家業を手伝い始めて5年が過ぎた。「同じ仕事をしてみて、父はやはり凄いなと思いますね」。養豚、稲作、スイートコーンの複合農家。「妻有ポークに入っている養豚業では一番小さいです。夏はスイートコーンが始まるから忙しくなりますね」。上郷中時代から家を継ごうと思っていた。「漠然とですが長男だし、やってもいいかなと」。十日町総合高卒後、県立農業大学校にで2年間学ぶ。「畜産科でしたが、今はそれを豚に応用してやっています」。生まれ、育て、出荷するまでしっかり豚の面倒を見る。「家族じゃないですけど、可愛がって育てて行こうと思っています」。
山に入るのが習慣のひとつ。「小学時代からですが、何故か行くんですよね」。疲れた時、近くの裏山をただ登る。「山菜採りなどではなく、ただ行く。一種の森林浴なんですかね」。今年から消防団にも入団。「地元にいる以上、やらなきゃいけないことだと思っています」。地域の若手として、ムラの共同作業にも出る機会も徐々に増えて来ている。
母校の上郷中が閉校し3年。今年、大地の芸術祭を機に、演劇拠点『上郷クローブ座』となったのが気になる。「中がどんなふうに変わったか、見てみたいですね」。ちなみにパートナーを絶賛募集中だ。