県中学駅伝は9日、刈羽村役場周辺特設コースで開催。男子=6区間、18・3`に42チーム、女子=5区間、14・2`に40チームが出場。激しい雨のレースとなり、男女とも持ちタイム通りの実力で燕が優勝。全国をめざした津南男子は、アンカー3年・小島翔吾の区間賞の力走も一歩及ばす4位。女子はチームワークで6位入賞。区間賞3位までに津南は男女4人が入る力走を見せ、駅伝の伝統校の意地を見せた。
先にスタートの女子。津南1区エース・滝澤春菜(3年)は、トップと30秒余差の8位につけ、2区福原綾香(2年)、3区貝沢美沙紀(3年)と12位でつなぎ、4区村山愛美(1年)があと7秒で区間賞の力走でいっきに8位へ。最長区間のアンカー恩田真弓(3年)は順位を2つあげる粘りの走りで6位ゴール。3位北信越出場をめざした女子。一歩及ばなかったがチームメートの力走を称えあった。
さらに激しい雨のなか男子がスタート。津南は全員3年で揃えた。1区後藤優太はトップと40秒余差の8位で2区滝沢亮太へ。長身を活かした区間3位の力走でいっきに4位へ。「区間賞をねらった」2区緑川翔太は、言葉通りあと6秒で区間賞の激走を見せ2位に浮上、トップを行く燕に6秒差まで迫った。4区湯沢昴太は2番順位を後退するも、5区緒方恭介につなぎ、エースのアンカー小島翔吾へ。トップ燕と50秒差で受けた小島は、3千b9分10秒台の実力を見せ、先行する分水、小千谷南、燕を猛追し、区間賞の走りを見せたが一歩及ばす、3位に6秒差、トップと38秒差の4位でゴール。全国めざした男子、メンバーの頑張りは後輩につながる力走だった。
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津南チーム監督の山本仁教諭は「県全体のレベルが上がってきている。選手は自分が持てる最大の力を出してくれた。駅伝津南の伝統をベースに、新たな気持ちでスタートした。多くがクロカン選手でもあり、再び全中をめざしたい」と話す。キャプテンの後藤優太選手は「悔いが残らないといえばウソになるが、全国をめざした良い思い出ができた。燕は昨年、9分台(3千b)は1人しかいかなったが、今回は登録メンバー全員が9分台。同じ中学生、やればできることを教えてくれた。後輩はいいものを持っているので、全国をめざしてほしい」と話す。女子キャプテンの恩田真弓選手は「メンバー全員、ベストの走りを見せてくれた。3年は最後の駅伝、良い思い出ができ、応援してくれた人たちに感謝し、1、2年にはぜひ全国をめざしていほしい」と話していた。
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県中学駅伝結果(カッコ内は学年、十日町広域チーム掲載)
女子@燕48分09秒A新潟・舟栄48分23秒B西蒲・分水49分26秒E津南50分29秒(滝澤春菜3、福原綾香2、貝沢美沙紀3、村山愛美1、恩田真弓3)O川西Q十日町(2区保坂美紀区間4位)22下条30松之山(1区本山育未区間5位)
男子@燕57分21秒A小千谷南57分50秒B西蒲・分水57分53秒C津南57分59秒(後藤優太、滝沢亮太、緑川翔太、湯澤昴太、緒方恭介、小島翔吾)N中里(1区南雲洸太区間4位、2区田中洋介区間4位、4区鈴木正樹区間賞)O十日町R十日町南24吉田28下条35松代。