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2011年10月のねっとわーく

過去のネットワーク
内山祐介さん 24歳 津南小学校講師
 母校は変っていなかった。「クラス数が少なくなった以外は、通っていた頃のままですね」。今年4月から講師で赴任し、6年1組の担任。24人の子たちとの時間があっという間に過ぎている。「毎日が楽しいですね」。卒業生は学校の中心。「行事が終われば、すぐに次の行事。子どもたちも忙しいです。ですが、この1年は、小学校最後の1年ですから、思い出深い時間を送ってほしいです」。


 担任のほか、吹奏楽サークルの顧問も務める。小学から高校まで吹奏楽に取り組む。小中学ではトランペット、十日町高ではチューバ、ユーホニュームなど主に金管楽器を担当。津南小時代には、東日本大会に出場している。高校卒業の時、トランペットを買った。だが、大学では、「吹奏楽部を見に行ったんですが、女子ばかりで、入部はやめました」。その求めたトランペットが、いま役立っている。顧問の吹奏楽サークルの指導で、お手本演奏も。26日の小学校音楽交歓会には子どもたちと一緒に演奏。30日の文化祭には、父母と共に演奏する。「音楽は好きですね。このトランペットが、ここで役立つとは思いませんでした」。


 男4人兄弟。「1歳下に双子の弟がいます。小さい頃、よくケンカしましたね。私はB型、2人の弟はA型。些細なことでケンカとなり、いつも1対2でした。でも、勝っていました。母からは、いつも怒られていましたね」。中学3年の4男は、「可愛いですよ」。小さい頃は、家中が大騒ぎだったという。

 卒業生の担任。いつも話す言葉は「仲間を大切にしよう」。あと5ヶ月。「卒業式で名前を呼ぶのですが、泣いちゃうでしょうね」。それだけ子どもたちと濃密な時間を過ごしている。 
(2011.10.27)

玉村昌也さん 24歳 津南町森林組合
 地域の念願だった国道117号、大倉バイパスが開通。「ようやくという感じですね。広くてきれいなトンネルができましたね」。これまでは朝、国道に出る時、通勤車が続きなかなか出られなかった。開通後は信号ができスムースになった。時間のロスがなくなった。

 アウトドアの仕事を求め森林組合に入り4年目。チェーンソーや草刈機を手に、山林整備に取り組む。南は中野市、北は小千谷市などへと仕事の守備範囲は広い。職場では一番若い。60代のベテランもおり、「いろいろ教えてもらっています。やはり経験ですね」。職場や仕事を通じて、人生経験を重ねている。

 雪が待ち遠しい。「雪は好きですね。スノーボードを早くしたいです。ほぼ毎週末、行きますね」。同世代と「山遊亭」というグループを作り毎週末、ニュー・グリーンピア津南や上越国際などに出かけ、一日中、ボードを楽しむ。アウトドア派だけにスポーツが大好き。サッカーチームに入り、ここでも同世代で「MKD(ミラクル河岸段丘)」を作り、十日町市のリーグ戦に参戦している。「今年は好調で、今のところトップです。皆やる気になっています」。リーグ優勝をめざす。

 同世代が津南に帰ってきている。「増えていますね。その世代が結婚適齢期を迎えています。年内だけで3回、結婚式に出ますよ」。アウトドア志向なだけに活動的だ。だが、「ボードもサッカーも男だけです。全く予定はありませんね」。津南の次代は、皆さんにかかっていますから。「そうなんですよね。でも、こればかりは。出会いがないと仕方ありません」。仲間の飲み会は『宅飲み』が多いそうだ。良き仲間たちが、元気の源になっている。
(2011.10.21)

小林隼也さん 23歳 町立わかば保育園保育士
 津南町初の男性の保育士となり3年。初めて担任した子たちが年長組となり、5歳児8人、年中の4歳児5人の「ぞう・きりん組」の担任。保育園の行事は、主に年長組がリードするため、担任は何かと役が多い。「皆さんに協力してもらって、やっています」。先月24日は運動会だった。「朝は晴れていたんですが、準備を始めたら雨が降り始め、結局、芦ヶ崎小学校の体育館で行いました」。その体育祭、子どもたちと約束していた。『泣かない、あきらめない、協力しあう』。「練習では、負けると泣く子もいましたが、本番では泣かず、皆で協力し合って、頑張ってやりました。わずかな期間に、これだけ成長したのは、感動ですね」。桑原悦子園長からは『つながる保育を』とアドバイスを受けている。


 中学の職場体験で訪れた保育園体験で受けた印象やいとこの子とのふれあいなど通じて、保育士の道へ。3年前、津南町として初の男性の保育士として話題になった。「なかなか次の人が現れません。やはり仲間がほしいですね」、本音をポツリ。十日町市でも公立には1人、私立に数人いるという。

 だが、仲間たちは多い。同級生が比較的多く帰ってきている。その仲間たちと「ユニホッケー」や小学、中学と取り組んだ野球など、チームを作って参戦している。その良き仲間たちが皆、適齢期を迎えている。来月と12月、3回ほど結婚式や披露宴2次会の招きを受けている。予定は?、「ありませんね」。

 先日、恒例の保育園ハイキングがあった。中子まで約2時間歩いた。「子どもたちは、すべてに全力です。こちらも体力が必要ですね」。自分のモットーは「友だちを大切に」。子どもたちにも、「友だちを大切にしよう」と日頃から話している。
(2011.10.14)

根津龍太さん 23歳 健康増進施設ゆあーず
 昨年夏、中学時代の4クラス合同の同級会を開いた。150人のうち70人が参加。「仲間たちがいいですね」。同級のうち3分の1にあたる50人余が津南に帰ってきている。「自分で仕事を探して帰ってきたのや、先ず帰ってきて、仕事を探しているのや様々ですが、仲間たちの多くがここにいることは、なんだかいいですね」。年々、その傾向が増えているという。頼もしき世代が増えている。


 中学まで陸上とクロスカントリースキーに取り組み、高校ではサッカー。大学でもサッカーに取り組む。城西国際大の経営情報学部スポーツ専科で健康運動実践指導員を取得。その資格を生かし、今年1月から現在の職場「ゆあーず」に。スタッフ10人は半分が20代の話題職場。専門の理学療法士が健康チェックし、その人にあった健康トレーニングメニューを立て、若いトレーナーが指導する。20代から90代までの幅広い年代が利用している。「プールやトレーニング機器で、その人に合った健康づくりができます。仕事帰りに寄られる方も多いです」。その指導のレベルアップにため、来年には健康運動指導士の資格をめざす。


 自分の健康づくりにも気を配る。「やはり運動ですね。続けることが大切です」。ECO・TSUNANなど3つのサッカーチームに所属し、休日には大会に出場。中学時代の仲間とユニホッケーと野球チームを作り、津南や十日町市の大会に出場する。

 壁や試練や直面した時、中学時代の厳しかった部活を思い出す。「あの辛さを思えば、どんな事でも乗り越えられる、いつもそう思っています。山内先生(現・羽鳥)のおかげです」。時々、集まって飲み会などを開いている。
(2011.10.07)


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