
公設民営で10年間の経営契約が満了し、昨年9月から町営管理する津南町の「マウンテンパーク津南」の新たな経営主体模索していた津南町は15日、同津南の自然環境まるごと活用し、小学・中学生対象にアメリカンスタイルのキャンプ活動をしながら英語を実践的に学ぶプログラムを国内で展開する民間企業「イングリッシュアドベンチャー」が今年7月から営業する業務委託を交わす方針を発表した。同社への業務委託費は年間1千万円以内(冬季の除雪費約6百万円は別)を予定し、国の交付金事業を導入し、ロッヂは昭和51年建設で老朽化が進むが建物本体は堅牢で内容や給排水の改修が必要として7月までに完了し、7月からの業務委託契約を交わし、英語プロジェクト事業をスタートさせる計画だ。14日には上村町長が地元上野地区に説明し、宿泊の調理や食材提供、施設管理のバックアップなど協力要請した。
有限会社イングリッシュアドベンチャー(EA・本社=東京調布市、資本金1千万円)は2003年、アメリカ出身(妻は日本人)のデイブ・パドック氏が設立。同社は昨年まで長野・白馬や鹿島槍、乗鞍高原などで英語キャンプを実施しており、夏休みや冬休み活用のキャンプなど年間約千5百人の参加実績があり約2億円の売上という。
キャンプでは日本人と英語圏のスタッフ20人余がキャンプ活動をサポートする。津南町と交わす契約では、「本社を津南町に移す」「スタッフは津南町に移住する」などを盛り込む予定だ。
これまでの実績では、小中学生対象で4泊5日コースが基本で参加費約9万円。今夏には1回150人余で5回程度のサイクルを見込む。冬期キャンプも同様に組み、春や秋も2泊3日程度のキャンプを組み、年間2千人余りの参加を見込んでいる。さらに小中高校生対象のほか、英語研修を主体とした企業研修も視野に入れ、「特色ある企業研修」をセースルポイントに営業展開する方針も打ち出している。
同EA事業をバックアップする津南町は、国の27年度補正予算の「地方創生加速化交付金」事業の採択をめざす。すでに県を通じて申請し、来月早々には「決定か否か」の通知が入る予定だ。交付金決定の場合は、町議会3月定例会に1億円規模の補正予算を提案し、同津南ロッヂの改修をいっきに行う予定。一方、交付金不採択の場合でも28年度、29年度で約6千万円でロッヂ・リフト改修を行う方針。業務委託の契約期間は今夏7月1日から平成33年3月末の5シーズンを予定し、業務委託費は除雪費6百万円を含む1600万円を予定する。ただ、「業務委託費1千万円以内を予定し、今後さらに検討し精査して決めたい」としている。
津南町の上村町長は「マウンテンパーク継続を多方面ど交渉してきた。国内はじめ世界の子どもたちを津南に招くことができ、2020東京五輪への対応にも通じ、企業研修の導入できるなどマウンテンパーク津南の今後の運営で考え方が合致するところが大きい」とEAの業務方針に期待する。なおEAでは、マウンテンパーク津南の名称変更を予定しており、『アドベンチャーパーク津南』などが候補に上がっている。
EA代表のデイブ・ポドック社長は「拠点施設を探す中で、共に成長せきる『コミュニティ』を求めており、津南の自然、津南の人たちの郷土愛を深く感じ、弊社プログラム実施における最高の地と強く思っている。津南の大自然はキャンププログラムに参加する子どもたちにとって、これ以上ない魅力。普段の生活では体験できない大自然の中で行うには津南は絶好の場所」と話し、2016年度は千5百人〜2千人余の子たちがキャンオウに参加する予定という。