今春、長男は高校卒業、次女も中学卒業。両卒業式に、きもので出席した。自分で仕立てたきもの。20歳代から和裁に取り組んでいる。時代や景気の移り変わりが仕事量に影響し、その時々の社会を反映する。「きものは好きですが、なかなか着る機会がありません。卒業式では、友だちと相談して着ました。でも、入学式は少なかったですね」。かつて多かった留袖などフォーマルは少なくなっている。
「趣味を聞かれると思って考えてましたが、ないですね。結構、こうゆう人は多いのではないでしょうか」。そこで、「こんな集まりがあったら、良いと思いますねー」。春夏秋冬の年4回、集まった人の中で、誰かが『あそこに行こう』や『あれしたい』など、自分がやりたいことを提案。そこに集まった人たちが『よし、やろう』と、その人のプランに乗り、皆で行く。「こんな集まりがあれば、面白いと思います。どうですか一緒に」。
旅行会社に勤める長女のおかげで、ツアー参加が時々ある。「娘がいろいろ旅先でのことを話すと、自分たちも行きたくなるんですよね」。長女、長男が家を離れ、独り暮らしをしている。先日、秋田で大学生活を送る長男が帰省した。「高校の頃は、そっけなかったんですよ。それがこの間、ちょっと違うんです。何か聞いても、ちゃんと答えてくれるし、少しは何か変わったんでしょうか」。
最近、『我ながら情けない』ことがちょっと気になっている。「先日、ガソリンを入れ、カードを出したら、スタンドの若い人が困った顔をしていました。なんとそれは免許証でした。こうゆうこと、よくあるんです」。落語の古典が好き。落ちを時々、地でいっている。