夏休みを活用したインターンシップ(職場体験)に取り組む県立津南中等教育学校(本田雄二校長・全校295人)は今月3日から7日の間の2日間、地域の民間企業や公的施設、福祉施設など29の事業所へ3年生61人が出向き、職場体験を行った。本社にも女子1人が来社し、3、4日、取材や写真撮影など新聞作りを体験。体験では3日の十日町市の関口市長記者会見を体験し、同市長へのインタビューを行った。来社した山本菜子さんが取材し、まとめた関口市長インタビュー記事を掲載する。
今年5月に第2代十日町市長に就任した関口芳史市長に、大学受験と十日町病院問題についてインタビューした。
=市長さんは東京大学を卒業されていますが、受験勉強はいつ頃から始められましたか。
「大学受験の1年くらい前からですが、ここからここまでが受験勉強というようには感じませんでした」
=東京大学へ進もうと決めたきっかけや理由はなんですか。
「中学1年の時に、親が買ってくれた本を読み、そこに書いてあった高校に興味を持ち、東京大学をめざしました」
=私は教科では英語が好きですが、英語を上達させる方法を教えてください。
「英語は恥ずかしがらずに、英語らしく発音することです。『日本語英語』では相手に通じません。声を出して音読することが上達のコツです」
=英語はやはりできたほうが良いと思われますか。
「世界で頑張るには必要ですね。今回、大地の芸術祭で色々な国の人に会いましたが、皆さん英語を話します。ですから出来た方が良いと思います。話せないと日本のことを世界に発信できませんからね」
=ところで、市長になろうと決められたのはいつ頃ですか。
「選挙の1年くらい前でしょうか。少し短いですね。何かになりたいという目標は、途中で変わってもいいので、子どもの頃からたくさん思った方がいいでしょう。自分が何かになって、誰かの役に立ちたいと思うことが大切です」
=昨年、祖父が十日町病院にお世話になりました。皆さん関心があると思いますが、新しい十日町病院はいつ頃できますか。
「今、どういうふうに造ろうか、どこに造ろうか、誰にやってもらおうか、ということを話し合っています。工事期間を含め、皆さんが利用できるようになるのは、早くて4年後くらいでしょうか」。
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取材や記者会見、インタビューなど経験できないことをたくさんできました。市長へのインタビューでは英語上達のコツを教えていただきました。関口市長は英語検定2級までは合格する自信があると話されていました。大人になっても勉強が大切だということが分かりました。市長室は広く、きれいでした。たった2日間でしたが、とても充実した職場体験でした。
(山本菜子)