保育園も同じ、小学校のクラブ活動も同じ、塾も同じの仲良しのふたり。家の近くにある「津南ふれあいセンター広場」が遊び場。「ここでね、野球をするんだよ。男の子も一緒にチームを作り、試合をするんだよ。ここに遊具があれば、もっとおもしろいのにね」。町中央部に唯一残る広場。『誰でもが気軽に立ち寄れ、寝転ろがれる芝生広場に』。よく聞く声だ。
4年の夏。広場で遊んでいたら、Waの家の『福ちゃん』たちが声をかけてくれ、それ以来の友だち。「何でも、夢をかなえてくれるサンタみたいなおじさん」をふたりは思っている。Waの家のバルコニーは、子どもたちの人気スポット。遊びの天才の子たちは、次々と遊びを考え、大人をも巻き込んでしまう。
小さい頃、病気にかかり、「今度は自分が、困っている人を助けてあげたい」と将来、看護師をめざす咲笑さん。でも、「歌手にもなりたいんです」。歌が大好き。
お母さんや知り合いの大人からアドバイスを受け、「将来の夢は保育士さんかな。でも学校の先生もいいかなと思います」といろいろ夢をめぐらす明日香さん。ふたりは津南小音楽サークルに入り、同じくクラリネットを担当する。
昨年、新潟市へ遠足に行き、痛感したことがある。「津南の水は美味しいです。新潟の水はウエットティッシュのような味でした。それにお米も美味しいです。できればファッション系の服が買えるお店や遊具がある広場やプールがあればいいいよね。温泉もここにあれば、毎日行けるのにね」。しかり者のふたり。「福ちゃん」も好きだが、『ジャニーズのHey、Say,JUMPの知念侑季がいいよね』。