お問い合わせへジャンプ!
広告掲載のご案内へジャンプ!
購読のご案内へジャンプ!
トップページへジャンプ! 今週の津南新聞へジャンプ! テーマ別掲示板へジャンプ! なんでも掲示板へジャンプ! 妻有に生きるへジャンプ! ねっとわーくへジャンプ! リンク集へジャンプ!
home > 今週のねっとわーく

2005年04月のねっとわーく

過去のネットワーク
山田 初江さん 50歳  山田木工所
あの田中角栄氏に、車の窓越しで会っている。27年前、川西町から津南に嫁ぐ。2年後、1歳になった長女をおんぶし、夫の両親と共に集落わきの県道カーブで立っていた。何台もの黒塗りの車が通り、一台が山田さんたちの前で止まった。「角栄さんが津南に来ると
聞いていましたので、3人で道路に立っていました。まさか止まってくれるとは思ってもいませんでした」。車の窓が開き、角さんは、いつものポーズで、「よっ」 
と手を上げた。忘れられない思い出の一つ。
社会人に成長した長女が2年前、夫婦の結婚25周年にプレゼントを贈った。「九州旅行です。5百円硬貨を貯めていたようで、それを全部プレゼントしてくれ、14万円もありました。嬉しかったですね」。十日町のPCソフト会社勤務の長女。十日町市民吹奏楽団に所属し、6月に定期演奏会がある。「楽しみにしています。お父さんはあまり関心がないみたいですが…」。夫・廣正さんは、家族に大きなプレゼントを造っている。マイホーム。
プロが造る我が家。「仕事の合間に造るので、いつできるのでしょう。でも、楽しみですね」。引越しは6月頃になる見込み。
 長男が今春、大学進学。次女は県外で社会人。長女は十日町でアパート暮らし。「いずれはと思っていましたが、いざ、子どもが誰も家にいなくなると、本当にさみしいものです。長男に電話しても、『何か用?』とそっけなく、『元気でやってる?』だけで会話が終わりです」。 
でも、自分の時間が増えた。「お父さんから桐材の切れ端をもらい、子どもの彫刻刀で、このきれいな木目を使った置き台などを作っています。お母さんとアスパラ、枝豆栽培にも取り組み、楽しくやろうと思っています」。一度、小沢征爾のコンサートに行きたいと思っている。
(2005.04.28)

山村 るり子さん 53歳 よらねえかい事務局  津南町越渡
『よらねぇかい』は、津南方言で「ちょっと、寄っていきませんか」というニュアンス。国道117号沿いの町内卯ノ木に、昨年夏、店開きした農産物直売市「よらねぇかい」。今月29日、メンバー24人で店の組み立てを行う。「雪消えが遅れ、野菜など間に合わない物
もありますが、連休3日間、開く予定です」。人出が予想される3、4、5日、よらねぇかい市を開く。本格オープンは21日から。月曜を除き、毎日店開き。事務  
局を務め、パソコンで管理している。よらねぇかい代表は、夫の隆夫さん。
2年前、東京から移り住んだ。東京都立病院の薬剤師を退職。1年先に津南に来ていた隆夫さん。10年前、無印良品津南キャンプ場へ家族キャンプ に来た。「野沢温泉にはスキーで来ていましたが、津南は知りませんでした。キャンプ場で津南の方と知り合い、人のつながりが広がり、ここに暮らすことになりました」。22歳の長男は、東京・練馬区
の家で一人暮らし。「時々、友だちを連れて遊びに来ますよ」。
津南原高原の家の周りは、まだ一面の雪原。津南暮らしの家族の一員となった黒ラブのジョディー、散歩は雪原散策。「この自然と環境は、なくしてはならないものです。お米の美味しさ、水のうまさを実感しています」。生まれは青森市。小学1年の時、父の仕事関係で東京へ。青森では、あの版画家、棟方志功を見ている。「ねぶた祭りで、よく見かけました」。
 「よらねぇかい」。直売のほか、ネット友だちへの直送、隆夫さんの妹夫婦が東京・目黒で営む米屋さんでの直売など、今シーズンは広がりを見せている。「津南の野菜は評判がいいです。ネットの友だちなど、追加注文がよく来ます。この環境が大切だと思います」。
(2005.04.22)

山田 賢司さん 35歳 無印良品津南キャンプ場
先週、国道117号からキャンプ場への町道の除雪が行われ、ようやく道路が開通。だが、「キャンプ場はまだ3b近い積雪。道路は雪の回廊です」。道路両側の雪が崩れそうなため、通行止め状態。19年ぶりの大雪は、同キャンプ場にも影響し、今シーズンのオープン
は今月28日の予定。「開業11年目ですが、こんなに遅いオープンは初めてです」。
ただ、この時期ならではの「自然のプレゼント」がある。青空に残雪の白が映  
え、その雪原から伸びるブナや白樺、ナラなどの新緑。見事なコントラスト。「本当にきれいですね。この時期、野鳥のさえずりやアカゲラのドラミングなど、すぐそこで聞かれます。最高ですね」。津南キャンプ場の自然の魅力を求め、5月から11月まで多くが訪れる。メンバー制で発行IDカードは6万人を上回っている。南乗鞍(岐阜・高山市)、嬬恋(群馬・嬬恋村)の無印良品キャンプ場との連携が魅力アップになっている。
 開業11年目。オープン当初からのスタッフ。3年前から同キャンプ場支配人。平均年齢29歳の若いスタッフ。夏休みシーズンはスタッフ15人体制に。5歳、3歳、7ヶ月の我が子たちとのスキンシップは、シーズン中はなかなかできない。「家族の理解あればこそです。感謝しています。やはり、家族でキャンプをしたいですね」。
 津南キャンプ場の魅力の一つは、多彩なアウトドア教室。そば打ち、草木染など地元講師の教室が人気。「津南の人たちが持っている技、地元の素材を活用し、訪れた人たちに津南の良さをもっと知ってほしいですね」。今シーズン、初めて「キッズサマーキャンプ」を7、8月開く。「子どもたちから、ここの自然を満喫してもらいます」。津南キャンプ場の魅力アップにつなげたい方針だ。
(2005.04.15)

山岸 博之さん 35歳 森宮交通社長
大学時代の4年間、箱根を走った。十日町高でも2年の時、都大路を走る。先輩がいた関係で東京農大へ。4年間レギュラー出場。卒業後、自衛隊体育学校に入り、マラソンをめざす。「毎日、50〜60`走りました」。初の福岡マラソンでは、あの小林雅幸選手を上
回る新潟県選手トップを記録。東京国際マラソン、東京ー青森駅伝、県縦断駅伝、長野マラソンなど多くの大会に出場。「最近は、走っていません」。創業35年を迎  
える森宮交通(森宮観光)の二代目として多忙の日々だ。
 2年前の12月、創業者で父である同社長・吉信さんが突然の死去。その後を継ぎ33歳で社長に。「なにも分からない状態でした。この1年は、とにかく顔を覚えていただけるようにしました」。案内や誘いがあった会合や研修会、懇親会など、すべてに出席。「社長(父)の広い人づきあいを、改めて知りました。皆さんの支援のおかげです。感謝して
います」。
 津南に帰り8年目。父と相談して始めた「ゆうあいツアー」。日帰り旅行など様々な企画を提供。「気軽に、楽しく、仲間づくり」が、年々人気を呼んでいる。参加者は、「ちょっとそこまで」という気軽さとリラックスできる雰囲気が好評。参加者へのアフターケアもしっかり行い、数十回参加している常連も多数。「若い頃、立山縦走をした70代のご夫婦は、足が弱くなり、外出が少なくなっていましたが、ゆうあいツアーで乗鞍へ行き、すっかり自信をつけて元気になり、いつもご利用いただいています。旅行が健康づくりになっています」。
 町内大割野の国道117号沿いに、近く営業所を開設する。「どなたでも気軽に寄っていただき、お茶を飲みながら、情報交換していただけたらと思います。ぜひ、どうぞ」。
(2005.04.08)

丸山 清隆さん  51歳  北越銀行津南支店長
2年前、76歳で亡くなった父とは、毎年一緒に山菜取りに行った。十日町支店勤務時代に知り合った地元の友人が案内してくれた。「親父はこれほどの山菜、特にたくさんのウドは初めてだったようで、その笑顔が今も忘れられない」。亡くなる年の春も、一緒に山へ行き、
採ったウドに持参の味噌をつけ、ビールで乾杯した。「親孝行はなにもできなかったが、親父との山菜取りは、一番の思い出です」。
昨春、津南支店に赴任。実は入行2年目の昭和53年、先輩に誘われ、津南へスキーに来た。そのマウンテンパーク津南スキー場に先月、スキーに行った。リフトの従業員の人と意気投合。「河岸段丘からの眺めが素晴らしく、いろいろ教えていただいた。実は、山菜がある場所も教えてもらい、雪消えが今から楽しみです。津南の人たちは、本当に人間味あふれる人が多いですね」。休日には、新潟市の自宅に帰らず、「津南散策」を楽し
むことも。苗場山には2回登り、地元の人と友だちになり、「雪笹」を教えてもらった。温泉巡りも日課。「裸の付き合いです。隣りに座った人がすぐに声をかけてくれる。人の温かさを感じます」。
 津南は宝物がいっぱいという。「すべて本物です。それはベスト1である必要はなく、すべてがトリプルAの格付けの地域資源です。それが津南のブランド力につながるはずです。本当に資源に恵まれた素晴らしい町です」。新潟経済同友会に2年出向し、初の全国セミナー開催を担当した。「人と人との出会い、つながり、これが私の財産です」。
(2005.04.01)


COPYRIGHT (C)2004 TSUNANSHINBUN-ONLINE. ALL RIGHTS RESERVED
!-->