「いまは自家用野菜と出荷は夫がやっているアスパラだけですね」。20年前、津南町に新規就農のため移住。現在は夫が兼業農家、そして自身はプログラマーだった経験を活かし、十日町市でシステム開発やホームページ製作を行うトラストラボ鰍フ運営をしている。
会社の中で注目を浴びるサービスが、「ママ人財」。開始して1年になる。「子育て中は社会に出れないことで閉鎖的になってしまって。でも生活も大切で現金収入は必要、社会に出ることは大切だと」。子育て、介護など女性が在宅でわずかな時間でも働けるようにと、仕事を紹介するサービスを始めた。新潟市の駅南にも事務所が開設され、登録会員は250名になった。「でも会員の多さではないと思っています。大事なのは満足度で、ニッチな情報。求めている人に必要な情報が届くということです」。
先月、情報処理の国家資格を持つ会員がエクセルの講座を開いた。参加者にも同じ資格を持つ人がおり、「知り合いの新潟市の会社から『人工知能(AI)の開発を発注するから、技術を勉強してね』となり、勉強会を始めました」と、AI開発に向け動き出した。開発はチームで取り組む。「仕事を分けけることで、在宅介護などがあってフルで働けない人が活躍できます」。まだ勉強会を始めたばかり。「チームではあと数名募集しています。将来的に開発受注を出来るチームにしていきます。協調性のある人にぜひ来てほしいですね」。