…ユニホッケーが盛んな津南地域の中でも、上郷地区は幼児からシニアまで楽しむ「最前線」に位置している。今秋、全国大会に出場、3位入賞した上郷ユニレックスは、40代を中心にしたシニアチームだ。
「全国大会で3位に入り、『おらでもやれるんだ』という自信につながった。連続出場をめざしたい、という気持ちが高まっている」
…県大会は今月30日。その前に、チーム力を試すことになる町内大会が16日に行われる。
「人数も増えた関係で、『一生懸命やりたい』チームと、『楽しみたい』チームの2チームつくることにしたんだ。俺は体力などのこともあって楽しむ方だが、こうしたふたつのチームがあっていいと思う」
…県大会後、地区をあげた打ち上げが行われる。親子参加が基本で、総勢百人にもなる。
「幼児の親子からシニアまで参加するから、幅広い交流会になっている。これが地域の和にもつながっていると思う。会場のグリーンピアでは、チームごとにステージに上がり、ひとり一人が反省点や今後の目標など一言ずつ話すんだ。子どもたちにとっても、よい思い出になるようだ。他の町内チームから『お前たはいいなあ』とうらやましがられているよ」
…仕事は養豚を中心にした専業農家。母豚は50頭で総豚数は550頭。
「どの仕事も今は厳しい時代。ユニホッケーを楽しみながら、通常通りしっかりやっていくさ」
…全国出場でユニフォームも一新。チーム一丸で新たなステップを歩んでいる。
「いやあ、試合は本当に面白い。あの緊張感もいい。上郷から全国へが地域の合言葉になっている」