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2008年07月のねっとわーく

過去のネットワーク
村山祐樹さん 27歳  みさと苑理学療法士 
 土曜以外、夜はすべてバレーボール練習日。日・月は十日町クラブ、火曜は先月発足した「蒼平峡(あおだらきょう)クラブ」、水曜は苗場クラブ、木曜は地元宮野原成人バレー、金曜は地元ママさんバレー。ただ、仕事の関係で毎日出られるわけではない。高校時代に出会ったバレー。「好きですね。4年ぶりに津南に帰ったら、体協バレーがなくなっていたので、かつての好きな仲間たちに呼びかけ作りました」。来年の青年大会出場をめざす。地元上郷などメンバー町内外15人。身長186aでチームを引っ張る。
 

 みさと苑など福祉施設を運営する苗場福祉会が4年前に創設した「奨学金制度」を活用し、同施設を一度退職し、山形の医療技術専門学校へ。4年間、アパート暮らしでバイトしながら、理学療法士をめざした。今春卒業。4月からみさと苑に復職。「国家試験の結果は4月下旬にあり、試験はうまくいったのですが、結果が出るまで、緊張感がありました」。
 

 共働きの両親。「おじいちゃん子だったですね。亡くなる時、自分にもっと何かできたんじゃないかと思い、それが理学療法士をめざす契機になりました」。毎日、おじいちゃん世代の人たちと接する。「私のモットーは、あきらめないリハビリが信念です。可能性がある限り、行動する、これは生きることにも通じます。何か生きがいを見つけていただきたい、自分がその手助けになれればと思っています」。
 

 高齢といえば、留守番担当の「ラン」は12歳。「母が可愛がるので、昼時や夕方、玄関戸を自分で開けて、近くの職場まで迎えに行くんですよ」。バレーの「蒼平峡」は、宮野原手前の坂の名前。「一緒にバレーやりませんか。いい汗が気持ちいいですよ」。
(2008.07.25)

桜沢圭子さん 50歳 みさと苑看護師
 忙しい日々。「この子たちがいるだけで、癒されますね」。空き家に産み落とされた兄妹の子猫を引き取り3年目。「猫はいい相手ですよ。もう子どもたちが大きくなって、話題が少なくなっている家族には最適ですね。でも、『収穫』を見せに持ってくるのは、今もちょっと待って、という感じですね」。ネズミが枕元にあったことも度々。「よしよしと、誉めてやります」。
 

 大学院生の長男と大学生の次男。来春卒業。「やっと、という感じです。ちょっと楽になるかもしれませんね」。三男は高校生。「この子がまた、家事能力が優れているんですよ。夜、自分で料理を作ったりして、これがまた結構、美味しいんです」。
 

 20年前。母の急死で、家族で津南に帰ってきた。長男、次男は東京生まれ。「私は仕事関係もあり、ちょっと迷ったんですが、夫が決断し、決めました」。国定忠二の故郷近く群馬出身の夫・由之さん。ちょうど津南に新しい職場が誕生する時で、今もそこで働く。看護師への道は、中学で思い、高校で進路決定。県立看護学校卒後、「このまま新潟だけでは…」と考え東京の病院へ。夫との出会いの職場でもある。54歳で他界した母。町立津南病院などをへて現在の職場に。
 

 高齢化で深刻化する『認知症』。「理解をもっと広める必要性を感じています。まだまだ自分自身、勉強が必要です。その人の生活を大事にすることなど、いろいろな課題があります。どうぞ、お気軽に相談してください」。先月、十日町高の同級会を湯沢で開いた。担任の堀田正先生の定年祝いも兼ねた。リフレッシュは読書やタペストリーなどの裁縫、特には絵を描き、庭での花壇作りも。「今からなんでもやっておかないと、ですね」。
(2008.07.18)

粉川英明さん 37歳 保健堂宮野原店
 夏山シーズン。「できれば月1回は行きたいんですが…」。実は、今月もわが家の『山行許可局』に申請している。小学3年の長女、1年の次女、1歳半の三女。同じ薬剤師の悦子さんの登山許可審査は、家族が増えると共に、厳しさを増している。「昨年は1回でした。ようやく許可がおり、以前から行きたかった荒沢岳に行きました。当然日帰りです」。できれば7月から11月まで、「月1回は行かせてくれ」と毎月直訴しているが、現実は…。
 

 大学時代から山へ行き、結婚後はふたりで行ったことも度々。悦子さんも、山の良さと危険性を知っている。「ひとりで行く場合が多いので、許可が下りる回数も減ってきています。当然、日帰りですよ」。学友だったふたり。ところが条件があった。「付き合う前に、巨人ファンでないことを確認しました」。父親の影響で「もの心ついた時には、タイガーズでした」。学生時代の自分。「狂信的でさえありましたね。価値観の一つの基準にしていたような所さえありました」。最近の首位独走。「嬉しいですが、あの頃の一喜一憂時代が懐かしくさえあります」。『津南タイガーズの会』代表を務める父親。「このまま行ってくれるでしょう」。祝勝会が楽しみ。
 

 ひな祭りの倍数、6月6日に「三女の会」結成。初懇親会を地元で開いた。上郷地区の三姉妹を持つ6家族が集った。総勢30人、うち男は6人だけ。「飲み会なんですが、我々ダンナ以外はすべて女。すごい世界ですよ。きっとだんだんスミに追いやられるんでしょうか…」。娘たちがもう少し大きくなったら「山デビューをさせてやりたいですね」。今月の山行、許可待ちの日々が続いている。
(2008.07.12)

河田サキ子さん 54歳 津南町十二ノ木
 あの感覚が、たまらないという。「マイ草刈機まで買ってもらいました。ヒモの草刈機ですが、草だらけの所が、きれいになるのは最高ですね」。早朝、朝露があるうちに作業に入る。「草がボウボウの所を見ると、刈りに行ってやりたいくらいです。この気持ち良さは、何なのでしょう。リフレッシュできますね」。
 

 一枚の紙を折り込み、作品に仕上げる折り紙。教室に通い、皆で組み合わせ大作を作り上げる。「知り合いに誘われ、陶芸も始めています。作ったいびつな器でご飯を食べています。今度、十日町に陶芸センターができますよね。その火入れに作品を出さないかと誘われています」。
 

 毎夏、津南まつりを盛り上げる「よさこい津南」のメンバーでもある。「祭りが近づき週4日は練習しています。踊り終わった時、フーッと夏の風が吹きます。あの感覚が最高です」。この夏の風。学生時代から取り組む登山から感じている。白山、立山、木曽駒ヶ岳など3千b級に何度もチャレンジ。山頂であの風を体感。心地よい汗、夏の風が忘れられず今月中旬、鳥海山に友だちと2泊行で登る。
 

 動と静の世界を併せ持ち、心身をリフレッシュしている。5年前から取り組むバラ栽培。見事に咲いた感激に浸っている。「親木を守るため、咲いたバラを切り取るんです。そうすると翌年、さらにきれいな花をつけてくれます」。お気に入りは『バイオレット・レイン』『クイーン・ホワイト2』など。毎年1本ずつ植栽。「ローズガーデンを作りたいですね」。ところで関心は、「阪神、今年は優勝するでしょうか」。娘2人が暮らす大阪での祝勝会を楽しみにしている。
(2008.07.04)


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