小さい頃からの祖母との交流が、今の仕事につながっている。「お年寄り相手の仕事をするのが夢でした」。80歳になる祖母トモさんとは、「トモちん」、「ひろみ」と呼び合う仲良し。「両親が働いていましたから、おばあちゃん子でした。ですから、自然にお年寄りと話す
のが好きになりました」。十日町高卒後、専門学校で国家資格の介護福祉士の資格と取り現職へ。2年目になる。「大変なこともありますが、お年寄りと話すのが好
きですから、楽しいですね」。1ヶ月サイクルの勤務シフトで、早番、日勤、遅番、夜勤の勤務。仕事もプライベートも、いま充実しているという。
実は、双子である。「3分違いの姉です」。妹は今春、看護学校を卒業し、看護師として一線に出る。3日、その卒業式。両親、祖母と4人で、卒業式に出席し、妹の卒業を家族で祝った。「すぐには帰れませんが、できれば帰ってきて、一緒に働けたらいいですね」。
4歳上の姉は、すでに結婚し、十日町市内で暮らしている。3姉妹。「友達みたいに仲良しですよ」。
十日町から津南に通う毎日。「ここで働いてから、津南の友だちが増えました。いい人ばかりです」。仕事とプライベート、しっかり分けている。ショッピングや飲み会、「スイッチが切り替わります」。
十日町中学時代、夏は長距離と駅伝、冬はクロカンスキーに取り組んだ。「以前は、辛い思い出でしたが、今はやって良かったと思っています。ちょっとした時に、頑張ることができます。最近、遊びでまた滑ってみたい時があります」。
80歳の「トモちん」との会話を楽しんでいる。「元気ですよ。家のこともやってくれますから。一緒にいるだけで、楽しいですね」