新緑の5月は、葉たばこの定植時期。「あの坂道を登っていくと、見えてくるんですよ。ブナの新緑は本当にきれい。天気の変化によって、いろいろな姿を見せてくれます。みどりが好きですね」。その「緑」を家の中にも。「あまり手をかけなくてもいいですから」と、緑の葉
が特徴的なサウベリアなど、小さな苗から育てた観葉植物が、室内の緑を演出している。
現在、2・1fの葉たばこ栽培に取り組み、夫・嘉孝さんは県たばこ生産組合長。来春、頼もしい「助っ人」が帰ってくる。長男・嘉彦さんは今、県農業大学2年。来春卒業。「毎週末、家に帰っているんです。でも、嬉しいですね」。
春3月から出荷の12月まで、葉たばこ営農は期間が長い。でも、「毎年6月には、婦人部の研修旅行があり、県内の人たちと顔見知りになり、楽しいですよ」。北海道や京都などに行ったことも。充電期間の冬2ヶ月は、「温泉です。友だちなどと近くの温泉に行きます」。リフレッシュタイムだ。今年8月、地元に「なじょもん」が開館。女性グループなど住民あげて盛り上げている。「なじょもんに温泉があればいいですね。『なじょもん温泉』、名前もいい感じですよね」。花を植えたり、手仕事の民芸品作りなど、様々な取組みが始まっている。今年の卯ノ木まつり、「からす踊りに参加しました。楽しかったですね。傘ボコも作り、冬は雪まつりも開きます。卯ノ木はおもしろい所ですよ」。
もう1人の家族、シベリアンハスキーのジョン。11歳。「番犬にはなりません。知らない人でも吠えませんから」。こつこつ取り組む「陶芸」にも関心がある。「少しずつ、何かに取り組みたいですね」。四国・高知に友だちがいる。「今度帰ったら、ゆっくり飲もうね」。
詳しくは10月22日号で。