「外国人と話すことで、ハロウィンのこと、日本の七夕のことなど文化や生活習慣の違いなどを知ることができ、とっても面白いと感じています」
中学3年の時から関心が高かった英会話寺子屋塾に入り、英語ボランティア養成講座は今年が3年目。イギリスやアメリカ、ブラジルなど世界の国々から訪れている十日町市ALT(外国語指導助手)らとの交流も楽しんでいる。
「寺子屋塾に入ったのは、英語が話せたらいいな、と思ったからなんです。活動の名称は毎年『英会話レッスン』など同じですが内容は全く違い、今年は大地の芸術祭があった関係で実際に松代にも足を運んで外国人の案内役も努めました。たまたま台湾からの人と接し、緊張せずに話ができてよかった。将来は英会話を活かした仕事をしたいと思っています」
学校では生物部。昨年、高校生の全国総合文化祭で、十日町市内のため池に生息する小型淡水魚で絶滅危惧類「シナイモツゴ」の保全目的の判別法を発表、奨励賞を受賞した。
「努力が報われてよかったとみんなで喜びました。後輩の1年生は1人だけなので、生物に興味がある人は、いっぱい入部してもらいたいです」
生物部では、今月7日に東京で開かれる日本魚類学会の高校生ポスター部門でシナイモツゴ研究をポスター形式で発表するほか、11月には次の総合文化祭に向けた県大会があり、新しい研究の発表を行うことになっている。