中学や高校時代の仲間たちとスポーツ大会や仮装大会などに出場するなど、良き思い出がいっぱいある。高校1年の時、津南雪まつりで行われた全国スポーツ雪合戦の新潟県大会で優勝し、全国大会に出場した。「長野の白馬での全国大会でした。中学時代の野球の仲間で出場し、優勝してしまいました」。高校3年の時、中学時代の仲間9人と津南まつりの仮装パレードの出場。「皆で顔を真っ白に塗って、バカ殿で出場しました。最初で最後の仮装でした」。
その仲間たちが、関東で1、2年生活し、津南に戻ってきている。「関東での生活は、ひとり暮らしはいいですが、結婚、子育てとなると考えてしまいます。そういう仲間が多いですね」。
今春、十日町市役所に就職。実は「三度目の正直なんです。両親が津南町役場にお世話になっている関係で、自分も公務員志望だったので、地元以外を希望しましたが、なんとか、ようやくといった感じです」。
今年の就職には、もう一つ意味がある。大東文化大卒後、新卒で市役所試験をうけるが残念。埼玉の私立幼稚園の「お受験」対策の教育センターに就職。講師として子どもたちを指導。そこで人生の伴侶にめぐり会う。同い年。今年9月、結婚する。「津南の雪はまだ知りませんが、気に入ってくれています」。人口を増やしてくれる。
配属先は克雪維持課。冬季の除雪など、シーズン中は大忙しのセクション。「まだ雪の実感はわきませんが、頑張ります」。学生時代、社会人の草野球に入っていたが、最近はデスクワークが多く、「市役所に入ってから10`も増えました。このままではダメですから、運動を始めようと思っています」。