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2018年02月のねっとわーく

過去のネットワーク
10代のまなざし 村山 由佳さん 高田南城高校3年 18歳 十日町市 
 ひとりでまっ白な紙に向き合う、この瞬間が好きだ。凛とした雰囲気。墨をたっぷりつけた筆を手に持つ。
 「小学校3年の時、学校の書初めで一番下の賞だったんです。悔しかったですね。ちょうど友だちの誘いもあったので、その時から十日町市街地の書道教室に通うようになりました」
 今年度、高校の国際美術展で奨励賞を受賞した。楷書による「鄭羲下碑」(ていぎかひ)の一文。
 「細い部分が余りなく、どっしりした感じの楽しい書体で、好きですね。ただ、妹も同じ書道教室に通っていて、妹の方がいい賞を取るので、ライバルですね」
 腕前は3段。友達と一緒に受けた学生指導師範の資格は友だちと共に落選。
 「残念ながら学生師範は来年以降に持越しです。でも必ず取ります。妹にも負けていられませんから」
 将来は臨床検査技師になることが今の目標。
 「もともとは看護師になろうと思っていたのですが、いろいろ学んでいくうち、臨床検査技師の仕事が自分に合っているような気がしてきたんです」
 休みの日はファンでもある関ジャニ∞の音楽を聴きながら過ごす。書道とは結びつかないが、そこは若さだ。
 「関ジャニ∞の曲で元気をもらい、そして書にも挑戦していきます。これからは隷書にも挑戦してみたし、いろんな書道のコンクールがあるので、来年度も挑戦していこうと思っています」
(2018.02.27)

新ライフスタイル  小針 由紀江さん・ジオパークガイド
 苗場山麓ジオパークのジオサイトは、津南栄村だけではない。十日町市と津南町にまたがる七ツ釜や小松原湿原。「車で簡単に行ける場所じゃないですが、頑張って行った人には景色がご褒美です」。一昨年、認定ガイドの資格を取った。
 茨城県出身。5年前、夫が中里の地域起こし協力隊になったのを機に、移住。「夫について来ただけなんですよ」。観光関係の仕事をしていたこともあり、十日町市観光協会の中里支部に勤務。越後妻有を盛り上げようと、市町村を超えて多くの人達と交流を持った。
「クラフトフェアのお手伝いしていたら、津南の人からジオパークのことを聞いて。雪深い地域のジオサイトは他にはない。住んでいる人には雪は厄介なものですが、ここは雪があるから魅力になってて、勉強したいなと思ったんです」。
初回のガイド認定試験の時に合格。観光協会のイベントで七ツ釜や小松原湿原を案内することもあり、「案内するときには勉強したことを少し交えながら、自然の良さ、大切さを伝えています。でも私なんて全然ですよ」。ジオパークガイドとして専門的に活動というより、仕事の中で生かし、この地域の自然環境を深く知り楽しんでいる。
「勉強をして損はないですよ。十日町や津南を知ることは、地元に誇りを持てることだと思いますジオは財産。本当にすごいところに私たちは住んでいる。こんなに美しいところに住めて幸せです」
(2018.02.13)


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