真っ白いカサブランカ、幸せ感を抱くイエローウインなど、ユリ切花栽培に取り組む。10年前、父・正輝さんが始めた。津南町ユリ切花組合青年部のメンバー。研修視察や勉強会などを積む。東京市場で津南産ユリが、どう評価されているか、目で確認し、市場の意見を聞き、品質第一を実感している。「難しいですね。でも、やりがいがあります」。4月から10月まで約4万本を栽培、出荷する。最盛期には18棟のハウスを管理する。鉄骨ハウスは、今は雪の下。「この大雪ですが、アーチ型の鉄骨ですから、大丈夫のようです」。
夏はユリ栽培、冬はマウンテンパーク津南スキー場で働く。7年間余りスキースクールのインストラクターを務めたが、今はスキー場パトロール隊のメンバー。「4人でスキー場全体を見回っています」。準指導員の資格を持っていたが、更新しなかったため、今はない。休日には時々、野沢温泉などへ行き、スキーを楽しむ。休日が合わないため、3年前に結婚した亜由美さんとも、行く機会は少ない。
自宅の前を全国名水100 選の竜ヶ窪が流れる。記録的な今冬の大雪。流れる名水が雪を消してくれる。昨年掘った井戸が、この冬、大いに役立っている。「この大雪で、スキー場も大変です。リフト管理など、除雪が大変です」。
5歳になる「リリー」。マ ルチーズとポメラニアンのミックス。来客があると歓迎し、去ろうとすると、引き止める。「いつも、こうなんです。でも、いるだけで話題になります」。新たしい年。「二輪大型免許に挑戦し、春には取りたいです」。亜由美さんとのツーリングも考えている。「心配なのは、春先の雪消え時期です。遅くなると困るんです」