…ドドドン、ドドドンと響く勇壮な和太鼓の音。その響きと姿に感動した。「何度か栄村・榮太鼓の演奏を聞いたことがあり、ああ、いいなぁと思っていたんです。しびれると言った方がいいかもしれませんね。いつか自分でも演奏してみたいと」
…昨年7月、河岸段丘花火に伴う演奏で津南に何度か訪れているプロの和太鼓奏者・林幹氏と出会う機会があった。「林さんから『できるだけ協力するから、仲間を集めて取組んでみたら』と言われ、気持ちはもう『演奏状態』でした。友だちに声をかけ、一緒にやらないかと誘いまくりましたね」
…名称は仲間と考えた「つなん火焔太鼓」。登録メンバーは20人余りだが、実働となると半数ほどになり、常時メンバー募集中だ。
「今週末の25、26日に林さんが来町して指導してくれることになりました。興味のある方は遠慮せず、どんどん顔を出してほしいです。一緒に火焔太鼓をやって行きましょう」
…その練習のために、自分たちの手で簡易な和太鼓を作った。
「インターネットで調べたら和太鼓の作り方が出ていたんです。材料はビニール製の米袋、筒は大きな塩ビ管。紐で縛るのが難しかったですが、何とかできました。これでいつでも練習OKです」
…練習時間、演奏曲、衣装など課題はいっぱいある。
「みんなで作って行く太鼓集団。今のところ女性が多いので、わいわいやっていけば女性パワーで課題もクリアーできるはずです。楽しく、そしてかっこよくやっていきたいです」
…初披露は来春を予定している。「もう頭の中は舞台に立っている火焔太鼓の姿です。何とか実現したいです」