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2005年07月の津南新聞「トピックス」

過去の津南新聞トピックス
清津川水利権問題、試験放流で検証   7月15日号
東京電力が清津川の水を取水し、発電後に全量、魚野川に放流している問題を検討する初の清津川・魚野川流域水環境検討協議会が14日、南魚沼市民会館で開かれ、東電が示すガイドラインを基本にした試験放流を行って調査結果を検証する方針を決めた。
 同協議会は、十日町市と南魚沼市の首長や土地改良区、大学教授など16人で構成、委員長に新大経済学部の西澤輝泰教授を選出。東電が示す「取水制限流量素案」の説明などが行われた。
 この中で、旧中里村長の山本茂穂氏は「素案の作成に使用した流量データに不信を感じる、河川維持流量は、他県の例では国のガイドラインの3倍が示されている」などを指摘、次回までの回答を求めた。また中里土地改良区の南雲宗司理事長は「かつて、渇水期になると東電が下流に水を流してくれたとの説明だが、行政の人を連れて来いとか、魚野川流域の許可を取って来いとか、やっとのお願いで流してもらったもの。譲り合いの精神、信義を重んじてほしい」と訴えた。
 一方、魚野川流域からは「試験放流に伴い、水不足になった場合、上流のダムから放流してもらうという約束でこの協議会参加を了解したもの。その約束を守ってほしい」と訴え、同協議会参加をめぐり、魚沼流域と国交省との間で約束事があったことも明らかになった。

ソロ活動で注目のMICHIRU   7月15日号
 高校時代に東京で見たミュージカルに魅了され、ステージアーティストをめざし専門学校卒業後、外国研修などで実績を積み活躍する津南町出身のアーティストがいる。
 涌井みちるさん(MICHIRU、25、正面出身)。沢口靖子さんや水野真紀さんらがいる東宝芸能に所属。ミュージカルや歌手のステージコーラスなどに出演しているが、2年前のカナダ研修で出会った「エアリアル・アーティスト」としてソロ活動も行う。今月19日午後6時からのNHKBS2の「BSふれあいホール」に出演する。地上7、8bでロープを使い、空中で演じる。
 涌井さんは津南中時代、バレーボールに取り組むが津南高1年の時、東京で見たミュージカル「アニー」に刺激され、以降、ステージアーティストをめざし高校卒業後、昭和芸術音楽学校で声楽などを学ぶ。卒業後、東宝芸能に所属し、昨年は帝国劇場や新宿コマ劇場でのミュージカル出演や東京シアターコクーンでは人気のV6メンバー、坂本昌行、井ノ原快彦らと共演するなど活躍している。
 2年前、カナダ研修で出会ったアート・サーカス・カンパニー「シルク・ド・ソレイユ」の指導を受け、舞台出演の一方、エアリアル・アーティストとして国内外でソロ活動している。
 小学時代からピアノ、声楽を教える町内十二ノ木の村山千代さん(53)は、「一時は宝塚をめざしたんですが、こうして活躍してくれるのは嬉しいですね」と話す。娘の活躍が心配でもある母親、涌井雪枝さん(55)は、「時々ステージを見に行きますが、これからが楽しみですが、やはり心配ですね」という。
 8月13日から28日には、千葉・舞浜の東京ディズニー・リゾートのショッピング街イクスピリアで野外ステージショーを行う。涌井みちるさんは、「まだ余り知られていない分野ですが、外国ではとても人気です。いろいろなパァフォーマンスがあることを知ってほしいし、自分の可能性にチャレンジしてほしいです」と話している。

今年もやります、中津地区盆踊り   7月15日号
 懐かしい盆踊りで交流を深めようと、昨年のお盆に初企画で開いた津南町中津地区(船山新田〜大赤沢)の第2回盆踊り大会が来月13日夜、中津小グラウンドで開かれる。各地区の公民館委員や役場職員らで作る実行委員会「中津地区もりあげ隊」(委員長・石沢功中津峡地区館長)が主催。14日夜には船山公民館でポスター作りを行い、本場に向けての準備を進めている。
 かつては各集落ごとに盆踊りが賑やかに行われたが、最近はすっかり姿を消した。「子どもたちの夏休みの思い出作りになり、日頃かをを合わすことが少ない地域の人たちの交流の場になれば」と昨年初めて開いた。出店も地域内外から12店出て、踊りを盛り上げた。特に懐かしいフォークダンスでオープニングし、いっきに盛り上がり、続く「からすおどり」「のよさ」とベテランの音頭取りの名調子に乗り踊りの輪が広がった。  
14日夜のポスター作りは、60枚のデザイン画に色づけした。事務局では、「昨年は8百人も参加してくれた。今年も盛り上げます」と張り切っている。
 なお、出店者を募っている。出店料は1店千円。申込みは事務局・田中ふみ子さんへпi765)4337。

押し花アート、全国展に応募   7月15日号
 ○:野草や花壇の花など、押し花にしてハガキやしおりを作る親子押し花アート体験が10日、栄村北信小で開かれた。同校の母親委員会(山田久美子委員長)が村内の東部、秋山の各小学校PTAに呼びかけて開催。東部小・宮下芳一校長が「信州押花倶楽部」インストラクター資格を持つ関係で、今回の押花教室が実現。都合で秋山小の参加はなかったが、両校から60人余りの親子が参加し、同倶楽部が用意した押花を使って、しおりやハガキ作りに挑戦した。山田委員長は「身近な花を使った押花、親子で一緒にできるところがいいですね」と話し、秋の文化祭に出品する計画だ。
 ○:信州押花倶楽部のインストラクター資格を持つ宮下校長。この日は同倶楽部から3人のインストラクターが指導協力に来校。アジサイやツリフネソウ、ホタルブクロなど50種余りの野草を用意。北信小4年の阿部栞さんは2年の快斗くんとお母さん。浩子さんと3人で参加。「色紙の色と、花を色を考えて作るところが楽しいです」とピンセットで花を並べていた。宮下校長は、「自分だけのものだできる、この楽しさがいいですね」とアドバイス。東部小では4年が野草で取り組み、秋には森駅交流館で作品展を開く計画。この日の参加者の押花はがきは、日本ヴォーグ社主催の第11回押し花はがきコンクールに出品する。

七夕に珍客飛来、希少種のアカショウビン   7月8日号
 ○:七夕の7日朝、津南町朴木沢の半戸和正さん(75)方に、珍しいお客さんが訪れた。全身が赤く、真っ赤な長いくちばし、カワセミの仲間の「アカショウビン」。7日朝6時半頃、台所で家族で朝食を食べていると突然、「ガシャーン」とアルミサッシが割れた。びっくりして外に出ると、赤い鳥がそこにいた。「とにかくびっくりした。こんな鳥は初めてで、子どもが図鑑で調べたらアカショウビンと分かった。見る角度によって色が変わるきれいな鳥だ」と半戸さん。
 ○:ブッポウソウ目カワセミ科アカショウビン。中国など東南アジアからの渡り鳥で国内希少種。「キョロロロロロー」と鳴き、清流の水辺などに生息。全身赤で羽根の上面には紫色の光沢があり、腰にはコバルト色の羽根がある。竜ヶ窪などで確認されているが、「鳴き声は聞くことができるが、鳥はなかなか目にできない貴重な野鳥だ」(石沢憲一郎自然観察指導員)という。このアカショウビン、町内の自然観察指導員から保健所へ連絡し、保護された。

自然活用し社会貢献活動を   7月8日号
新潟県内の有力企業が資本参加し、「バリアフリーリゾート」をめざすマウンテンパーク津南。4月から経営する株式会社クロスマイル(辻本和男社長)は3日、本格経営に向かう記念式を開き、辻本社長は「この恵まれた自然を活用し、社会貢献事業を進め、一般の方や障害を持つ方、あるいは高齢者の方々など、津南町全体が盛り上がるような取り組みをめざしたい」と経営方針を話している。
 意欲ある事業を支援する新潟産業創造機構の橋渡しで県内の投資家グループ・エンジェルネットのメンバー、施設工業とセコム上信越が6百万円を出資。クロスマイルは資本金1千万円。記念式に出席した施設工業・中川一広社長は、「エンジェルネットは新潟経済同友会を中心に起業家を育てるチーム。バリアフリーとは、の問いに辻本社長は『声をかけ、手をかけること』と力説した。その熱意に感じ入った。自然豊かな津南、この町そのものが手をかけ、声をかけるバリアフリーの町になることを願っている。それは新潟県の目玉になる。支援したい」と話した。セコム上信越は、広告スポンサーとしてクロスマイルに協賛する方針で、今後の営業展開に大きな弾みがつくものと見られる。

大口兄弟、十日町小唄大会で優秀賞   7月8日号
○…3兄弟が十日町小唄で熱唱|。第24回十日町小唄日本一優勝大会が3日、十日町クロス10で開かれ、少年少女の部で津南小学校5年、大口かんなさんが前回大会に続いて2度目の優勝。また妹のみずほさん(同小3年)も準優勝2席を獲得した。長男・雄也君(津南中2年)は入賞を逃したものの、前回大会は準優勝2席を獲得しているなど「民謡兄弟」。夜ともなれば、民謡好きの父親とともに、3兄弟そろって十日町小唄が響いている。
 ○…かんなさんら兄弟が民謡に触れるようになったのは、父親の雄二さんが、町文化センターで開かれている民謡教室に通っているのについていったのが始まり。もう4年ほど経ち、今では父親らを抜く「有望会員」に育っている。3兄弟とも風呂に入りながら歌うのが好きで、夜ともなれば風呂場での競演が始まる。
 ○…同大会には、前回から「少年少女の部」が設けられたことから出場。かんなさんは初代王者に続いてその座を守った。「優勝できてとってもうれしい」とかんなさん。まだ習って2年目という妹のみずほさんも「入賞できてうれしい。次はおねえちゃんに負けないから」と競争心をのぞかせる。雄也君は「ちょっと声が出なかった。民謡はこれからも続けていきたい」と話し、これからも3兄弟そろって練習を積んでいく意気込みを見せている。

小学1年から50代まで、地域総出の笹沢駅伝   7月8日号
 小学1年から50代選手など地域総出の駅伝で、全国高校駅伝出場者や全中駅伝をめざす中学生現役ランナーなど、多彩なランナーが出場の第23回笹沢駅伝は3日、真夏を思わせる暑い中、地域内外から20チームが出場し、沿道を埋めた地元住民の応援に応え、力走を見せた。
全長13・1`、10区間に出場資格を設けて開催。地元の部ではチームワークで鹿渡・島が3度目の優勝、オープンの部は現役ランナーを揃えた「なじょもんB」が大会新まで17秒に迫る好記録で優勝。大会終了後、選手たちは女性グループが握った5百個余りのコシヒカリおにぎりを頬張り、世代を越えて交流した。主催の笹沢会(高橋隆明会長)では、「日頃、顔を合わせる機会が少ないなか、この駅伝が交流の場になっている。毎年開催できることに感謝したい」と話している。
 大会結果は次の通り。
 ▼地域の部=優勝・鹿渡島A48分52秒A外丸AB巻下AC押付D辰ノ口AE鹿渡島BF小島AG外丸CH外丸BI外丸DJ辰ノ口BK外丸EL小島BM巻下B
 ▼オープンの部=優勝・なじょもんB44分27秒A芦ヶ崎ランナーズBなじょもんACアスリート長坂DなじょもんCE三箇小。

十日町病院改築、「公設民営」視野に   7月1日号
 県立十日町病院(275床)は中越地震で被災後、改築を求める動きが具体化し、移転先候補地に関心が集まる。一方で県は今年度、県立病院の「改革計画」に着手。今春3月末、県立病院改革検討会議がまとめた報告書では、県内15県立病院の累積赤字を「抜本改革」するため、高度医療体制の充実と合わせ県立病院の再編・縮小、「公設民営」など大幅改革に取り組む方針。県は「魚沼エリアをモデル地域として取り組む」方針で、広域基幹病院、地域中核病院の配置、整備を進める。そこで課題は十日町病院の今後。田口直人・十日町市長は、「県は公設民営など、抜本改革を進める方針。地域医療整備をどう進めるか、県の改革プランと連動する必要があり、医師会や県議など関係者との話し合い、地元の合意形成を進めたい」と対応を話している。

 魚沼地域の県立病院の再編整備は、平山県政時代の県方針から始まる。「県内どの地域でも30分以内に高度救命救急医療が受けられる医療体制」を実現目標にした。その結果、魚沼エリアは県と協議を進め、「魚野川沿い(南魚沼エリア)に高度救急医療ができる広域基幹病院。信濃川沿い(十日町エリア)に2次医療を含む地域中核病院」とする方針を出した。
 この広域基幹病院は、関越高速道・六日町インター付近への設置構想が出され、小出病、六日町の2県立病院との関係が焦点になっている。一方、信濃川エリアでは、十日町病院の地域中核病院化を構想。その最中、中越地震発生で十日町病院が被災。早期の移転改築を求め、地元自治体で取り組みが始まった。その移転候補地に、六日町ー上越地域高規格道路・十日町インター(小黒沢地域)周辺が浮上。地元医師会、自治体長が合意したという。ただ一方で市内下島地区への誘致運動も起こっている。
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 県は昨年7月、「県立病院改革検討会議」(議長・下条文武・新大医歯学総合病院長、委員9人)を設置。経営改善策や今後の方向性などを協議。3月28日報告した。(新潟県HP掲載)
この中で改革は「規模縮小、機能変更など一時的な痛みや負担を伴うが、このままでは県立病院事業の継続経営が難しくなる現状を説明し、改革後の姿を分かりやすく説明することが大切」と方向性。改革方法として「再編・統合」「民間へ運営委託」、「地方独立行政法人へ移行」を上げている。
地元県議・上村憲司副議長は、「地域医療が全うできる医療は、十日町地域内の完結型ではなく互換性を持ち連携した医療体制が求められる。魚沼エリアの県立4病院(十日町、六日町、小出、松代)、さらに構想する基幹病院、これら全体の中でどう地域医療を担っていくべきか、それを踏まえ十日町病院の形づくりが始まる。そのためにも情報公開による議論が必要」と取り組みを示唆している。
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震災による改築、県病院改革のモデル地区としての整備。魚沼エリアの取り組みがポイントになる。田口市長は、「県は、魚野川沿いと信濃川沿いで整備する病院は連携し、ある程度の完結型医療機関をめざし、十日町病院は2次医療を含む中核病院と位置づけている。県は公設民営を視野に入れているようだが、地元の合意形成と共に、どんな医療体制を作り上げ、安心ネットを作り上げるかが重要だ」と話している。
県が進める改革モデルに乗ると、改築整備が速まるのも事実。県立の維持を求め、改築整備を求めるのか、県方針の改革モデルに乗り、「公設民営化」を模索し、早期改築で地域中核病院を実現するのか、地元地域の合意形成が求められる。

七夕に願いを、小学1、2年120人が   7月1日号
 ○:「花屋さんになりたい」や「たしざんがうまくなりますように」など、短冊に書いた可愛い願い事が七夕飾りにさがっている。津南町の国道117号大割野商店街の街灯ポールに73本の七夕飾りが下がる。「ぶらりと商店街を歩きながら、子どもたちの願い事を見てください」と同商店街「おかみさんの会」(籠田淑子会長・会員15人)。5年前からの活動。今年は町内小学7校の1、2年生210人が協力し、短冊に「七夕の願いごと」を書いた。先月24日に飾り、7日まで楽しめる。
 ○:短冊は学校別に色分けした。津南(黄色、だいだい)、外丸(濃ピンク)、三箇(薄ピンク)、上郷(黄緑)、芦ヶ崎(ブルー)、中津(濃ブルー)、津南原(薄だいだい)。「サッカーがうまくなりたい」「ゲーム機がほしい」や「かぞくがけんこうであるように」など願い事を書いている。「5年前と願い事も変わってきました。小学生の時に書いた中学生が見ながら通っています。皆さんものんびり、いかがですか」と籠田会長。同会では今月末の津南祭りで町内保育園4、5歳児、175人余りの絵を津南ふれあいセンターに展示する計画だ。

中山間地農業を考える、泉田知事囲み   7月1日号
 泉田知事誕生後、十日町地域では初の知事との懇談・タウンミーティングが24日、十日町情報館ホールで開催。テーマは「中山間地農業を生かした地域づくり」。泉田知事は、中山間地直接支払制度について、「これは社会政策として進め、自然や水源、森林を守る公共性を維持している公共生活分としてのお金と考え、東京の人からは納税を払ってもらう取り組みが必要。めざす方向性は明確だ。石原さんと対決することになるが…」などと、水源税、環境税など中山間地が作り出す資源の対価として、都市部への新税課税の必要の方向性を示唆した。
 この懇談会では、テーマに沿いパネルディスカッションを実施。愛知・豊田市出身で松之山への山村留学体験を持ち、再び松之山で暮し、交流体験事業をNPO活動している池田美佳さんは、「自然の中では、素の自分があり、素の人間同士が出会える場が、こうした自然豊かな地」と述べた。津南町赤沢の農業、滝沢英喜さん(青年農業士中魚沼ブロック会長)は、「不耕作地が増えている。魚沼米の評価は高い。減反緩和の米作り製作が求められる」と知事に要望。十日町の宮澤健太郎さんは、「農業は頑張った分だけ収穫に結びつく。楽しさでは厳しさであるが、自分が生まれたこの地を守っていく使命感のようなものを感じる」などと意気込みを話した。  
 泉田知事は、「高齢化、過疎化の地域にとって、この災害(中越地震)は一つのターニングポイントとして、子孫に誇りを持って渡せるふるさと作り、これをどう進めるかである」と述べ、震災復興への取り組み姿勢を示した。さらに、「地域のことは地域が決められる体制作り、分権を進める世論の力が必要」と道州制を視野に入れた姿勢も見せた


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