「赤ちゃんは本当にかわいいですね。出産関係の仕事にいると、その家族の幸せが見えてきます」 …助産師として上村病院やたかき医院で7年ほど勤め、出産・育児で5年ほど仕事から離れていたが、今春から再びたかき医院で新生児の沐浴を担当。「取りあげた子は千人近くになるのかな。今は赤ちゃんをお風呂に入れる仕事ですが、いずれはやはり分娩の介助をしたいですね」
…そうしたキャリアから、地域の「先輩助産師」からの依頼を通して栄村・母親学級の講師を頼まれた。「もう3年目でしょうか。年3回ほどの学級なんですが、初めて出産を迎える若い母親や2人目、3人目となる人など様々ですが、ストレスを貯めないこととかお腹を冷やさないようにすることが大切とか、いろいろ話を通して、安心して出産を迎えられるアドバイスをしています」
…産まれて間もない新生児の沐浴。「左手で子どもを支えてお風呂に入れ、ガーゼで体をなぜてあげるのですが、最初は緊張して腕がコリコリになりました。やはり慣れも必要ですね。少ない日は5人ほど、多い日は15人以上になります。言葉は悪いですが、時間との勝負の時もあります」
…今は子育て真っ最中。「子どもは保育園年中の長女と生後6ヵ月の長男の2人で、明るいというか、にぎやかです。長男は我が八重沢家にとって実に64年ぶりの男なんです」
…今春までディサービス看護師としてみさと苑で2年半ほど勤めた。「週2、3回ほど高齢者の血圧測定など健康診断を行いました。子どもから高齢者まで触れ合うことができたという感じです。これからも地域の健康づくりに関わっていきたいです」