中津小、津南中、津南高。そして高校卒業後すぐ、今の職場へ。「津南を離れようと思ったことはありません」。豊かな自然に囲まれ、隣人などとの距離が近い地元。「皆せかせかし過ぎず、どこかゆったりと時間が流れている津南が好きですね」。よく言われる言葉。「マイペースとか、のんびりしているって。だから津南が性格的に合っているんでしょうね」。普段からあまりストレスを感じないタイプ。それも故郷が育んだゆとりある心。「嫌なことはありますが、寝れば忘れる、ご飯食べると忘れるっていうぐらいです」。家族、仲間、地域の住民との関わりが深い生活に満足感を覚えている。
クロカンスキーを小学時代から続ける。津南高の最終卒業生で、伝統あるクロスカントリー部に所属。ラストイヤーは、たった独りの部員として歴史に幕を閉じる役目を担った。「何回も全国に行けたのは先輩方や友だちのおかげです」。今もスポ少クロカンに取り組む子たちとと共に走る。「指導者というより、一緒に楽しんでいる感じです。子どもはワイワイ賑やかなので面白いですね」。冬本番を迎えた今、練習日はいつも心が弾む。「せっかく雪国にいるので、いろんな子がもっとスキーをやってほしいな」。
町役場1階、窓口担当。出生、結婚、印鑑登録などの戸籍関係業務に関わる。「間違っちゃいけない仕事なので、いつも慎重です」。住民と顔を合わせる機会が多い部署。「一回担当した方は顔を覚えたいと思っています」。もう5年目になるが、人と接するのはいつでも楽しい。「毎日覚えることだらけですが、頑張りますよ」。
今月2日に誕生日を迎えたばかり。「23歳、あっという間ですね」。津南の次代を支える若手のひとり。