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2014年07月の妻有に生きる


過去の妻有に生きる
大津貴夫さん 40歳 ボブファーム
 水稲約2・3f、路地ナス栽培の専業農家。丸ナス『梵天丸』が主力商品。「甘味、触感が良く、煮込んでも崩れない。ナス嫌いも食べられますよ」。味が気に入り、県外からも商品を取り寄せるお客も。「生産者として、食べておいしかった、また食べたいというのは一番のやりがいです」。

 30歳を過ぎ脱サラし故郷に戻る。「たまたま妻の実家で基盤整備事業があり、JAの米集配業務にも関わったんです。農家さんと話したら農業も面白いなって」。農園『ボブファーム』を立ち上げ農業の道に。名前の由来は「バンドをしていて、自己紹介の時冗談で『ボブです』と言ったらニックネームに定着しちゃったんですよ」。4月から県農業士会作物部会長、今季は農業委員初選出。「TPPなど課題は多いですが、まずは消費者のことを考え売れる物を作るのが大事だと思います」。

 ひとつの夢。「飛渡地区に温泉を掘りたいんですよね」。入浴はもちろん、排水を使ったハウス農業をし、そこで地域の高齢者などが働き、生きがいとなっていく。「飛渡地区は堀之内の高速道、新幹線の浦佐駅が近く、十日町の玄関口になれる場所。周りが活性化すれば自然と中心も元気になれると思っています」。様々な夢に向かって努力の日々。
(2014.07.25)


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