…タッタッタッタとボールをつきながら体育館狭しとばかり走り回る。高さ3b5aのゴールにボールが吸い込まれた瞬間、喜びの声が出る。「何といってもシュートが決まった瞬間が最高。バスケの楽しさですね」…中学、高校とバスケに取り組んだ。メンバーの中には小学生のミニバスからの仲間も。「楽しみながら継続していくことが、私たちのチーム。初心者でも大歓迎なので関心のある女性はぜひ声をかけて下さい」
…町体協バスケの唯一の女性チーム・ビーンズ。メンバーは20代前半の6人。現在は町民バスケや津南カップなど、大会は地元中心。
「県大会につながる大会もあるけど、それはみんな、中学や高校でやってきたこと。仕事や家庭などのこともあるので、大会出場より、楽しんでバスケを続けて行きたいって思っているんです」
…練習は、体協男子と同じ毎週火、木曜の夜、町総合センターで。1時間半から2時間程度、シュート練習など行っている。「年代も同じバスケ好きの集まりなので、みんな気心知れた仲間になっています。ビーンズの初代メンバーで、30〜40代の人たちとも飲み会などで交流が続いているんですよ。『飲みするか』のひと言で決まりです」
…地元の中学や高校でバスケ女子チームがなくなっているのが現状で、新たな若いメンバーが入って来るのは難しい状況に。「私たちが『最後の砦』でしょうか。小学生のミニバスも女子は少ないそうで、町内では女子バスケの道が閉ざされた感じです。でも、周りからの仲間入りを期待して、できるだけチームを残して行きたいって思っています。一緒にどうですか」