子どもが好きで、高校3年の進路選択で「幼稚園教諭」をめざす方向で進学先を決めた。教育学部は多くの大学にあるが、幼児教育がある青森・弘前大に進む。「最初、言葉が分からなかったですね。でも、あの4年間はとても有意義でした。違った土地で暮らすことで、ここ津南の良さを再認識することができました」。本州最北の地。「雪はそれほど降りませんが、風が強く、地吹雪ですね」。
幼稚園教諭の実習は、3、4年の時、地元弘前市内の幼稚園で行った。「小さな子を世話する、面倒を見ることが好きでしたから、楽しい実習になりました」。だが、その道には進まず、新卒で津南町職員へ。町職員「2年生」の今年。今春から福祉保険課の窓口担当として、相談や手続きなど、関係する窓口業務に取り組む。
小学時代、サッカースポーツ少年団に入り、サッカーの面白さを体感。部活がない中学は卓球部。十日町高で再びサッカー部へ。2年の新人戦で中越地区優勝したこともある。大学でもサッカー部に入り4年間取り組む。いま新潟県リーグ(4部制)に所属の十日町クラブに入るほか、津南ではフットサルチーム・MKD(ミラクル河岸段丘)のメンバーでもある。世話になった町スポーツ少年団のサッカー指導員も行う。
3人兄弟の3男。「必然的に私が残りました。津南町が取り組む自律推進検討委員会。希望で「少子化チーム」に入り、課題に取り組んでいる。「住民の皆さんの意見を受け入れ、一緒に考え、何か取り組めるようにしたいです」。幼稚園教諭をめざした勉強を、業務の中で生かせたらと考えている。