夏休み最後の先月25日、陸上部で山古志へ行った。箱根駅伝の覇者、東洋大チームが合宿していることを知り、監督に直接交渉、一緒の練習が実現。「山の神」といわれるキャプテン、柏原選手など駅伝トップ選手たち。「柏原選手などから、頑張れと声をかけてもらい、生徒たちにとって一生の宝になったと思います」。その合同練習、東洋大の監督から「学生の刺激になった。黒姫にも来ないか」と誘われた。同大で今年1月箱根1区を走った川上遼平選手。妙高中学の教え子だ。
来月17日、県中学駅伝中越大会、11月2日は県大会。3年前、津南中は全国に出場。「目標は全国ではありますが、駅伝でもクロスカントリースキーでも、続けることの大切さを感じ取ってほしいですね」。自主性を大事にしている。「自分で考え、取り組む力をつけてほしい」、人間づくりにも取り組む。小学2年から取り組むクロカン。中学、高校、大学、今も現役だ。国体出場の常連。準優勝はあるが、「まだ優勝がありません」。優勝するまでは続けるつもりだ。
「今日も、忘れちゃいました」。津南中陸上部で作ったユニホーム。撮影用に自宅まで取りに行ってくれた。中学時代に全国出場。だがユニホームを忘れる。宿の同世代に借りた。「その借りた人と、大学で一緒になったんです」。スキーを忘れたり、ブーツを忘れたり、忘れ物伝は数限りない。
1年1組の担任。教室に熱帯魚「アロワナ」がいる。数センチの稚魚が今は70a余り。「生徒たちが毎朝、世話をしています。生き物を身近に感じてほしいですね」。いよいよ駅伝シーズン。志賀高原や群馬などで練習を積んできた。「続けるという大切さと共に、感動の場面を多く体験してほしいです」。