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2012年05月のねっとわーく

過去のネットワーク
大島麻実さん 24歳 津南町観光j協会
 東京の多摩市出身、津南に来てもう3年目。「あっという間でした」。高校1年の時、16歳で都内のファミレスでアルバイトを開始。「実は他人と会うのが苦手で、克服したくて始めたんです」。接客業が水に合ったのか高校卒業後もバイトを続けた。そして18歳の時、運命が変わる。7歳年上で津南出身の夫・章さんとの出会い。「旦那は厨房、私はフロア担当でした」。交際が始まった。「前から『30歳になったら津南に帰る』と言われていて、一緒について来ました」。昨年10月に入籍。披露宴は「11月か来年3月になりそうです」。充実の津南生活を送っている。

 最初は地域起こしNPOに勤務。観光促進、都市部からの児童受入れなど交流事業に関わり、奥信越各地を巡った。「秋山郷の紅葉と新緑、見倉のつり橋、切明の河原温泉など魅力的。樽田のブナ林や見玉不動尊が特にお気に入りかな」。東京と違い、人と人が近いのにも驚いた。仕事で訪れた初めての家でも『お茶でも飲んでけ』と、もてなす茶飲み文化に感銘。「みんな当たり前のように笑顔でそう言ってくれるのは凄いこと。東京では考えられません」。もうひとつの感動。「冬、3bを超える雪が降る地で元気に人が暮らす、今まで想像できなかった生活を見て涙が出ました。上司に雪は恵みと教えられ、その通りだと感じています」。4月からは津南町観光協会職員に。「案内所に地元の方や観光客が気軽に立ち寄り、その場に居合わせた人がいつでも楽しく話ができる場にしたいですね」。

 来春、高校時代の同級生が津南に嫁ぐという。「東京の友人が同じように津南の男性と結婚します。今から会うのが楽しみ」。不思議な津南縁を感じている。
(2012.05.26)

清水美奈子さん 24歳 津南町田中
 今春4月、津南小の特別支援学級の介助員として12年ぶりに母校に戻った。「学校の匂いとか変わらないですね。1年目なので様々な経験をし、子どもたちと一緒に成長したいです」。十日町高卒後、長野女子短期大に進学し、保育士と幼稚園教諭の免許を取得、地元に戻ろうと最初から決めていた。「自然豊かで、食べ物がおいしいからかな」。十日町市内保育園に4年間勤務し、今の職場に。「地元の津南で働きたい気持ちが強くなったんです」。児童や同僚たちに常に笑顔と持ち前の愛嬌で親しまれている。

 人生を決めた、津南中時代のひまわり保育園での職場体験。「先生の笑顔と子どもたちが楽しそうに過ごしているのを見て、そんな職に付きたいなと思ったのがきっかけです」。短大時代は2年間の寮生活。「門限は9時とか食事当番があったりなど、厳しかったな」。自治会的な組織もあり集団生活とは何かを学んだ。「先輩、後輩の関係、あいさつの大切さ、力を合わせる意義を改めて感じました」。今も発達心理学の本を読むなど勉強継続中。「実際には当てはまらないケースも多く、他の先生たちの話はとても参考になる。もっと学びたいですね」。頭の中は常に子どもたちのために何ができるかでいっぱいだ。

 アウトドア派で活動型。「天気が良いと、車に乗って出かけたくなります」。短大時代の仲間に会いに、長野方面によく行く。「でも実は方向音痴なんです」。車にカーナビは着いているが「どうしてもいけないんですよね。ただ道はどこにでも繋がっていると信じています」。最近は小学校以来の果物狩りに行くのが希望。「もぎたてのトマトが美味しいように果物もそうなんじゃないかと確かめてみたいですね」。
(2012.05.22)

桑原 紀代美さん 23歳 津南町反里口
 5月5日、こどもの日が誕生日。「ケーキを食べたり、家族と一緒に過ごしました。久々な友だちからもお祝いメールが来て、嬉しかったです」。生まれた日の影響か、昔から子どもが好きだった。今は特別支援学級の介助員をしながら、通信教育で保育士と幼稚園教諭免許取得をめざし勉強中。「実は高校卒業後、管理栄養士になるため大学に進学したのですが自分に合わず、2年の時に辞めたんです」。友人などと話すうち、中学時代の夢だった『保育士』になろうと原点に戻った。「子どもの素直な所、純粋さから元気を貰っています。今日できないことが明日できるようになるのを見ると感動しますね」。介助員になり3年目、子どもたちと接する毎日にやりがいを感じている。
 
 母校の津南高、最後の卒業生のひとり。連休3日は同窓会があり、30人余が集まった。「仕事や恋愛模様など、近況を話していたらあっという間に時間が過ぎていました」。結婚して幼な子を連れてきた同級生の姿もあった。「結婚したり、ママになっている人もいて、ちょっと取り残された感じもあるかも」。閉校から10年後、28歳の時に全員が集まり、タイムカプセルを開ける約束がある。「未来の自分に送ったハガキなど入っています。あと5年先ですが、楽しみですね」。
 
 『人に優しく、自分に厳しく』がモットー。いつも笑顔を心がける。「疲れている時、子どもから『怖い顔してる』と言われたことがあります。よく見ていますよね。やっぱりいつも笑顔でいたいな」。休日は長岡でのショッピングや映画鑑賞。大切な息抜きの時間。「この前『僕等がいた』という作品の前篇は見たのですが、後編はまだなんです。続きが気になるので、見に行きたいですね」。
(2012.05.11)

滝沢もえみ さん 22歳 JA津南町
 今春入社の新社会人。「わからないことだらけ。迷惑をかけてばかりなので、早く仕事を覚えたいです」。故郷に戻る契機は、昨年3月の県境地震。たまたま、春休みの就活中で実家にいた。「関東と新潟で職を探していましたが、地震で家族の大変な姿を見て戻ろうと決めました」。大地震は、改めて生まれ育った地と家族の大切さを感じさせた。

 最後の津南高生のひとり。商工会青年部と連携し出場した津南まつりにも参加。「メイド服を着て国道で踊りました。恥ずかしかったけど、いい思い出になりました」。高校時代はバドミントン部と写真部を兼務。最後の体育祭や、放課後に教室で集まる仲間を撮り、七星祭で展示。「撮った写真は学校に寄付しました。今でもあると思いますが、いつかまた見直したいです」。連休3日、同級生を集めての飲み会がある。「会うのは成人式以来の人もいます。楽しみです」。
ひとつ、大きな自慢がある。大学の卒業式で学部の主席卒業者に贈られる『総長賞』を貰ったこと。名前入りの腕時計は社会人となった今、大切に身に着けている。「袴姿で卒業式に出ました。ただステージに登る階段で裾を踏んで転びそうになり、みんなに心配されました」。日大生物資源科学部農芸化学科卒。土壌の成分を調べ、何の肥料が足りないかなど研究。「卒論は土壌中のアルミニウムが与える植物への影響を調べるものでした」。4年時はゼミ長も務め、卒論の成績は最高の『S』。「今年10月の母校の学園祭で大学の仲間と再会を誓っています。こっちも楽しみ」。出会った仲間は一生の宝。

 津南に戻り改めて良さを感じた。「人は優しく、水や食べ物がおいしい。戻ってよかったと思います」。
(2012.05.02)


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