4月に開校した県立津南中等教育学校。「説明会や友だちなどからのいろいろな情報を聞くうちに、自分の中で意識が高まっていったようです。本人が『行きたい』という思いが強くなり、決めました。私たち親は、それを見守っていましたが、これで良かったと思っています」。毎朝、歩いて通っている。
新設校は、すべてが初めて。「小学校の頃は、PTA関係は家内にまかせっきりでしたが、一度飛び込んでみると、その大切さというのか、人との付き合いの面白さが分かります。先ず飛び込んで見ることですね」。津南中等校では広報委員長、津南・中里・栄村地区の地区委員に手を上げた。「自分に何ができるかわかりませんが、役に立てたらと思っています。いろいろな方と知り合い、話す、それがいいですね」。
長男は国際情報高2年。同校のPTA活動の出席率の高さは有名。「先日、PTA県外研修があり、東北へ一泊研修に行ってきました。大学や山形の高校など、教授や先生との懇談などもあり、ここでもいろいろな交流ができました」。出会いと交流が、次へのエネルギーになっている。
出身は中里・通り山。15歳で親元を離れ、学生生活を送り、東京電力へ。縁あって割野本田の住人に。「もう18年です。生まれ育った所より長くなりました。でも、なかなか屋号が覚えられませんね」。仕事、子どもたちのPTA活動など、「ゴルフに行っている時間もありません。でも、子どもに関わっているのが、今の趣味でしょうか」。
津南中等校への道。「親がやりたいんじゃなくて、子が行きたいという思いが第一」と経験者の言葉。週末、長男が帰ってきて、家族4人の団らんの時間だ。