昨年4月、十日町署赤沢駐在に赴任。「雪がいっぱい降るとは聞いていましたが、とんでもなかったです。地元の方々は、あの雪に負けない精神力を持っていますね。こちらに来て、良い勉強をさせてもらっています」。さっそく「18年度豪雪」が歓迎した。赤沢駐在の建物は、年代を感じさせる家で、雪国仕様の高床式ではなく、今冬の大雪では玄関先、家の周りなど、すぐに屋根に届き、すっぽり家が雪に覆われてしまった。「スコップ一本で、とにかく除雪しました。体力づくりにはなりましたが、本署から手伝いに来てもらった時は、助かりました」。低い屋根、近所からは『早く、建替えてもらっしゃい』など同情の声が寄せられた。
新潟市出身。山形大では工学部で専門分野を研究していた。大学の合気道部で静岡出身の未知瑠さんと知り合い、卒業後に結婚。「結婚式を上げていなかったので、昨年、ベルナティオで行いました。あのロケーション、友だちなど出席者が喜んでくれました」。合気道は潤さん2段、未知瑠さん初段。「子どもからお年寄り、男女関係なくできます。呼吸法など身体的なトレーニングになります」。要望があれば、指導もできるという。
津南に来て始めたのが渓流釣り。知人から手ほどきを受け、6月に清津川でデビュー。初釣果は20a余の岩魚。「朝4時に起きるのが、苦にならないですね。限られた時間しかできませんが、細く長く続けたいです」。未知瑠さんは野菜作りに熱中。駐在わきの小さな畑でトウモロコシ、ナス、キュウリなどに挑戦。「近所の皆さんから、美味しい野菜をいただき、ありがたいです」。職務から一言。「大切な自分の命です。飲酒運転はやめてください」。