…ソイヤサ、ソイヤサ。威勢のいい元気な女性の声が響く。ハッピ姿にねじり鉢巻と、いなせに決めた女性担ぎ手の大割野熊野三社まつり・女御輿。昭和60年に始まり、すっかり津南の人気イベントとして定着している。今年も27日午後2時半に渡御の予定だ。「楽しいですね。今年で5年目の参加ですが、年1回くらいは、こうした威勢のいいイベントに出てもいいかなと思っています」
…今月1日、長岡まつり女神輿が誕生。協力以来を受け、その指南役としてメンバー4人で参加して来た。「80人くらい集まったと聞いています。私たちは自前のハッピ姿で参加し、津南の女御輿をアピールしてきました。大割野まつりにも参加してくれるといいのですけどね。時間的には大割野まつりの半分の2時間ほどだったです。そう考えると、大割野のコースは本当に長いですよね」
…女御輿の役員では、担ぎ手を募集している。「最低でも50人はほしいところです。気兼ねなく、飛び込んで参加してほしいですね。年齢など問いません。いろんな人が集まってくれればと思います。私など、神輿についていくのがやっとなんですよ」…小学2年と保育園児の子ども2人も声援をおくる。「家族の力をもらって参加します。お盆休みには子どもを連れて石坂地区の中津川で川遊びを楽しんで来ました。いい場所なんですよね。今年はびっくりするほど人がいました。英気を養い、次は女神輿です」
…お盆を過ぎると祭り囃子の光景が脳裏に浮かぶ。足並みを揃え、ソイヤサの掛け声も。「大割野まつりの女御輿は津南の女御輿でもあると思います。どんどん盛んになってほしいですね」