一升瓶を抱えて酔いつぶれている戌(いぬ)や酉(とり)など、干支をモチーフに、微細までこだわった雪像。毎冬3月の津南雪まつり雪の彫刻コンテストで、鹿渡・島地区グループは8年連続で金賞を獲得している。「干支がひと回りする12年間は、作ろうと話しています」。20代から50代の地元の若衆(わけしょ)20人余が、2週間余りかけて取り組む。「地元の人たちが差し入れや出来栄えを評価してくれるので、それが張り合いになっています。それに、雪像を肴に、地域の人たちが集まって一献やれる場にもなり、それが一番の良さかもしれません」。
そのグループは「金乃虎の会」。9年前の寅年に雪像作りを始めたためのネーミング。「一升瓶と干支、これが毎年共通しています。一升瓶は外せませんね」。構想を練り、それを粘土で具体的な形、ミニチュアモデルにするのを担当。「雪像作りで大事なのは、皆が共通のイメージを抱くことです」。鹿渡地区の雪像作りは、地域コミュニティーの場になっている。雪像わきに「かまくら居酒屋」を作り、地域の人たちをもてなす。ここはメンバーの女性陣の出番。「皆が集まれる場、最近少なくなっています。それだけにこうした場は大切」。
184aの長身、「メタボリックがちょっと心配…」。存在感たっぷり、同時に頼もしさも。バレーボールでは21歳で青年大会全国出場、クラブチーム「津南舞クラブ」でも全国出場。今年の40歳以上マスターズ大会で北信越大会出場だったが「メンバーが集まらず、今回は辞退しました」。中学女子のコーチスタッフの一員。「自分の健康管理にもなるんですが、最近、なかなかできません」。東京電力系列会社・東京電設サービスの発電課長。湯沢を含む8基の発電所の管理を担当する多忙の日々。「ちょっと運動不足です」。