中学時代最後の夏休み、最高の思い出の夏になった。8月3日から6日まで津南町が20年に渡り友好交流する韓国ヨジョ市への小中学生ホームスティ交流に参加した仲良し4人組。Kポップ好きの田中千智さん、滝沢円香さん、陸上部仲間の宮崎蕗子さん、滝沢夏海さん。ともに津南中の3年生。「一緒に行こうよ」の千智さんの呼びかけに、日頃から仲良しの3人は迷いながらも「中学時代の思い出づくりをしよう」と参加を決めた。
「私が決める前にお父さんが申し込んだんです」、蕗子さんは言葉が通じないもどかしさを感じながらも「楽しかった。ホストファミリーとミョンドンにも行きました」。Kポップ女性グループのトゥワイスが好きな千智さん。「韓国には前から行きたいと思っていました。今年が最後のチャンスと思い、皆を誘いました」。日韓関係悪化の情報も知っていたが「向こうの人たちはとても優しく、楽しかったです」。同じくKポップ好きで独学で韓国語に中学2年から取り組む円香さんは日常会話程度はできる。「Kポップの好きなアイドルの曲を聴き、気になった言葉を書き出し勉強しています。ホストファミリーの同世代の子とアイドル話で盛り上がりました」。将来、語学を活かし韓国で仕事がしたいと考える。「日本の外から見た日本を感じました」と夏海さん。「日本人の方が考え方が狭いように感じました」。その地に立ち、その地の文化に触れ、その地の人と交流し、仲良し4人組は最高の夏の思い出を作った。