平安時代末期に編まれた歌謡集をモチーフにした吹奏楽の楽曲「梁塵秘抄〜熊野古道の幻想〜」。幻想的で壮大なその曲が頭に残っている。
「中学の時に吹奏楽部で取り組んだ曲です。壮大な感じで、とっても好きです」
中学2年時、同じ吹奏楽に取り組む仲間と一緒に十日町ジュニアウインドアンサンブルの門を叩いた。小学生から高校生まで一緒に演奏する地域で唯一のジュニア楽団だ。いま団長を努めている。
「とっても楽しく練習しています。小学生は、弟や妹というよりは、部活といった感じです。お互いにフォローし合っています。初心者も大歓迎です」
担当はアルトサックスだが、5歳の時からずっとピアノを習っている。
「手というか、指を使うのが好きなんです。ですから楽器だけでなく、切り絵や編み物も大好き。高校では美術部に入って細かな手作業に取り組んでいます。ピアノで弾くのは、ショパンの『英雄ポロネーズ』が好きです。難しいですが」
将来の仕事はまだ決めていない。
「大学で理系を学びたいと思っています。仕事のことはまだ全く考えていません。大学に入ってからですね」
ジュニアウインドの今年度の活動も終盤を迎えている。
「もっと部員がほしいです。楽器や音楽に興味がある児童生徒、ぜひ入って下さい」