全国大会出場をめざす第17回新潟県中学駅伝は7日、長岡市の越後丘陵公園特設コースで、男子42、女子42チームが出場して開催。一時は2位まで順位を上げた津南男子は、チーム全員の力走で確実にタスキをつなぎ3位入賞。今月23日、松本市で開催の北信越大会出場を獲得した。県中学チャンピオン服部勇馬(2年)を擁する中里は、1区服部が負け知らずの区間賞で先行したが、北信越出場に一歩及ばず6位入賞。男子は力を見せた分水が初優勝、女子は燕が3連覇し、12月15日の山口県で開く全国大会に出場する。
エース揃いの1区はケガから復帰の3年・村山京平。スタートから冷静な走りを見せたが、後半伸び悩み12位で2区のエース3年・柿崎祐司へ。最初から飛ばし、後半も落ちず区間2位の走り。トップと23秒差の3位で3区2年・安部拓也に。3年選手の強豪が揃う中、後半踏ん張り区間7位で4区の同じ2年・藤ノ木光に。同様に3年選手が多いが力走を見せ、区間6位で3区の2年の原由樹人へ。区間2位の力走、ラスト2百bで2位に上がり、そのままアンカー3年・清水凌へ。3位を守り、そのままゴール。チーム一丸で北信越出場を手にした。
予想通り1区は県チャンピオン中里2年・服部勇馬が最初からリード、実力を見せつけた。2位に13秒差をつけ区間賞。服部は中越大会やトラック競技で今シーズン負けなしの強さ。後続の2区3年・池田大河、3区3年・山田太郎、4区3年・高野賀匡、5区2年・鈴木健太、アンカーで服部の弟1年・服部弾馬につなぎ、6位入賞を果たした。
これまでの大会で涙を見せたことがない服部勇馬が、大会後、泣いた。「この駅伝にチーム皆でかけてきた。皆の頑張りに感謝し、この悔しさを来年につなげたい」と気丈に語った。
なお男子3区で、吉田3年・春日菖吾が区間賞、下条3年・小林洋介が3位の力走を見せた。
第17回県駅伝結果(8位入賞、5位まで北信越出場)▼男子@分水A小千谷南B津南C中郷D佐渡・真野E中里F下条G白根N松代O吉田。▼女子@燕A宮内B小須戸C分水D小千谷南E新潟・藤見F田上G新潟・舟栄J十日町K川西L吉田N中里Q十日町南。
写真・津南5区原からアンカー清水へ。そのまま3位でゴール