旧姓は『林』、今の姓は『小林』。「名字がちょっと小さくなっちゃいました」。３年制短大を卒業、国家資格の歯科衛生士を取得し、故郷の歯科医院に就職。「最初から地元に戻る予定でした」。順調に働くなか、昨年に高校時代から５年間交際を続けた賢さんとゴールイン。その翌年、長女のみうちゃんが生まれた。「妊娠で仕事を退職しましたが、落ち着いたらまた始めたいですね」。今は子育て真っ最中、子ども第一だ。

　11月21日は特別な日。賢さんと付き合い出した日、そして入籍した日。「今年のその日、みうが生まれたんです。偶然って凄いですね。トリプル記念日になりました」。賢さんは転勤族で普段は長野県で仕事。親子がそろう週末。「もう旦那はべったりです。口数は少ない方なんですが、精一杯あやして子どもと接しています」。２人の思い出の地であるディズニーランドに、愛娘と早く行きたいと思っている。

　「10年間、風邪を引いたことがありません」。その秘訣は毎日のストレッチ。テレビを見ながら体をそらしたり、足を伸ばしたり。「元々中学時代にバスケ部でケガをしたのをきっかけに始めたら、習慣になっちゃって」。固かった体も足と顔がくっつけられるようになった。「妊娠前はＹ字バランスもできたんですよ。短大時代は寮生活でしたが、インフルエンザが流行っても独りだけ無事でした」。さらに出産も超安産。「陣痛が始まって約４時間で生まれ、早すぎて周りがついて来れないぐらいでした」。継続効果は抜群。もちろん娘が大きくなったら進める予定だ。

　南高最後の卒業生のひとり。「仲間の半分は故郷に戻っています。また皆と集まり、ワイワイやりたいですね」　

（2012.12.28）

　昨年３月の県境地震を契機に、故郷に戻る。「家族が心配だったのと、独り暮らしが寂しかったのもあるかな」。前職は新潟市のホテル従業員。料亭勤務で「お酒を作るドリンカーでした。よく県庁の人が使う場所ですよ」。お酒もいける口だとか。梅酒、モスコミュールがお気に入り。「鶴齢の梅酒が好きです。日本酒は飲めないんですが、すっきりした後口が良いんです」。今の仕事は歯科助手。治療器具準備、片付けなど、医師のサポート役となり１年が過ぎた。「忙しくても笑顔を忘れないよう心がけています」。優しい笑みは患者さんの不安を除く清涼剤。

　３人姉弟の長女。両親は共働きで、祖父母に育てられた。「親よりも先に孝行したいと思っています」。家事も仕事の一つ。土日は食事作りを担当。得意料理はハンバーグ、生クリームと味噌を合わせたオリジナル『鳥つみれの味噌クリーム煮』など。「美味しいと言われると嬉しくて。褒められるとすぐ調子に乗っちゃうんです」。家庭的とよく言われる。ただ「いい相手はまだいないんですよね」。ちなみに気になる人は「秘密です」とのこと。

　地元ユニホッケーチーム『ＨＥＲＯ』に所属。「小学時代から憧れでした。バンバンシュートを決めたり、昔からカッコよかったんです。入れて嬉しい」。メンバーとは「本当に何でも話せて、みんな家族みたい。最高です」。愛車は高校時代から乗るのが夢だったトヨタｂＢ。「大きい車が好きで、ｂＢは『顔』が良いんです。色はリッチ感がある黒だと高校時代から決めていました。母も弟も黒色の車なので遺伝かも」。もうひとつの夢。「ｂＢは譲れないけど、結婚し家族が増えたらベルファイアにも乗りたいな」。

（2012.12.21）

　憧れの車を先月購入。『トヨタｂＢ』のパールホワイト。「高校時代からずっと欲しかったんです」。元々車やバイクに興味があった。「映画の『ワイルドスピード』とか、爽快感があり好きですね」。車の色はこだわりの『白』。服や携帯なども、つい白が入っているものを選んでしまう。「念願の車が買えたので、どこか遠くまでドライブしたいな」。雪解けの春が今から待ち遠しい。

　趣味のひとつは身体を動かすこと。月曜は10年余続けるユニホッケー、土曜日は中学から取り組むバレー。「よさこいにも参加し、今年の夏の津南まつりでも踊りました。今は仕事が忙しくお休み中です」。ただスポーツが得意という訳ではないとか。「人と関わるのが好きなんです」。自然と団体で取り組む種目に足が向いた。「いろんな人と出会い、話すのが一番おもしろいですね」。

　高校卒業後、人好きな性格もあり、より利用者と身近に接する介護の道を選んだ。「見学した時、今の職場が明るく清潔で、雰囲気がとても良かったんですよ。入れて嬉しい」。入浴介助、排泄物処理、夜勤。毎日覚えることだらけ。「学ぶことが多いので、今は仕事に集中しています」。最前線で働きながら、介護福祉士などの資格取得もめざす。

　「いつもマイペースです」。思い立ったが吉日、すぐ行動。「閃いちゃうとダメなんですよね。たまに怒られたりします」。仲間、同僚らにいつも支えられ、今がある。「見捨てないで付き合ってもらっているので、ありがたいです」。来年は20歳。同級生らは進学などで多くは故郷を離れたが、一緒に飲むのを楽しみにしている。「またみんなで集まり、お酒で乾杯したいですね」。

（2012.12.14）