歩いて10分ほどの木造校舎・三里小学校に4年生まで通い、「5年から統合して、津南小にスクールバスで通いました。小さな学校でしたが、上級生や下級生が一緒になって遊び、楽しかったですね」。一番の思い出は、信濃川での遊び。「しなの荘の前の川でよく泳ぎました。今より水量が多く、ゆったり流れていました。魚釣りも楽しみで、コイやハヨ、フナなんかを釣りました。川が遊び場でした」。三里小校舎の一部は現在、企業が活用し、外観はいまも当時の面影を残している。
高卒後、東京で働くが、体調を崩し、4年後に津南に帰ってきた。現在、栄村のきのこ工場で働く。「国道が良くなり、20分くらいで行きます。大倉スノーシェードのような難所がありませんから」。同地域の住民の願いは、一日も早い大倉トンネルの開通だ。今年の秋、トンネル貫通する。開通が待ち遠しい。
中学時代、部活は野球に取り組んだ。「あの頃は巨人ファンでしたが、社会人になってからは阪神です。特に星野さんが監督になってから、大好きになりました。このもも優勝してくれればいいので須賀…。いつも、これからなんですよね」。
北京オリンピックが開幕。「星野ジャパンに期待します。星野さんはきっとやってくれるでしょう。金メダルを取りますよ」。当面、オリンピック観戦の日々が続きそうだ。
同世代のUターンが増えているようだ。だが、なかなか横のつながりが薄いようだ。「小学、中学の同級会がありません。一応、幹事を決めているのですが、開いたことがありません。時には顔を会わせたいですね」。野球も時間を見つけてやってみたいという。