日課は2人の子どもを学校に送った後のピアノ弾き。今はベートーベンのピアノソナタ『テンペスト』を練習中。その後、7`余のランニングを欠かさない。「30歳の誕生日から続けています。元々スポーツクラブのバイトをしていたので体を動かすのは好き。こうした時間をくれる旦那やお母さんに感謝です」。
スノーボードが人生を変えた。富山市で生まれ、3歳から始めたピアノ。大学のピアノ科進学をめざしていたが、18歳でスノボに触れる。「はまりましたね。音大受験の間際で、突然スノボをするために文学部に進路変更。親から凄く反対されました」。短大へ進みさらにスノボに熱中。夏はニュージーランド、冬はカナダなどで精力的に合宿。「プロをめざしましたが、結局断念。でも今でもスノボを続け、良い仲間に囲まれ幸せです。今度はおもしろさをいろんな人に伝えたいな」。自宅ではスノボ・サーフィンショップ「Wirb!」を開く。
津南に来て12年。毎日が楽しい。2人の娘も今では小学5年と3年生、大きくなった。「何事も続ければ力になると思っています。子どもたちには好奇心を常に持ち、いろんなことに飛び込んで、やりたいことをすべてやって欲しいです」。
運命の出会いは22歳の冬、カナダ合宿。指導者は津南出身の夫・幸也さんだった。「それまでプロスノーボーダーとして名前は知っていましたが、交流はありませんでした」。合宿中、同じ日に共にケガを負い、2人で合宿所に居残り。会話が弾んだ。「ごはん食べたり、話をしたり。優しいところに惹かれました。ケガがなければすれ違っていたかも」。ドラマのような、スノボが繋いだ縁。ウィンターシーズンはもうすぐ。