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2015年01月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
非自民新人、擁立難航、迫る県議選  1月30日号
 春の統一地方選で改選される新潟県議選。十日町市・津南町選挙区(定数2)は、現職の自民2人が出馬を決め、地区座談会など後援会活動を進めている。一方、関心が集まる非自民の新人擁立は難航し、いまだ具体化していない。だが前回出馬の新人を擁立したグループが具体化に向け動いており、今後、擁立が実現するか関心が集まる。県議選まで2ヵ月余り。大雪で静まり返る十日町・津南だが、雪の下で春を待つ大地の鼓動に連動するように、新人擁立に向け動き続いている。

 県議選は4月3日告示、12日投票の予定。十日町・津南区は、これまで自民2人が独占し、7期目に挑戦する元議長の村松二郎氏(60)、6期目をめざす前副議長の尾身孝昭氏(61)の両氏が再選に向け、後援会活動を展開している。
 8年前の選挙区変更でで十日町・津南区に鞍替え出馬した村松氏は、旧東頸地域の松之山・松代地区をベースに、郡部を基盤に2回選挙戦に臨み、この実績で手薄だった旧十日町エリアで後援会活動を広げる。前津南町長で後援会連合会長の小林三喜男氏死去の後任に、合併市長選で初代市長になった旧川西町長・田口直人氏(JA十日町経営管理委員会長)の後援会長だった桾沢英男氏が連合後援会長に就き、弱いとされる十日町地区に攻勢をかけている。

 前県会副議長の尾身氏は昨秋、旧町村で全体後援会がなかった松代に後援会を設立し、旧5市町村すべてに後援会設置を実現した。選挙区合併後、手薄とされた旧郡部で後援会を次々に設立し、座談会などの活動を通じて浸透をはかっている。特に地域要望の吸い上げに取り組み、地域課題を県につなげるなど、地域要望の実現で信頼感を醸成している。
 関心が集まる新人擁立は、現段階では具体化していない。だが、非自民関係者は「アベノミクスが、地方にとって声かけ倒れだったことは明らか。景気が良くなっている実感など全くない。地方からはっきり物申していく代表が必要だ」と話す。さらに民主系関係者は「昨年の衆院選で、投票しなかった人を含め、自民ではない人が多くいることが分かった。その人たち応えるためにも、新人を擁立したい」と日々、擁立活動に取り組む。
 一方で、前回出馬の関係者は、「情勢による。新人出馬の期待感は感じており、女性を含め、なんとか具体化したい」と取り組みを進めている。

写真・元日の賀状配達出発式に臨む尾身・村松県議(中央2人)

雪国が生んだ真っ赤な実、温泉いちご園開業  1月30日号
 ○…早くも春のあまーい香り―。すっぽりと雪に覆われたパイプハウスの中で真っ赤に熟したおいしそうなイチゴが育っている。川西地区の千手温泉・千年の湯に隣接した「いちごはうす」。温泉廃湯を活用し、長さ60bのハウス4棟で新潟の気候風土に合った県内にしかないオリジナルブランド「えちご姫」を中心にイチゴ9千株を栽培、大きな実が付き始めている。今シーズンはあす31日にオープン。5月下旬まで家族ぐるみでのイチゴ狩りが楽しめる。

 ○…栽培を始めて8年目。千手温泉の約40度の廃湯を活用して栽培床を暖め真冬でも室温12度に保っている。収穫したイチゴは千手温泉や地元スーパーなどで販売しているが、栽培を手がける株式会社千手の田中稔主任は「地元の人からも、このおいしさを楽しみながら味わってもらいたい」と一昨年からイチゴ狩りもできるようにした。真っ赤な実を付けたイチゴが来園を待っている。

10代のまなざし「磯部海斗さん、県選抜バスケ選手に」  1月30日号
今月11、12日に県内トップレベルのミニバス選手が集う選考会に参加。妻有地域初の県選抜選手にみごと合格。県内全15人、長岡地区からは2人だけの選出だった。
 「まさか県選抜に選ばれるとは思っていませんでした」。
 身長は157aと小柄だが、スピードは抜群。1対1には絶対の自信がある。3月まで毎週土日に強化練習や県外遠征が入り、バスケ漬けの日々が始まっている。

 「県選抜になったプレッシャーはあります。ただ学んで来たことはチームメイトにも伝え、一緒に強くなりたい」。
 小学2年で始めたミニバス。同い年の従妹が先に始め、練習を見学したのがきっかけ。
 「みんなでコートを走り回るのがおもしろそうだったんです」。
 所属する水沢WINSは走り負けず、隙を見てゴールを決める守りのチーム。その中でゲームメイカー兼得点源でチームの要だ。
 「相手を抜きシュートを決めると気持ちいい。一番楽しい瞬間です」。

 6年になりキャプテンに就任すると、6月の長岡地区大会で準優勝。さらに11月の秋大会は長岡地区王者となり、妻有地域初の快挙を達成。
 「優勝は大きな自信になりました。中学に入っても、もちろん好きなバスケを続けます」。
 憧れの選手はNBA・キャバリアーズのレブロン・ジェイムズ。
「1対1の時、パッと抜けて一瞬で決める。もう凄いんです。将来の夢はもちろんプロ。NBAです。目標に向かい練習を続けます」。
                 (石沢修一)

今年もスカイランタン、津南まつり、今回は有料化  1月30日号
 スカイランタン、有料化―。3月14日に開く第39回津南雪まつり。名物となっている夜空に浮かぶ光灯籠「スカイランタン」(雪ほたる)が今回からの有料化を実行委員会(委員長・尾池三佐子町観光協会長)で決定。当日1個5百円で引換券を販売する形となる。主な理由は円安による購入費増を上げるが、誘客への影響も懸念される。

 燃え移る心配のない雪原が広がる豪雪地の利点を活かし、「津南名物に」と4年前にスタートしたスカイランタン。年々話題を呼び、1千個を打ち上げた昨年は過去5年で最多の8400人がメイン会場のニュー・グリーンピア津南に来訪。雪まつりは毎年予算450万円余で行い、うち町補助金は2百万円。残りは協賛金や出店料などで賄う。スカイランタン有料化で売上50万円を計上。町観光協会・村尾池会長は「毎年有料化の話は出ていた。中国から商品購入しているが、円安で購入費が増えたのを契機に有料化を決めた。津南名物として定着しており、今冬も記憶に残るイベントにしたい」と理解を求める。なおスカイランタンは3月14日午後4時から引換券販売を開始。一斉打上げは午後8時を予定している。

ワラ工芸、つぐら教室に集う  1月30日号
 ○…伝統技術を次代に受け継ごうと、栄村公民館(関沢義人館長)主催の「つぐら教室」が25日から中条温泉トマトの国でスタート。初日は小学生から70代まで10人余が参加。昨年11月に発足した「栄村つぐら振興会」の藤木金壽会長(86、極野)らが指導。つぐら製作時に必要なハンガーで作るわら通しの「ハリ」、わらのすぐり方など初歩から手ほどきし、参加者は興味深く地域伝統の技を学んだ。

 ○…「まずわらに親しむ機会を作り、将来の技術伝承のきっかけに」と初企画。ねこつぐらを始めとする「栄村つぐら」が昨年12月に長野県伝統工芸品認定を受けたのも後押し。村民対象に募集すると定員10人があっという間に埋まる関心の高さを見せた。保坂直子さん(37、森)はわら細工初挑戦。「すぐるとワラがどんどんなくなり難しかったけど面白いですね。まずは鍋敷きぐらいできるようになりたいです」と笑顔。同教室は3月15日まで毎週日曜に行い、住民のわら技術向上を図る。

妻有リポート 「電線に手が届く」、大寒の20日朝、今冬最高の452a  1月23日号
 ◎…「この冬一番だな」。大寒の20日朝。十日町市の旧中里、土倉集落の山田義直さん(84)は、日課の朝9時の積雪観測。今冬最高の452a。国道353号・十二峠、国道から入ると倉下集落(6戸)、その奥が土倉。冬場11世帯が暮らす。国道から約1・7`、急峻な山道もあるが道幅広く除雪され、通勤など生活道を確保している。

 ◎…昭和の大豪雪で知られる「昭和20年豪雪」。山田さんは15歳。「高等科を卒業した年だった。とんでもない雪で、母親がひと冬に45日も雪下ろししたと言っていたのを覚えている」。積雪観測は市町村合併前から委託を受け、毎朝9時、旧土倉分校脇の5bの積雪柱の目盛りを見て、中里支所に報告。その5bの支柱が埋もれそうな今冬の雪。電線に手が届きそうだ。「59豪雪の時は、支柱が埋まり、ポールを継ぎ足した。最高で520aほどだったかな。今年も豪雪になったなぁ」。

 ◎…国道353号の土砂崩れで4ヵ月余り通行止となり不自由な生活を余儀なくされた同地。朝夕の除雪が生命線だ。毎週水曜に上村病院の外来送迎車が来て、木曜にはJA十日町の移動販売車が来る。「今のところ生活に支障は出ていないが、倉下までの道路での雪崩が心配だ」。今冬も市内勤務者が、夜帰宅時、雪崩で道路がふさがれ、車中で一夜を明かしたこともある。除雪車は手前の倉下に配備。地元では「奥の土倉に置けば、奥から除雪ができるのでは」という。真っ白な世界、今冬一番の452a。道路は雪の回廊状態だ。

写真・右前方が積雪柱。左前方の民家はゆっぽり雪の中。「大雪になったなあ」と山田義直さん(20日午後3時半、十二峠・土倉で)

東京電力・湯沢発電所事故で全量放流、清津川分水問題に新たな局面  1月23日号
 清津川分水問題が、東京電力・湯沢発電所のタービン建屋の屋根崩落で新たな局面を作り出している。屋根雪の加重で発電機がある建屋内に崩落したため、発電はストップ。清津川から取水する発電用水は全量、清津川に放流されている。5年間の試験放流期間中の協議では「全量放流は難しい」としてきた全量放流状態が事故で出現している。分水問題で東電、さらに農業灌漑用水に活用する南魚沼市と協議する十日町市・関口市長は「全量放流により、景観を含む流域環境にどう影響するのか、しっかり検証してほしい」と、全量放流の清津川、さらに分水がない状態の魚野川の河川環境の変化など、発電再開の見通しが立っていないなか、事故がもたらした『新たな局面』を分水問題の検証に役立てたい方針だ。

 屋根崩落は今月10日午前6時半過ぎに発生。水車発電機4台のうち3台が稼動。出力7900KWで発電している最中に屋根が崩落。発電はすべてストップ。幸い人的被害はなかった。
 清津川分水問題は、清津川・三俣で取水(毎秒6・121d)し、屋根崩落した湯沢発電所で発電用水として使い、導水管で山越えし、下流にある石打発電所の発電用水に使い、清津川に戻すことなく、魚野川に放流している。大正12年5月稼動の湯沢発電所。92年余に渡り分水され、清津川の減水は90年余り続いている。

 住民運動や行政要請で事態が動いたのが5年前の平成22年9月。十日町市と南魚沼市との『水争い』解決のために泉田知事が動き、三者協議で抜本策を探ることに合意。それも『清津川の水に頼らない魚野川流域の水資源確保』を前提にすることを確認。5年間をメドに試験放流により両流域の河川環境調査や、特に魚野川流域の灌漑用水の状況など調査し、27年度に示す予定だった。

 抜本策が出る年に、今回の事故だ。21日に十日町市役所を訪れた東京電力・信濃川電力所・古谷聡所長は、本紙取材に対し、「建屋内のガレキ処理に近く取りかかるが、発電機建屋には人が入れない状態。再建する方向で検討している」と、発電再開の見通しは立たず、発電機の損傷程度にもよるが、年内の再開は難しいとの見方も出ている。一方で、国の経済産業省は今回の崩落事故を重視し、来月9日を期限に事故報告、原因究明、再発防止策などの報告を求めている。

 今回の事故で全量放流が実現している清津川。関口市長は「今回の事故は、湯沢発電所で発電するために分水している清津川の分水問題に強く関係する。そう簡単には発電再開できないのではないか」と見ている。さらに「全量流れているわけで、景観などしっかり確認することが大事。一方で魚野川は自然流況となり、どういう事が起こるのか。環境や流量にどのように影響するのか、しっかり意識を持って検証してほしいと要望したい」と、県と南魚沼市で作る魚野川流域水資源確保検討委員会の調査活動を注視する意向で、『天から与えられたチャンス』を、分水問題の抜本解決につなげた意向だ。

写真・雪の加重で屋根が崩落した湯沢発電所。この下に4基の発電機がある。損傷の程度は不明だ(写真・東京電力提供)

医師に、NASAへ、刑事に、「夢の実現」津南中等合格発表  1月23日号
 ◎…「夢の実現」を掲げる県立津南中等教育学校は18日、4月入学の第10期生の合格発表を行った。夢の実現へ一歩踏み出した小学生は、ひと足早い「十二の春」を喜び合っていた。県内7校の中高一貫校の一つ、津南中等校は定員80人に対し96人が出願、1・20の倍率。27年度出願から設けた初の県外枠(定員の5%)合格者も含まれる83人が合格している。4月入学を心待ちにする新入生となる小学生の思いや目標を聞いた。 

 ◎…津南小の藤ノ木美咲さんは小さい頃から喘息気味だった。「優しいお医者さんに励まされ、私も将来、子どもたちを助ける医者になり、世界の子どもたちの役に立ちたいです。そのためにも津南中等で英語をしっかり勉強し、大学に進みたい」と医師をめざす。田沢小の富井和寿くんは将来、NASAで働きたい。「宇宙にとても興味があり、NASAで働くのが夢です。中等で英語と数学、物理をしっかり勉強したい」。宇宙飛行士も視野に入れている。同じ田沢小・富井大翔くんは公認会計士や税理士をめざし、国家公務員として税務署で働く夢を持つ。「津南中等は夢の実現が教育目標で、自分の夢を実現するために頑張りたい。税理士か公認会計士をめざします」。川治小の村山怜斗くんは「津南中等でのいろいろな研修や職場体験を通じて、まだ決まっていない自分の夢、将来の目標を見つけたい。特に将来に役立つ英語はしっかり勉強したい」。十日町・西小の島田春さんの将来目標は『刑事』。「テレビや本で刑事の活躍を知り、とてもかっこ良いと思います。『悪を許さない』、そんな、社会や人の役に立つ刑事になりたい。世界に出るためにも英語と数学はしっかり勉強したいです」。頼もしい。夢の実現、応援します。

医師退職で診療所休診へ、倉股・室野、松之山は週3日に  1月23日号
 地域医療を担っている十日町市内の3診療所が2月、3月から相次いで休診になることが明らかになった。国民健康保険医療機関の中里地域「倉俣診療所」、松代地域「室野診療所」は来月末で医師が退職し、3月から休診。「松之山診療所」は3月末で医師が退職、4月から週3回の診療体制の方針で、関係機関に出張診療を働きかけている。19日の定例会見で明らかにした関口市長は「医師確保をめざし、緊急事態として対応している」と医師確保や関係医療機関に協力要請している。

 倉俣・室野診療所は、旧中里村時代の平成8年3月赴任の大石晋医師が担当し、倉俣診療所をベースに週2回、室野診療所へ出張診療。大石医師は、痛みを和らげる麻酔を使った「ペイン・クリニック」を専門とし、内科・外科・麻酔科を担当。特にペイン・クリニックが評判で、県内外から受診者がいるなど、その人柄と共に地域の厚い信頼を受けている。
 2月末(3月末付退職)での退職は、家庭事情などでの退職を市に伝え、市では「再三継続をお願いしたが、家族の介護などの事情もあり、やむなく辞表を受理した」と年末26日提出の退職願を今月5日、正式受理。後任医師を全国自治体病院協議会やドクターバンクなどを通じて求めるが具体化していない。3月からは後任医師が見つかるまで休診となる。

 倉俣診療所エリアに対しては、上村病院の外来送迎車の運行延長などを要請し対応する方針。室野は、松代病院があるが距離もあり、送迎対応ななどを早急に検討する方針。なお両地区に今月末から説明に入る方針だ。

 一方、松之山診療所は県立松代病院・院長だった登坂尚志医師が平成13年4月から診療所長で赴任。内科・小児科のほか訪問診療や校医、産業医などに尽力。登坂医師は65歳定年後、期間更新となり、70歳から1年契約になっている。

 市では昨年10月、契約継続の意向を確認したが退職意向が強く、再三の継続を求めたが退職が決まった。後任医師の確保が具体化しないため当面、週3日の外来診療を受けるため、関係医療機関による医師派遣で出張診療を行う方針だ。
 関口市長は「緊急事態と認識し、総合的に判断して対応しており、早急な医師確保をはかりたい」とする。なお倉俣診療所は一日約50人前後、室野は15人前後、松之山診療所は45人前後が受診している。

写真・一日平均50人前後が受信している倉俣診療所

伝統の繭玉づくり、「子たちに伝えたい」  1月23日号
 ◎…小正月の伝統行事、「繭(まゆ)玉づくり」に今も取り組む津南町正面の山田英治さん(79)は、今年は約170個を飾り、居間に飾っている。「昔はどこの家でも作って、飾っていたが、もうやる家は少なくなった。子どもたちに伝えたいね」。11日の小正月行事・鳥追いでは、参加した子どもたちが山田さん方を訪れ、繭玉を囲んで記念写真を撮り、山田さんからご褒美をもらい、喜んでいた。

 ◎…繭玉は、その年の五穀豊穣を願い、稲の穂が沢山実るようになど、穀類の形に米粉を練って作り、団子の木(ミズキ)の枝に飾る小正月の伝統行事。採ってきたまっすぐに伸びるミズキの枝に米粉で丸めた「繭玉」を付ける。山田さんは「昔はドンド焼きに持っていき、火にあぶり食べて無病息災を願った」と話す。繭玉飾りは「二十日正月」が過ぎてから飾りを下ろす。「縁起物だから、みんなに配るよ」と山田さん。

試験放流の延長を、住民直訴、「変化なしは改善なし」  1月23日号
 水利権の期間更新の申請期限が今年6月末に迫るJR東・宮中取水ダムの放流量に関係し、流域住民らで作る「信濃川を愛するみんなの会」(共同代表・高橋洋一氏、中山弘氏、島田正八氏)は21日、十日町市の関口市長宛の「試験放流期間の延長」「期間延長の20年固定に反対」などの要望書を村山副市長に提出した。同会では「この5年間で大きな変化が見られなかったという検証結果は、改善が見られなかったということ。さらに調査・検証の必要性を表している。試験放流の延長が必要だ」と十日町市の取り組みを求めている。同会は13日には国交省・北陸地方整備局・信濃川河川事務所を通じて整備局長宛に同様な要望書を提出している。

 同会は、信濃川水問題への市民運動を続ける『信濃川をよみがえらせる会』から7年前に分岐した市民グループで会員30人余。今回提出の要望書では、5年間の試験放流の検証では「大きな変化が見られなかった」という調査結果を重要視し、「5年年間の試験放流では道半ば」と試験放流の延長を強く求めている。
 特に「変化がなかったということは、河川環境の改善が見られなかったということで、さらなる検証の必要性を表している。改善されなかった原因、その理由などきちっと究明するためにも、試験放流の継続延長が必要」としている。

 さらに昨年夏、『水温28度以上が想定される場合、毎秒100d放流を実施』と規定したが、28度超えが想定される日がなく、この試験放流を未実施で、再試験が必要という。高橋共同代表は「国が示す40d、さらに期間延長20年は認められず、試験放流を継続し100d、120dのデータを取り、流量と河川環境を関係をしっかり検証してほしい」と要望している。

 要望書を受けた村山副市長は「今年は節目の年であり、いろいろな意見があり難しい判断となるが、河川環境の維持、改善のためにしっかり取り組む」と市としての姿勢を話した。なお、来週27日には「あり方検討委員会」を開き、水利権の期間更新を検討する。

雪国コスプレできます、津南町しなの荘で  1月23日号
 ○…雪国衣装のコスプレできます―。津南町田中の信濃川河畔の一軒宿「しなの荘」(山岸祐二館主)では15日から「津南ゆきんこ散歩」と題し、宿泊者に雪国の伝統民具「ミノ」「スゲボウシ」の無料貸し出しを行っている。小正月の鳥追いでお馴染みのスゲボウシ、合羽代わりに使ったミノ。「雪国ならではの伝統衣装で、記念写真をいかがですか」。

 ○…昭和40年代まで実際に使用していた民具を町教育委員会から借り実施。町旅館組合主催で行い、今冬はしなの荘で試験的に実施。好評ならば各旅館に取組みを広げる方針だ。しなの荘ではミノ、スゲボウシ、スッポンなどを玄関に飾りアピール。山岸館主(40)は「地元の方も見て懐かしがってくれています。ジオパーク認定もあり、伝統ある雪国の文化を知って貰う一助になれば」と話す。期間は3月15日まで。しなの荘рO25‐765‐2442。

巨大かまくら、カフエオープン  1月23日号
 ○…「でっかーい」。当間高原リゾート・ベルナティオ(佐野智之総支配人)のホテル棟裏のスノーパークに、直径15b、高さ10bの巨大カマクラを製作。3月下旬まで「かまくらカフェ」として営業。内部はLEDライト照明で彩り、幻想空間を演出。地酒や田舎料理、甘酒など提供する。

 ○…「マイナスイメージの強い豪雪地報道を逆手に取り、雪国アピールを」と初企画。16日夜にオープニングセレモニーを行い、地元馬場小児童ら10人余がスゲボウシ姿で「鳥追い」を披露し、開店を祝った。毎年冬にベルナティオに来訪する長谷川俊二さん(50、新宿区)は「さすが雪国ですね。大きなカマクラに入る機会は都会では絶対ありません。名物になりますよ」と目を見張っていた。同カフェは日〜金曜は午前10時〜午後5時、土曜日は同時刻と午後8〜10時の夜間営業を行う。рO25‐758‐4848。

「バイトウ」、巨大な炎に新年を祈る  1月16日号
 ○…バイトウの炎に今年の五穀豊穣、家内安全など祈願―。川西・大白倉集落で14日夜、小正月の伝統行事「バイトウ」が行われ、地元住民はじめ地域内外から訪れた2百人余りが燃え盛るバイトウに願いをかけた。

 ○…バイトウは、雪原にケヤキの枝を組んでワラで覆って作った高さ10b、直径8bほどの小屋。夕方5時過ぎから徐々に集落の人たちが集まってバイトウの中で酒盛りを始めた。9時過ぎに3度目の「天神囃子」を歌って火を放つと、バイトウは瞬く間に大きな炎に包まれた。

 ○…昭和30年代には68世帯3百人余りの住民を数え、バイトウも集落内に4つ作るなど、子どもたちの小正月行事として行われていたが、今は12世帯29人。10年ほど前から地域行事として受け継いでいるものの、人手不足は免れない。そこで「この伝統をなくしたくない」とボランティアの手が次々に上がった。

 ○…今年は里山プロジェクトや川西地区振興会、同地区出身者が学ぶ東京農工大、新潟市内の大学生など20人余りが作業を買って出た。夏場はバイトウ用のワラを集めるため、2反歩の水田で稲を手刈り。ケヤキの木を切る作業も協力した。

 ○…夜空に星が見えるほどの好天となった今年。バイトウに火が付くと、炎はまっすぐ天に昇り、同集落の中村庄平実行委員長は「最高の燃え方。大豊作間違いない」と占っていた。

伝統の「鳥追い」、スゲボウシで子供たちが   1月16日号
 ○…「あの鳥どっから追って来た、信濃の国から追って来た」…。小正月に子どもたちの声が響いた。田畑を鳥害から守り豊作祈願する神事「鳥追い」。津南町割野地区(182世帯)と美雪町地区(43世帯)は毎年子ども会事業で伝承。今季は12日、小学生23人が3b余の雪壁のなか地区を30分余かけ巡り、五穀豊穣を願った。

 ○…雪国に伝わる伝統行事が減るなか、両地区では20年余前に青壮年が復活。町観光協会からスゲボウシを借り、昔ながらの雰囲気を再現。子ども会の大平美恵会長(37、割野)は「スゲボウシも普通に生活していたら見なくなりました。伝統行事は大切なもの。守り続けたいですね」と話した。

マウンテンパーク津南、契約満了後の経営プラン、地元関係者立案  1月16日号
 今年3月末で10年間の経営業務委託が契約満了となる津南町のマウンテンパーク津南。4月以降の同施設の存続に関心が集まるなか、町は現状施設での経営継続が可能かどうか、民間コンサルタント会社に調査・報告を依頼している。一方で、同施設をイベント活用する町内関係者から新たな活用プラン構想が上がっている。大地の芸術祭などで交友関係ができたアーティストと活用計画を検討し、町に提案する方針だ。同施設エリアの自然環境を活用した体験プログラムや全国的に人気が高まるアウトドア活動・エコ活動などと結びつけ、「不特定多数をターゲットにするより、こうした環境を求める層にターゲットを絞った活用が、将来的な継続につながるはず」と活用プランのポイントを打ち出している。

 スキー場やキャンプ場など観光施設を有するマウンテンパーク津南は、昭和40年に『駅からゼロ分』を宣伝コピーに売り出した「津南スキー場」が前身。その後、新潟県観光公社経営となり、同51年に現在の宿泊施設「ロッジ」を建設。その後のリゾートブームで民間・第3セクター経営、さらに町営、そして業務委託と、その時々の時代を反映した経営形態で現在に至っている。

 3月末で契約満了となる現在の業務委託先は「クロスマイル」(梅邑太郎社長)。津南町の上村町長は「現状のままでの契約継続はありえない」と方針を示している。
町が今後の経営継続を探るため民間コンサルに調査・報告を求めているのは、『現状の施設で経営継続が可能なのかどうか。どういう経営継続の方法があるのかを調査。廃止も含まれる』(地域振興課)としている。コンサル会社は「株式会社地域産業振興」(本社・東京六本木)。委託費は432万円。2月中の報告を求めている。コンサルの前提条件には『町補助金・委託金は限りなくゼロに近い』条件も付けている。

 3月末に契約満了が迫るなか、同施設を活用し年間数回イベントを開く福原太さん(31・農業)は新たな活用プランを模索している。3年前の第5回大地の芸術祭の開催前準備から交友関係ができた芸術祭アーティストで空間デザイナー「Bubb(バブ)」氏や造形アーティスト・Braviryfree(グラビティフリー)などと活用策の検討を始めている。両氏は前回の大地の芸術祭で津南町大田新田での空家プロジェクト「DEAI(であい)」を展開し、アメリカのシューズメーカー「KEEN(キーン)」が全面支援し、今年の第6回芸術祭では作品展開を拡大するなど、注目のアーティスト。

 両氏が5年前から富士山麓で「アースキャンプ」を開き、芸術祭を契機に福原さんと交友が生まれ、昨年11月初め、マウンテンパーク津南で「アースキャンプ」を開催。アースキャンプは、その名称の通り地球環境をテーマに、環境保全・保護を基本理念に自然体験プロジェクトや自然素材活用のワークショップ、さらに「地産地消」を主体に地元産農産物などを活用し、音楽フェスを含め、キャンプ活動を通じて自然体験する。
 アースキャンプを主催する両氏は、マウンテンパーク津南からの河岸段丘の景観やエリア全体の自然環境を高く評価し、「特に四季がはっきりし、冬の雪が大きな魅力。環境をテーマに活動するには最適地」と、津南の地に魅かれている。

 11月のアースキャンプの3日間で2千人が参加。その6割以上がファミリー層で、自然体験プログラムやクラフト系の手作りワークショップなどが人気を集めた。福原さんは「自分もこの地で育ち、ここの良さを感じている。その良さを共有できるアーティストと連携し、環境を全面にだした活用で、新たな利用層が生まれるはず」と同所の活用を促している。

写真・昨年11月のアース・キャンプ。家族づれら多数が楽しんだ

明日へ「歌会始、朗詠に感激」 吉楽正雄さん  1月16日号
 『おさがりの本を持つ子は持たぬ子に見せて戦後の授業はじまる』。天皇陛下の前で、声高らかに作品が詠み上げられた―。皇居・宮殿で14日、「歌会始の儀」が行われ、全国から寄せられた2万861首のから選ばれた10首が朗詠された。県内で唯一選ばれた十日町市上山の吉樂正雄さん(77)もモーニング姿で参加。「緊張と感動で体が震えました。頭は真っ白。でも、とっても嬉しかった」と話した。
     ○
 短歌に興味を持ったのは40代の後半から。「新聞に載っていた生活句を見て、自分でもできるかなと始めたんです」。NHK学園の短歌入門コースで3年ほど基礎を習って中里地区の短歌愛好会に入会。さらに十日町短歌会で3年ほど腕を磨いた。「地区老人会の役員を担当するなどで忙しく、後は独立独歩。あまり作句はしなかったけど、短歌の雑誌や新聞欄は欠かさず見ていた」という。
 歌会始には通算4回目の挑戦で入選した。「お題は本だったので、本を読んで感動したことなどはだれもあるだろうな」などと何気なく思っていた。と、その時、「そうだ、終戦当時、兄からのお下がりの教科書を友だちで見せ合うなど、助け合ってきたことがあった」と当時の事が鮮明によみがえり、そんな情景、心情を詠んだ。
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 5年前まで和菓子店を経営してきた和菓子職人。10代後半に「人手が足りないから手伝ってくれ」と話が来て、能生町(現糸魚川市)の生菓子店で働き始めたのがその道のきっかけ。
 以後、東京や十日町の菓子店で修行を積み、昭和44年に自宅で和菓子店「さかしょう」を開店した。名称は、生家の屋号「坂ノ下」の坂と自分の名前の「正」を合せた。開店した当時は高度経済成長時代で、「作れば売れる時代だった。祝日ともなればお祝い事が重なり、祝菓子の製造で徹夜したことが何度もあった」と振り返る。しかし、平成に入ってからはバブルの崩壊や大手業者の参入、慶弔品の嗜好の変化などで売れ行きは減少。5年前、高齢化もあり、39年余り続けた店をたたんだ。
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 「年をとったせいかな、芭蕉も憧れたという鎌倉時代初期にかけての歌人・西行の歌が好きになってきた。桜を詠んだ歌が心に残る」。思いついた時、すぐにメモできるよう、メモ帳と鉛筆は離さない。「自分が生きてきた証として、歌をまとめたものを1冊は残したいな」、それが夢になっている。

今春閉校の外丸小学校、141年をスキーリレーで  1月16日号
 141回目の誕生日、地域一丸のクロカンリレーで祝う―。今年3月閉校の津南町立外丸小(樋口広栄校長、児童33人)。創立記念日の1月10日、校庭に児童や住民ら80人余が集い、校庭の特設コースで「みんなで滑ろう! 141周リレー」を実施。児童、保護者、地域住民とタッチを繋ぎ、走者に「頑張れ、頑張れ、とーまる」と子どもたちの声援が飛ぶなか、2時間40分かけ走破。最後は参加者全員でゴールし、閉校を前に思い出をまたひとつ作った。

 同リレーは「141周年を迎える日に記念行事を」と教職員や保護者、外丸スキークラブ(高橋賢治監督)、同小OB・OGで作る「清い空気の会」(関口絵美会長)らが企画し開催。同小は校歌に『冬はスキーで身を鍛え』とあるように、スキーはお家芸のひとつ。津南中時代に同小出身者で初のクロカン全国出場を果たし、現在は保護者の小島由紀さん(38、旧姓江村)。「20年振りに走り、クロカンのゴールした時の達成感が格別だったことを思い出しました。最後に母校で走れてよかった」と感慨深そう。一方、同クラブ部長で6年の江村海里君は「いま外丸は2年連続で町大会リレー優勝しています。最後の大会でも勝ち、3連覇をめざしたい」と闘志を燃やしていた。


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