記録的な大雪だった今冬。その名残りが、保育園の屋根と同じくらいの高さの雪の山。ここが絶好の遊び場になっている。「このスロープでの尻すべり、子どもたちに大人気です。上に登り、『いいながめだね』なんて言いながら、毎日楽しんでいます」。遠くに真っ白に雪化粧した越後三山、八海山などが見える。
4歳児17人、たんぽぽ組を受け持つ。「みんな元気です。子どもたちの笑顔や元気な声に囲まれているとエネルギーをもらっている感じです」。町内保育園の4歳、5歳児サークルに入る。
月例会を開いている。「私にとって、とても勉強になるサークルです」。昨年4月、保育士として初めて担任。「早いですね。この1年、子どもたちは大きく成長しました。本当に毎日が違います。それだけに一日一日を大切にしなくてはと思います」。
小学校の頃からの夢だった「保母さん」。その夢を実現。小学6年の頃、親戚から譲り受けた猫「トム」も、喜んでくれた。「小さい頃は、私の後を追いかけてきましたが、今は食事の世話をしてくれる母にくっついています。眠るときも一緒です」。ブルーの目、耳と尻尾に黒のアクセントがあり、ちょっとおしゃれな装い。もう10歳になった。「私より大人ですね」。
先日の出来事。家に帰る準備をしていた女の子が、「せんせい、いつもがんばっているから、これあげる」と、アルミ箔で作ったメダルをくれた。表には歩美さんの似顔絵。「嬉しかったですね。またひとつ宝物が増えました」。そのメダル、家の自分の部屋に飾ってある。「子どもたちの見本になるよう、言葉づかいや行動が大切と、いつも思っています」。『あゆみせんせい』と子どもたちは呼ぶ。