手芸が好きな母、祖母も好きだった。そのDNAをしっかり受け継いでいる。「時間を見つけ、少しずつやっていましたが、子どもが生れてからでしょうか、いろいろ取り組み始めたのは」。今春、入園した長男が料理にめざめ、一緒に台所に立つようになった。いま長男用エプロンを作っている。これからの季節、美味しい手作り肉まんやサツマイモを使ったお菓子づくりも好きだ。「私も料理が好きですから、その影響かもしれません。きっとこの娘も一緒にやりたくなるでしょうね」。2歳の長女、お兄ちゃんが見本になっている。
「まさか、父と同じ職業の人と結婚するとは」。あの山古志の小学校に赴任中、あゆみさんが誕生。一緒に転校を繰り返し、マイホームを建てたのが「父と母の実家の中間にある岩室村でした。合併して新潟市になりましたが、岩室村という雰囲気が好きでしたね」。燕市の福祉施設に勤務し、「まさか」のパートナー、祐次さんと出会い結婚。身重のまま転校で津南・上郷小へ。
知らない地での子育て。「きっと私が元気がなかったんでしょうね、主人が地元のユニホッケーチームへの参加を進めてくれ、3ヶ月の長男を抱き、参加しました。それからですね、友だちがどんどん増えたのは」。上郷チームで2度、全国大会に出場。今も毎週の練習に家族で参加している。
教員住宅での生活。「主人の友だちなどがよく来ます。津南のALTだったトニー先生もよく遊びに来ました。ですから子どもたちは、初対面の方でも自然に振舞っています。主人が世話になる三箇小の学校行事にも一緒に行っています。皆さんのおかげですね。感謝しています」。