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2009年04月のねっとわーく

過去のネットワーク
藤野理恵子さん 津南町大割野
 2年前、東京から家族4人一緒に津南へ戻る。夫の健さん、9歳のまゆちゃん、5歳の美咲ちゃんとゆったりとした津南時間を過す日々。「私の両親は帰って来るとは思わず、引越し前日まで『本当に来るのか』と疑っていましたね」。


 津南高を卒業後、東京の短大英文科に進学。「英語がなぜか好きだったんです」。就職先でも外資系メーカー。「医療関係の部署でした。アメリカのガン研究第一人者の教授一家が来日したとき、なぜか東京案内役を任されました。辞書を片手に国会議事堂や銀座巡り。あとでエアメールが届き、褒めてくれたので感動しましたね。今は英語はほとんど忘れちゃったけど」。


 お菓子作りが趣味のひとつ。小3から始め、以来レシピ本はずっと捨てず、現在は百冊余にも。「独身の時はお休みして、子どもが生まれ、熱が復活しました」。長野・塩尻市の無添加お菓子教室へ月1回、飯山線などで4時間かけ通う。「実は高速が怖くて乗れないんです」。現在の職場はお菓子を造る。「小学生の頃シュークリームを作ろうとしたけど、当時生クリームは市販してなくて、どうしても欲しくて今の職場に電話したら、こっそり分けてくれたんです。今でも嬉しい思い出ですね」。お菓子に関わる毎日。「いろんなことに挑戦させてもらえるので、感謝しています」。


 仕事を始めた21歳の頃、友だちの紹介で健さんと出会う。実家にも一緒によく訪れた。「旦那は美味しい食べ物とか豊かな自然がある津南が私以上に大好きなんです」。娘たちも『東京には帰りたくない』が口癖。「戻ってきてよかった、と思いますね。実は旦那が一番喜んでいます」。家族一緒に行く山菜採りを楽しみにしている。
(2009.04.28)

丸山麻弓さん 32歳 苗場自動車
 これからが旬のアスパラ。「津南に来るまではあまり食べませんでしたが、新鮮なアスパラの美味しさに出会い、大好きになりました」。畑の収穫はもうすぐ。「食べ物がなんでも美味しいですね。津南の暮らしは、気に入っています」。
 

 神奈川出身の両親の転勤で居を構えた栃木・宇都宮市。中学から吹奏楽でフルートと出会う。進学校で知られる宇都宮北高。「吹奏楽部に入るために勉強して進みました。365日の360日は部活動でした」。名指導者と出会い、関東大会連続出場。定期演奏会は1800人の聴衆。「あの高校時代が、今の私を作ったと思います」。今は魚沼吹奏楽団メンバー。年2回の定期演奏会や各地の公演で演奏。可憐なイメージのフルート。実は「チューバを同じくらいの肺活量が必要です。音が出るまで大変でしたね」。2月に次女・夢叶(ゆめか)ちゃんが誕生。長女で保育園年長の咲音(さきね)ちゃん、妹が可愛がる。
 

 帝京大理工学部のバイオマスサイエンス学科で「昆虫寄生糸状菌」を共同研究したメンバーが夫・敦史さん。「中学の頃から私は理系でした。ダンナとの出会いも、運命だったんでしょうね」。ふたりとも車大好き。大学卒業後、宇都宮のトヨタ店で営業担当のショールームレディを務めた。2001年の結婚。6速マニュアルのレビンに乗って、津南に来た。「今は弟が乗っています。今の車は、私が気に入ったので決めましたが、ダンナも気に入ったようです。通じるものを感じますね」。今の職場も車会社。「子どもたちがもう少し大きくなったら、新潟県内をあちこち旅行したいですね」。もうひとつ。「津南でも音楽グループを作りたいですね」。
(2009.04.17)

大口徳人さん 39歳 柿崎商工会
 6年前のちょうど今頃。大口家はてんやわんやだった。「長男の卒園式、新入学。次男、三男がまだ小さかったなか家の引越し。そして4月11日、長女誕生。激動の半月でしたね」。子どもたちと約束していたディズニーランド。春分の日の連休に行ってきた。早朝車で出発、夜遅く帰ってきた。「連休で大変な混んでいましたが、とにかく家族みんなで行けて良かったです」。今春津南中等校に入学した長男、小学6年、4年の男が続き、待望の長女は今春から保育園年長組。「カミさんにまかせっきりで、本当に感謝しています」。
 

 大口家の一日は早い。「夏も冬も朝6時には家族全員が揃い食事を始めます。早寝、早起き、朝ごはんです」。昨春の移動で現職場に。片道60`。車で1時間15分、毎日通勤している。「子どもたちが大事な時期ですから、なるべく家族全員が毎日顔を合わせられるようにしています」。今春の移動で職場内人事が大きく変わり、先月から帰宅時間は夜10時過ぎ。「商工会連合会への報告業務の資料作りです。ですから、朝の顔合わせが大事なんです」。
 

 津南高校時代から続けるバドミントン。長岡リーグに参加。津南から津南クラブ、津南ノイズ、大口さんもメンバーのブランキーズ。同リーグは1部から16部までありブランキーズは11部。「練習する時間がありませんから、ぶっつけ本番の試合です。でも、毎年ランクアップしています」。
 

 自宅庭にイチゴを作り、野菜作りにも取り組む。「今、イチゴは1年中食べられます。イチゴは初夏の味。野菜も旬があります。この津南の自然を体で体験してほしいです。グミや山栗採りにも行きますよ」。
(2009.04.10)

内山茂夫さん 53歳 大島商工会
 朝5時前、登ってきた太陽が、広大な沖ノ原の耕地に、いっぱいの陽光をそそぐ。「あの時期の朝は、気持ちがいいですね。農作業するにも気分か違います。あの爽快感が最高ですね」。仕事へ行くまでの1時間余りの「ちゃめ仕事」。10e余のアスパラ栽培を行い、5、6月の最盛期は、朝イチの仕事になっている。「以前は、親に言われるままにしてきましたが、40後半から50になってから、この百姓が好きになりました。特に朝の仕事がいいですね」。
 

 転勤族だ。昨年春の移動で、十日町市の水沢商工会から上越市大島区の大島商工会へ。経営支援室長の肩書きだが、事実上の事務局長。大学卒業後、新卒で商工会に入り、振り出しは津南町商工会。現在の大島商工会が7つ目の勤務地。津南町は二度赴任している。「自分が暮らす津南町を外から見ることができ、この町の良さや課題などが見えます。自律を貫き通してほしいです。農業や観光面など、優れている点が多々あり、この町の良さを実感しています」。自宅から片道約35`。毎日通勤している。「松之山の高館トンネルが開通し、だいぶ時間短縮になっています」。
 

 今春、長女が短大を卒業。東京での就職が決まり先日、旅立った。「できれば地元、と思いましたが、本人の希望では仕方ないです」。長男は東京で学生生活。「夫婦と両親だけになりました。これも仕方ないですね」。 もうすぐシーズンを迎えるアスパラ収穫。「美味しいですね。毎日食べてもあきないです。茹でてマヨネーズが一番かな。定年後、夫婦ふたりでアスパラ栽培でもやれたら、なんて思っています」。
(2009.04.04)


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