津南キャンプ場のインストラクターとなり6年目。そば打ちや米粉ピザ作り、カヤック、山菜採り、トールペインティングなど70種8百教室余の企画担当。地元住民が講師を務める教室も多い。今年から津南桐を使ったカッティングボード(まな板)作りも新たに始めた。「食材や素材はできるだけ津南産を使っています。また地元の方と接するのはお客様にとっても楽しい時間。津南、そしてキャンプ場の魅力を常に発信したいですね」。子どもたちの夏休みシーズンからが繁忙期。「アウトドアを満喫しに、ぜひ一度おいでください」。
実は保育士と幼稚園教諭の資格を持っている。デンマークで生まれた『森のようちえん』の理念に共感。「簡単に言うと1年を通した自然体験のなかで子どもを育てるんです。子どもたちは遊ぶことが一番の仕事で、僕も外で遊ぶ楽しさを伝えたかったんです」。短大で資格取得後、実家のある上越市の子育て支援センターで1年間働くが、想いと合わず退職。その後、現職場での求人を知り応募。「最初、津南に無印のキャンプ場があるとは知りませんでした」。
今はインストラクターとして子どもたちに自然を通した遊びを教えている。「顔を覚えて貰うのが一番嬉しいですね。子どもたちと名前で呼び合う仲になり、一緒に遊んだりする時、やりがいを感じます」。青春の20代を過ごす、充実の津南ライフは現在進行形中だ。
今春から地元寺石の農家でコメ作りのお手伝いに挑戦。「職場の畑でちょっとした野菜とかハーブは作るんですが、田植えは小学校以来でした」。その様子はキャンプ場ブログに更新。「もちろん手植えで、草取りは昔の除草機でやれと言われています。今から秋の収穫が楽しみです」。