◎…昨年11月、県駅伝で悔しい思いをしたメンバーは、誓っていた。「優勝しかない」。県中学スキー大会クロカン最終日の19日、妙高高原クロカンコースで男女リレー開催。津南男子は公約通り、圧倒的な強さで県トップを勝ち取った。全員3年で望んだ駅伝同様、リレーも全員3年。アンカー緒方恭介は10秒余の差の3位を前半1`前で妙高、十日町吉田を抜き、2位に43秒の大差をつけゴール。「クロカン部全員で勝ち取った勝利」と駅伝で果せなかった県優勝を喜んだ。
◎…吹雪の妙高高原。男子は24チーム出場。1・2区クラシカル、3・4区フリー。新雪が積もる悪条件。津南男子は全中出場メンバーで臨んだ。1走・緑川翔太は「トップで行きたくなかったが、トップになってしまった」と新雪の悪路を先導し2区・後藤優太。トップ集団を引っ張り混戦のまま3区・小島翔吾へ。強豪・妙高の望月崇之に越されながらもくらいつき、アンカー緒方へ。トップと10秒余。「最初の上りで追いつき、そのまま息を整え、1`手前で抜き、いっきに行った。チーム皆が頑張ってつないでくれ、リラックスして走れた。この優勝で駅伝の悔しさを返した。全中への弾みになる」と津南男子10年ぶりの優勝をクロカン部全員で喜んだ。
◎…5連覇めざした女子。全中出場者が多い中郷、松代、十日町が実力を見せ、津南女子は力走ながら6位入賞。津南中クロカン監督・山本仁教諭は「今回の県大会はチーム全員で臨んだ大会。男子優勝は、チーム全員で勝ち取ったもの。全中出場者は出られない仲間の分も力走してくれるだろう」と23人のチーム全員の努力を称えた。
全中はフリー、クラシカル、リレー県代表の3年・緒方恭介選手=休むことができず、テクニカルなコースであるだけに、チャレンジしがいがある。全中もここで開かれるので、表彰台のトップをめざす。
全中はフリー、クラシカル、リレー県代表の3年・後藤優太選手=今シーズンが最後になるかもしれないので、全国では思い切り臨んできたい。得意のクラシカルではメダルをめざし、リレーメンバー入りしたい。
全中はフリー。クラシカル出場の3年・緑川翔太選手=昨年はフリーで全中に出たが、今度は表彰台をめざす。筋トレで鍛えた成果を出し、3年間やってきた思いを全国の舞台でぶつけてきたい。
全中はフリー出場の3年・小島翔吾選手=ペース配分が思うようにできず、15位以内はダメかと思っていたが、最後まであきらめなかった。全国では今、自分が持っている力をすべて出し切ってきたい。
全中はクラシカル出場の3年・恩田真弓選手=全中をめざして3年間やってきて、念願が叶って嬉しい。全国ではチームメイトの分まで頑張ってきたい。今の自分を信じて、自分に負けない走りをしてきたい。