毎週月曜と木曜、定期練習をしている。中里村総合体育館が会場。平均年齢は26歳と若い。サッカー(フットサル)チーム「FC・REAL・TSUNAN」(FC・レアル・つなん)。昨年のグリーンピアカップでは3位に入った。インドア(室内)サッカーのフットサルは、5対5の戦い。体育館ほどのスペースで、サッカーと同じようにゲームをする。人数が少なく、かなりハードな動きが求められる。「楽しくやろう、これがチームのモットーです。同世代のチームですから、楽しんでやっています」。
サッカーは十日町総合高時代に始め、県大会出場まで行った。卒業後の東京時代は、「する機会も、場所もなかったです」。2年前の4月、津南に帰り、「隣りのお兄ちゃん」など、幼なじみなど同世代で作るレアルつなんに入る。メンバー10人余りのうち6人が地元上段地域のメンバー。4月のグリーンピアカップに向けて、「楽しい練習」を積んでいる。
2年前の4月、母親の健康状態が良くなく、通信関係の会社を辞め、帰ってきた。半年余り母の看病をしたが、その年の8月、亡くなった。まだ56歳だった。「時々、父とも話しますが、これだけの家事を、よく切り盛りしてきたと思います。母の存在は大きかったです」。Uターンした翌年、現在のJA津南町に入り、燃料課でLPガスなどの宅配業務を行う。職場では一番若い。「毎日が勉強です。早く一人前になり、信頼される職員になれるように、頑張りたいです」。
中田英寿選手のファン。「フットサルは、幅広い年代ができます。津南でもっとサッカー交流が広がればいいですね。勝つことも大切ですが、やはり楽しくが一番です」。FC・REAL・TSUNANは、ユニホームが5着もある。「その時の気分で着ます。うちのキャプテンがデザインしたユニホームです」。