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2006年05月のねっとわーく

過去のネットワーク
福原 茂和さん 41歳 大海組  外丸本村
 今冬の記録的な大雪。全国ニュースに津南町、栄村の豪雪もようが連日流れた。実は、さらに大雪だったのが松之山。旧役場・松之山支所では442aを記録した。この松之山の除雪隊として連日、市道、県道、国道の道路除雪に出動した。この除雪オペレーター助手として、生活道路の確保に努めた。「いっぱい降った時は、事務所に泊まった。15日くらい泊まったかな」。大雪の時は、早朝、というより深夜3時頃、出動電話が入ることも。「事務所に向かう途中、ラッセル状態の所が何度もあり、バック、前進、バック、前進で、ようやくたどり着いたこともある」。
 保育園年長の長男、年少の長女、2人で元気に外丸保育園に毎日通っている。「子どもが少なくなっている。俺たちの頃の外丸小学校は百人を越えていた。今は60人を割っている。長男の同級生は9人、ちょっと少ない」。少子化を心配する。一方で親としての心配もある。家のすぐ前が県道。「自転車に思い切って乗れる広場、安心して遊べる広場がほしいね」。
 結婚14年目。美雪さんが、ちょっと気になることがある。『面倒くさいんでしょうね。風呂が余り好きではないようです』。子どもと一緒に風呂に入るが、「どうも、カラスの行水かな。だから、温泉に行っても、もったいないんですよ」。
 福原家の家族旅行は、なかなかスリルがある。「宿も決めず、行き当たりばったりで、行く時もある。その場所に行って、観光案内センターに飛び込み、宿を紹介してもらう。結構、取れるもんですよ」。7年前に新築したマイホーム。大きな窓、「冬でも暖かい」。15年余りになるゴルフ。「仲間と回り、リフレッシュになる」。
(2006.05.26)

江村泰子さん 40歳 上郷小教諭 津南町巻下
 先月21日、四十路に入った。「シニア大会に出場できるようになり、秋の大会が楽しみです」。長女と一緒に始めたユニホッケー、4年目を迎えている。来月17日には、中里体育館で新潟県大会が開かれる。「チームの目標は全国大会出場です」。中学、高校と卓球に取り組み、チーム競技はユニホッケーが初めて。「初めての試合で、私のパスがシュートにつながりました。その時の感激が忘れられません。チームプレーの楽しさを実感しました」。キャリアを積むにつれ、「面白さと同時に、難しさ、奥深さを実感しています」。
 中学3年の時の恩師。「おおらかで、大きな器の先生でした。高校受験の時、『自分の好きな学校を選べ、落ちたら俺が責任を持つ。俺がついているから』と、とても安心感を抱かせる先生でした」。大いなる刺激を受け、教職への道を決意した。大学卒業後、幼稚園教諭、福祉施設職員などを経験し、26歳で教諭採用。初任地は見附・今町小学校。その年に結婚。3年間の初任地、妻となり、母となりながらも単身赴任。「家族の協力があり、続けられた3年間でした。本当に感謝しています」。その時生まれた長女は小学6年、二女は4年、長男は保育園年長。7人家族、賑やかな日々を送っている。
 わが子と同世代の3年生15人の担任。「小学校の頃は、タネまきの時期ではないでしょうか。いま芽が出なくても、中学、高校で芽が出るでしょう。いろいろなことにチャレンジし、体験してほしいですね」。
 書は11年のキャリア。五段位を持つ。号は「萌丘」。娘2人と町公民館の教室に通う。ユニホッケーと書、『動と靜』の世界。「私にとって、とてもリフレッシュになります」。
(2006.05.20)

相澤きよえ さん 52歳 外丸小学校  十日町市松之山
松之山・松里小時代の教え子同士が結婚、その子も教えた。「2世代が教え子は、初めてでした」。1年間だけの担任だった男子が36歳になり、妻や子を連れて会いに来た。「あの頃を忘れずに訪ねてくれました。嬉しいですね。まさに教師冥利につきる、ですね」。昨年、教え子たちが20歳を記念し、集いを開き、招かれた。「4年後にまた逢いましょうと、再開を約束しました。この仕事、出会い、人と人とのつながりの連続です」。
 上越市の直江津生まれ。中学2年時の担任「高宮正喜先生」との出会いが、教職への道を決めた。英語教諭だった高宮先生。「とにかく一生懸命。先生の熱が私たちに伝わってきました。その熱で『私も、なりたい』と強く思いました」。直江津高から新潟大。3、4年の新潟本校時代、語り合った仲間たちとの時間が、今の自分を創ったという。「人として、どう生きるべきかなど、語り合いましたね。中原中也の詩をテーマに、意見を言い合ったりしました。仲間とのあの時間は、その後の私の基本部分と思っています。仲間との出会い、とても濃い時間でした」。
 長男、長女は独立。夫とラブラドールの「3人暮らし」。夫が通ったタイのラフ村から「ラフ」と命名。「いっぱい話しをします。本当によく聞き、今ではきっと、私の話し言葉のほとんどが分かると思います。話せば話すほど、信頼関係が強くなります。これは、人間関係も同じなんでしょうね。私自身、教えられることが多いです」。
 外丸小5年目。今年は1年の担任。「1年生はとても感覚的です。何事にも一生懸命、心が洗われる思いです。ここの自然、地域の皆さん、嬉しい出会いです」。教職という仕事、「本当にいい仕事である、と実感でしています」。
(2006.05.02)


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