できるよう頑張りたい」と意欲を話している。

7月7日号 上村町長退任、「午前11時の太陽」、正義感を、31歳町長にメッセージ
 「11時の太陽だろう」。9日就任する桑原悠・新町長を表現する。8年在職した上村憲司町長(69)。「我々のような黄昏時ではない」。任期は8日までだが、6日最後の当庁後、全職員に見送られ役場庁舎を後にした。
 8年前。「すべてを共有することが組織力を高める」と、それまで定例議会ごとに年4回開いた課長会議を毎月開催へ。2年後には情報共有と意見が飛び交う場になった。それは一般職員にも波及し、職員が民間と共同で研修活動する姿も生まれている。「スカイランタンは、その研修から生まれた。職員意識が高まっている。単に歯車の一つではあるが、それが全体を動かすシャフトである意識は、まさに参画していること」。
38歳で県議初当選。政治の世界32年の歩み。「議員と自治体の長は全く違う。毎日が決裁であり責任ある決断が仕事。充実した8年間、職員に助けられた8年間だった」。
 『雪と有機』。上村町政が掲げた理念。就任時から「雪」を色濃く打ち出した。キーワードは『みんな雪のおかげ』。「ピュアな雪解け水で作られる津南の農産物。エコ・エネルギー(水力発電)により自給率1を超える自治体。最大のカーボンオフしている自治体である。さらに日本海側から太平洋側に電力を送った最初の地が津南。すべて雪のおかげ」。それが『津南ブランド』を押し上げる。
ファミリーマートの『津南の天然水』はその象徴。「将来的な可能性を、地域所得の可能性にどう結び付けるか、マーケティングとマネジメントが必要。人口1万人の町だが、どっこい生きいる、その意義がないと若い人たちは住み続けない」。
 31歳町長が9日就任する。「津南町はもっと変わるだろう。ただ両刃の剣だ。良いことも悪いことも注目される。それに振り回される。すべて責任が伴い、結果責任を取らなければならない。その意味でいさぎよさは必要。普段からの清潔感も大事。そのために正義感は、常に研ぎ澄ませておくべき」。さらに「特定団体に屈しない意志の強さ。自立の町をめざすなら、それをなによりも持たなければならない。私は就任以来、それを貫いてきている」。
 今年5月18日、長女を病気で失う。2年前に発覚したガン。あらゆる手を尽くしたが、「悔いのない人生だったと思ってもらえる暮らし方を家族で話し合い、そうした。娘は最後、『幸せだった』と言ってくれた。それがないより嬉しかった」。町長初当選の選挙でも、2期目の選挙でも、街宣でマイクを握った長女。同世代に近い31歳が政治をめざす姿に、娘の姿が二重写しになっても、無理はない。「これから生きていこうという姿を、感じさせてくれた」。桑原悠氏の姿が、そう見えた。
 「これから過酷な現場に入るわけだが一人歩きはしないこと。職員を信じて頼るのは、恥ずかしい事ではない。方向性を示さないで、文句ばかり言う人こそ恥ずかしい人。一方で𠮟る勇気が大切。仕事から逃げての失敗は厳しい対応が必要」。
 若さゆえの懸念も。「注目を集めることで見えざる手がいくつも来るだろう。その手はいろいろな手である。桑原悠氏は、それを見分ける能力を身に付けていると感じる」。
 9日から、何をしますか?。「予定通りの生活はもうやりたくない。予定のない生活を送る」。5月に死去した長女と家族で3月に行った沖縄。「南の海にお骨をまいて、と言われている。夏休み、孫と行こうかな」。この先の予定は、この沖縄行きだけは決まっている。          (恩田昌美)

7月7日号 「若者よ、出でよ」、後継 名乗り促す、村松県議13日辞職
 来春改選の県議選が動き出した。7期在職の村松二郎県議(64)が来週13日で議員辞職するため、十日町市・津南町(2人区)は1人欠員のまま来春の改選を迎える。1日、地元十日町市で記者会見した村松県議は、「自ら名乗りを上げていくのが政治。若い人と思う」と後継への期待感を述べ、「応援したい人が出れば、一所懸命に応援する」と明言している。事実上、来春の県議選がスタートした。

新潟県代表では初めて全国森林組合連合会長に先月26日就任した村松県議は1日、サンクロス十日町で会見し、「中途半端は許されない」と県議辞職の思いを語り、「国際的な競争力ある林業をめざす」と全国森林組合のトップとして林業振興への強い取り組み姿勢を見せた。県議後継は「若い人にと思う。若い時に出ることは、それだけ勉強する時間がある。自分から名乗りを上げていくのが政治。応援したい人が出れば一生懸命に応援する」と自主性を促す。
 村松県議は先月26日の全森連総会・理事会で会長に選出され、同日、県議会議長に議員辞職願を提出。来週13日の県議会最終日に承認される見通しだ。村松氏は全森連会長の活動方針として「森林環境税導入で日本中で新しい林業が始まる。初年度200億円が全国に配分されるが、これをどう活用していくか議論が深まらず、決まっていない。これは早急に具体化する必要がある」と2024年本格導入の森林環境税、これに伴う森林環境譲与税導入の活用策に言及。さらに「その活用策は地元自治体と森林組合が主体となる。国際的な競争力を持つためにも、一定のルール、基準を持つことで競争力が高まるはず。全国を飛び変わり林業振興に全力で取り組む」と、先月30日、64歳を迎えて村松会長は力説する。
 県議辞職は「中途半端は許されない。ここまで私を育てていただいたことに感謝している」と地域、支持者などへの思いを込めた。全森連会長は1期3年任期で、今回は熊本県連会長との一騎打ちとなり、両氏とも県議職にあり、現会長の秋田県連会長が両市から聞き取りを行い、「今回は新潟県さんからお願いしたい」と事実上の指名を行い、総会・理事会で全会一致で決まった。村松氏は地元「ゆきぐに森林組合長」であり新潟県森林組合連合会長で、全森連会長は年間平均で月10日程度の公務があり、林業政治連盟の政治団体もあり、国のトップと直接懇談する場面が多い。
 一方、来春の県議選に再出馬を決め、すでに自民公認を受けている尾身孝昭県議(65・6期)は後援会活動を主体に地域への取り組みを進めている。先の知事選、一昨年の参院選、知事選で「オール野党」で次々と選挙戦を活動してきた十日町・津南の野党連合は、「来春の県議選」に照準を合わせ、関係者の取り組みが始まっている。特に「先の知事選の熱が残っているうちに、来春の県議選へ取り組みをつなげたい」と候補擁立の取り組みを始めている。だが『人材不足』が課題で、「自民が誰を後継に出すか、そこの見極めも必要」としている。

経営陣一新、竜ケ窪温泉、新社長・中熊さん「地域が第一。大胆にアイデア出し」
 前年の黒字決算から灯油代高騰、送迎バス修繕など経費増で再び赤字決算となった株式会社竜ヶ窪温泉の株主総会は先月29日、同館で開き、317万円の赤字決算を承認した。任期満了による役員改選は、上段6集落から取締役を選出する方法で行い、役員一新の経営体制となり、新社長に就いた中熊弘隆氏(64)は「地元の人が魅力を感じられない施設はやっていけない。地元の人たちのための温泉施設、その経営をやっていく」と果敢に、大胆に経営する姿勢を示している。
 第23期決算によると売上は4243万円。入込数で前年2250人減、221万円減。一方、原油高で灯油代増加、送迎バス修繕費増など一般管理費が増加し、売上減と共に最終決算で317万円の欠損になっている。このため新年度には「温泉施設開業当時の地元の思いを思い出そう」と新役員を関係6集落から選出する方法を取り、役員一新を打ち出している。
 株主総会では各集落で選出した6人が承認され、新役員の互選で新社長に中熊氏を選出した。中熊氏は相吉に定住して35年。出身は東京。早稲田大法学部卒で「専門里親」を13年続ける。新役員には38歳の女性も入り、「大胆な発想で  アイデアを出し合い、知恵を出し合い、果敢に挑戦する」と話している。
 新役員体制は次の通り。
▼社長・中熊博隆(相吉)▼取締役・石沢良周(56、中子)樋口美喜雄(61、城原)阿部千里(38、岡)内山信一(57、谷内)高橋俊秀(62、赤沢)▼監事・島田繁(67、赤沢)

妻有今昔物語「十七や・火祭り」 津南町石沢地区
 7月17日、「十七夜」、「道祖神まつり」、あるいは「火祭り」といった。各地に残る「十七夜」だが、ここは津南町石坂地区。秋山郷渓谷から流れ出る中津川の左岸、いまは大きな橋が架かり、全国名水百選・竜ヶ窪がある上段台地(赤沢台地)に上がる道路ができ、当時の風景と一変している。
中津川の浸食で生まれた河岸段丘。その高さ2百bを超える断崖は、石沢集落の背後に絶壁のようにそびえ立つ。「石坂」の地名の通り、石が多く、集落の田んぼは石を積み上げた「石垣田」が多く見られる。現在7世帯16人が暮らす。当時は小さな吊り橋が幹線道路とつながる唯一の生活道だったが、そびえ立つ段丘に道路とトンネルを開削し、大きな橋が架かり、当時の不便さは、いまは全く感じられない。
この断崖を上がりきった所に祠があり、その脇に道祖神が祭られている。毎年7月17日夜、地域の子どもたちが背丈の2倍以上ある茅の束に火をつけ、それを「たいまつだー」と大声を出しながら、真っ暗なくねくね坂を、高さ2百b上の道祖神まで持ち上げる。
地元の80代の根津さんは「いまはなくなったが、あの頃は十七夜が子どもたちの仕事だった。あの坂道は急で、大人でも容易でない」。持ち上げたたいまつで、道祖神わきに杉葉で作った高さ6b余の道祖神に火をつける。真夏に夜に赤々と燃え上がる道祖神の火に、人々は無病息災、五穀豊穣を祈願した。

写真・昭和54年7月17日、津南町石坂地区で 本社撮影

36年間、地域の思いをつなぐタスキ、笹沢駅伝
 4歳の子どもから50代までの総勢210人がタスキを繋いだ。津南町の川西地区10区間13・1`を走る第36回笹沢駅伝大会は1日に開催。地域の部9、地域外の部12の計21チームが参加。三箇校舎を発着点に30度を超える炎天下の悪条件のなか、傷病者など出さずに今年も全チームがゴール。地域の部は押付が3連覇を達成。1区を走った津南小5年の村山碧さんは、スタート走者を務めるのは2回目。「小学2年の時以来です。最初にリードしなきゃ勝てないと思って結構緊張しましたが、今回も優勝できて嬉しい」と、チームみんなで同大会名物の手作りおにぎりを食べ勝利を噛み締めていた。
 駅伝で住民と地域を繋ぎ活性化をと始まり、初夏を彩る津南風物詩となっている同大会。30年を超える歴史を持つ地域駅伝は全国でも珍しい。主催は地元住民で作る笹沢会(橋隆明会長)。一方で集落の少子高齢化が進みチーム編成が難しくなっており、各区間の出場年齢制限緩和などで対応しているが、走者が集まりにくい状況が続いている。同会では「地域を繋ぐ駅伝。地区の人口は減っているが、皆さんの協力のもと40週年の節目を迎えたい」としている。
 大会結果は次の通り。《地域の部》@押付A外丸AB辰ノ口AC巻下D鹿渡・島E外丸BF外丸CG小島H辰ノ口B《地域外の部》@下条JXC・AA芦っ子ランナーズB中津LDCCあおばスキークラブCD同AEGOGO‼ 上郷F川治AGあおばBH下条BI津南小J下条CK川治B


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