
任期満了に伴う津南町長選。現職・小林三喜男町長(72)は、町政史上、最多の5選に挑戦する。9日から町政報告会をスタートし、自律実現に政策では、「水力発電所を6ヵ所ある。水源税あるいは発電税を実現し、自主財源を確保したい」など4期16年の実績をベースに、5期への続投姿勢を強調。町議を辞職し、初挑戦の島田福一氏(54)は、地元上郷エリアでの座談会を進め、来週でほぼ終了。全町への取り組みを進めている。2年前に町職員を途中退職し、同様に初挑戦する滝沢元一郎氏(54)は、今月21日、地元外丸・三箇地区での地区後援会を立ち上げ、出遅れを挽回する方針。前回出馬の大島知美氏(51)、高橋孝男氏(63)の町長選への動きは、今のところ見られない。
現職・小林町長は9日、秋山郷の結東と大赤沢から後援会(山本三雄会長)の町政報告会をスタート。翌10日夜、割野公民館で住民40人余りを前に、5期目への政策の一端を発表。高橋満男議長が応援を述べ、後援会役員の吉野徹町議、同幹事長の河田強一町議、地元の大平謙一町議が支援を呼びかけた。
小林町長は、5選出馬を「苗場山麓開発、グリーンピア問題、さらに合併問題と、私の責任で解決をと町長を務めてきた。山、川、谷がある地に80の集落がある津南。この集落、住民をどう継続し、守っていくか、これが原点」と話す。合併で廃止された旧中里で実施しの父子・母子手当の継続や在宅介護手当、重度身体障害者手当、さらに福祉タクシー、出産岩祝金など、「弱者優先、これを町政に反映し、地道だが暮らし優先の行政が基本」と強調。
さらに、「停滞、先細りという声は承知している。あれも、これも、やろうと思えばできるが、今はじっと我慢の時。健全財政を維持しながら、力を蓄積していくのが今の時代環境」と5期目の姿勢を見せた。
その財源確保の一つとして「水源税、発電税」を提言。東京電力4施設、東北電力2施設ある津南町。「県水力発電所在市町村協議会の会長を務め、全国の副会長を務めている。電源3法で上限の4千5百万円交付を受けているが、これを水源税あるいは発電税として、恒久的な自主財源にできないか研究している。全国の関係市町村と連携し、ぜひ実現したい」と、自律の根幹となる自主財源確保への取り組みを強調した。
町議を2月末で辞職した島田福一氏の後援会(中沢武彦会長)は、今週末で宮野原郷、寺石郷の各集落での座談会を終え、来週は他の上郷地区で開催する。合併問題を通じての「常設型の住民投票条例制定」など、住民主体の政策実現を訴えている。
2年前に町職員を中途退職した滝沢元一郎氏。今週中には後援会母体を確立し、来週21日、地元の外丸・三箇地区後援会を立ち上げる。「つなんを日本一にする営業マンになります」をコピーに、活動を進めている。